11月23日(水・祝)、折からの風雨の中。「ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年」と銘打たれたN響第1970回定期公演(11月Bプロ定期初日)を聴きにサントリーホールへ。













指揮第1969回定期に引き続いてレナード・スラットキン













前半最初は、ヴォーン・ウィリアムズ/「富める人とラザロ」の5つのヴァリアント

初めて聴いた作品でしたが、清冽でどこか郷愁を誘うような弦楽響き印象的でした。


続いてレイ・チェンソリストに迎えてのメンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲

レイ・チェンソロ豊かな音量艶やかさ魅力的ではあったけれど、ソリスト・アンコールパガニーニも含め、時に表情付け過剰なような気がしないでもありませんでした。

スラットキン&N響演奏は、2002年11月N響第1472回定期公演に於けるウォルフガング・サヴァリッシュ(ソリスト:レオニダス・カヴァコス)や2015年5月N響第1810回定期公演に於けるエド・デ・ワールト(ソリスト:ギル・シャハム) 、2017年11月ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管東京公演に於けるヘルベルト・ブロムシュテット(ソリスト:レオニダス・カヴァコス)同曲の演奏比肩する充実したものでしたが。

ところでレイ・チェン使用楽器、プログラムには「日本音楽財団から貸与された1714年製ストラディヴァリウス「ドルフィン」」と記してあったけれど、確か「ドルフィン」は以前諏訪内晶子使用していたのでは。


後半は、ヴォーン・ウィリアムズ/交響曲第5番

これも初めて聴いた曲でしたが、清澄な中にも時折不穏さ現れるのは、やはり第二次世界大戦影響だったのでしょうか。












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