中日(1対1)楽天 =オープン戦2回戦(2025.03.22)・バンテリンドーム=

 123456789
楽天
1000000001600
中日
1000000001410
勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆中日は、先発・松葉が5回1失点の好投。シーズン開幕へ向け、順調な仕上がりをアピールした。一方の楽天は、阿部が4番・レフトでスタメン出場。先制打を含む2安打を放ち、中軸の役割を果たした。

◆初の開幕投手を務める中日高橋宏斗投手(22)が9番・指名打者に入った。前日21日の楽天戦で先発し4回2失点で開幕前最終登板を終えているが、打席での感覚をつかむために指名打者での出場となった。井上一樹監督(53)は前日21日も9番・指名打者で柳裕也投手(30)を1打席、カイル・マラー投手(27=アスレチックス)を代打で1打席立たせ「オープン戦でしかできない。投手陣も1打席だけでも立つことをさせたらいいんじゃないかと。(高橋宏も)本人と話して、1打席立っておくかということを促しながら、本人が欲しいです、いりませんという答えによって考えたい」と話していた。

◆フィギュアスケート男子で元世界王者の宇野昌磨さん(27)が始球式を行った。初めてだったが、ショートバウンドでミットに収まった。「あんなに大きな会場でお客さんとの距離もあるのに歓声と拍手が聞こえる、ほんとうにみなさんの熱がすごいなと。そして温かい歓声の中で投げさせていただいて感謝しています。野球に関しては緊張できるほど練習を積んでいないのであまり緊張はしなかったんですけど、投げることは小さいころボールを投げていた経験が生きました」と笑顔で振り返った。背番号「1」はスペイン語やイタリア語で「1」を意味する「UNO」から。「いつもこれだけたくさんのファンのみなさんをを熱狂させている。僕も今日からそのひとりとして応援したいなと思います」と、竜党宣言した。今回は【愛知公演】Colantotte Presents宇野昌磨アイスショー「Ice Brave」(6月14、15日愛知県愛・地球博祈念公園アイススケート場)のPRで初の始球式を行った。

◆先発予定だった楽天スペンサー・ハワード投手(28=ガーディアンズ)が、腰の張りを訴えて登板を回避した。22日、バンテリンドームで取材対応した石井一久GM(51)は「練習前、腰の張りの方を訴えてきたんで、それで急きょ(松井)友にいってもらうことになったんですけど」と明かした。「張りなんで、どのぐらいっていうのはちょっとわからないですけど、長い、そういうものではないと思いますけど」と軽傷の見込みだという。今季加入したハワードはオープン戦2試合に登板し、計7回を1失点、防御率1・29。開幕2戦目の29日オリックス戦(京セラドーム大阪)での先発が有力視されていたが、他の投手が代役を務めることになりそうだ。石井GMは「そのままぶっつけ本番になるのかって言ったら、そこまでぶっつけでいくほど、まず開幕で焦ってはないですし、チーム的にも。他にも(投手は)いるんで、1回飛ばして、しっかりとファームで1度登板してからっていう感じにはなると思いますけど」と話した。また、ハワードの代役として緊急先発した松井友飛投手(25)は3回2安打1失点と力投した。

◆緊急先発した楽天松井友飛投手(25)が、役割を果たした。腰の張りを訴えて登板回避したスペンサー・ハワード投手(28=ガーディアンズ)に代わって中日戦に先発。「まだシーズン始まってないので、最近、投げてなかったので、複数イニング投げられるし、いいチャンスだなと思って投げました」と3回2安打1失点3奪三振と力投した。初回、先頭岡林に左前打を許すと、なおも1死二塁から上林に同点打を浴びた。「初回の立ち上がりはちょっと慎重に入りすぎたかなっていうふうに、(石原)彪さんとそういう話をしていて、2、3回はしっかり立ち直って真っすぐでいい具合に押せたかなと思います」と振り返った。この日は最速151キロをマーク。2回の細川、高橋宏、3回のカリステから奪った三振はいずれも直球で仕留めた。「あそこは狙って真っすぐで三振取れるイメージが湧いてたので、そこで取れたのはすごい良かったかなと思っています」とうなずいた。

◆楽天阿部寿樹内野手(35)がかつての本拠地で2安打1打点と気を吐いた。古巣の中日戦に「4番左翼」で先発。初回2死一塁から中堅フェンス直撃の先制適時二塁打を放つと、3回には左前打を運び、オープン戦2度目のマルチ安打をマークした。選手紹介の場面では中日ファンから温かい拍手が送られた。「ほんとにありがたく、いつも拍手とか声援とかいただいてるので、うれしく思います」と感謝した。

