古代日本の歴史を謎解き

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弥生時代の信仰 祈祷①

2021-04-29 16:10:49 | 歴史
前に時代に遡ります。
弥生時代です。始まりは定かではありません。
縄文時代は日本に住んでいた倭人が大陸との交流もすくなく
独自の文化を営んでいました。
大陸が魏蜀呉の三国に分かれて争っていると
多くの大陸人が日本列島へ移住してきます。
農耕や建築などが日本へ伝わり
大陸人が縄文人と一緒になり、混血も進んでいきます。
地理的な理由もあり弥生文化は九州から徐々に東へ広がっていきます。
これが弥生時代の始まりが定かでない理由です。
村を作り、倉を建てて食料の保存も出来る様になります。
土器も縄文時代の分厚い縄文式土器から
薄くて大量生産が可能な弥生式土器に変わります。
生活は豊かになり、身分の上下も出来ます。
それぞれに仕事が与えられます。
当然、争いも増えて、集落の周囲は環濠で囲まれて
武器を持った武人が守ります。
大陸の史記「魏志倭人伝」では2世紀ぐらいは
「倭国大乱」国同士が争う時代が100年ほど続いていたようです。
当時の遺跡を見ると
・九州から中国地方が銅矛文化圏
 弥生時代初期の武器です。
 環濠集落も争いで亡くなった遺体も九州地方に多いです。
 倭国大乱は九州地方の出来事でしょう。
・近畿から東は銅鐸文化圏です。
 農耕の道具、或いは、豊作のお祈りに使われたいでしょうか。
 意外と争いごとは少なかったようです。

弥生時代で有名な方は
邪馬台国の女王 卑弥呼 でしょう。
そして
248年 卑弥呼が亡くなり
265年 大陸の魏も滅亡して、大陸も乱れてしまいます。
この時を境に弥生時代が終焉を迎えます。
人々が環濠集落を捨てて住まなくなります。
銅矛・銅鐸の文化も無くなります。
農耕などの生活が変わったわけではありません。
権力者と信仰が急に変わりました。
長くなるので、次に
魏志倭人伝に紹介される倭国の信仰を続いて紹介します。

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