◆中日松葉貴大投手(34)が、1カ月ぶりの1軍マウンドとなった楽天戦で先発し5回93球、4安打1失点。キャンプも、オープン戦中もほぼ2軍で調整を続けていたベテラン左腕が、大逆転で開幕ローテーション入りをたぐりよせた。初回に1点を失い、3回までに4四球を出すなど制球に苦しんだ。「4回から本来の自分らしい投球ができた」。リリースする位置がいつも以上に前に出ていたため、球が全体的に引っかかっていた。そこに気づいて修正。まさにベテランの味だった。井上一樹監督(53)は「彼らしいピッチング。ローテーションの一角というふうなことを考えてもいい」と、高評価。「困った時に松葉がいる。そういった存在であり続けてほしい」と、話した。2軍での登板予定が雨で流れるなど厳しい状況で結果を残した松葉は「本音を言うともっと投げたかったが、天気なので仕方がない。年齢も含めてチャンスは少ないので、こういう急なチャンスでしっかり応えられるようにと、常に準備している」と、立ち位置も理解している。この日2軍阪神戦(ナゴヤ球場)で同じく開幕ローテ候補の大野雄大投手(36)が7回5失点だった。松葉は開幕2戦目の29日DeNA戦(横浜)や4月2日2カード目の巨人戦(バンテリンドーム)の2戦目での先発が予想される。5回まで試合をつくることで定評のある松葉の今年の目標は「(シーズン)5完投」と大きい。【石橋隆雄】

◆緊急先発した楽天松井友飛投手(25)がチームの窮地を救った。腰の張りで登板を回避したハワードに代わり中日戦に登板。初回に適時打を浴びたが、最速151キロの直球を軸に3回2安打1失点にまとめた。「そんなに手応えは正直ないですけど、まだシーズン始まってないので、もうちょっとアピールできたら」。三木監督は「ボールも強かったし、良かったと思う。また次、期待します」と話した。

◆中日上林誠知外野手(29)が3番・左翼でスタメン出場し、適時打を含む2安打でシーズンでも3番を任される可能性が高まった。初回、1点を追う1死一塁で迎えた第1打席。楽天先発松井の初球に岡林勇希外野手(23)が二盗を決めチャンスを拡大すると3球目のチェンジアップを右前へ同点適時打。「打順のこだわりはないけれど、3番の役割はかえすことなので、そこできっちり結果で示せてよかった」。さらに続く4番石川昂弥内野手(23)の初球に、自身オープン戦初盗塁となる二盗を決めた。「足の状態もいいし、チャンスがあればどんどん走りたい」と、本来の持ち味であるスピードも発揮した。井上一樹監督(53)は「適時打を望んでの打順なので。上林は今年はキャンプから人一倍頑張って、オープン戦も3本塁打と(チームで)一番打っている。3番を打たすことがおかしいことではないし、クリーンアップの候補であることは間違いない」と高評価した。3番候補の福永裕基内野手(28)が右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷、5番候補の新外国人ジェイソン・ボスラー外野手(31=マリナーズ)が上半身のコンディション不良でともに開幕から不在。誤算続きの中、移籍2年目で上林が輝きを取り戻しそうなことは、うれしい誤算となる。【石橋隆雄】

◆楽天にまたしてもアクシデントが発生した。開幕2戦目の29日オリックス戦(京セラドーム大阪)で先発が見込まれていたスペンサー・ハワード投手(28=ガーディアンズ)が、腰の張りを訴えて22日中日戦(バンテリンドーム)の登板を回避した。チームではここ1週間で3度目の離脱者発表となった。開幕まで1週間を切る中、故障者が相次ぐ。15日に捕手安田の右手骨折が明らかになり、19日には中継ぎの柱を担う酒居がトミー・ジョン手術を受けたことが発表された。三木監督は「いや、いろんなことあるやろ。そういうことも含めて我々、チームとしてやってるんだから」と冷静に受け止める。ハワードは軽症とみられるが、石井GMは「1回飛ばして、しっかりとファームで1度登板してからという感じにはなると思う」。開幕2戦目の先発は回避となりそうだ。石井投手コーチによると、この日緊急先発した松井は中継ぎで起用する方針だという。同日の2軍戦では荘司が5回途中3安打無失点と力投。登板間隔的にはハワードの代役候補になり得るが「まだまだもうちょっと調整が必要」と時期尚早の考えだ。報道陣から古謝の名前が挙がると「そういうのも頭に入れながらでしょうね」と話した。古謝、滝中らを候補に代役選びを早急に進める。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
933 0.750
(-)
-
(-)
53
(+3)
39
(+3)
14
(+1)
11
(+1)
0.242
(↓0.004)
2.390
(↑0.02)
2
(1↑)
ヤクルト
842 0.667
(-)
1
(-)
47
(+3)
40
(+3)
7
(+1)
10
(-)
0.226
(↓0.006)
2.310
(↑0.02)
3
(1↓)
西武
742 0.636
(↓0.064)
1.5
(↓0.5)
49
(+2)
27
(+5)
4
(+1)
8
(-)
0.263
(↓0.013)
1.960
(↓0.26)
4
(-)
ソフトバンク
863 0.571
(↓0.044)
2
(↓0.5)
61
(+1)
50
(+2)
9
(+1)
23
(-)
0.246
(↓0.008)
2.550
(↑0.03)
5
(-)
巨人
762 0.538
(-)
2.5
(-)
55
(+4)
54
(+4)
9
(+1)
4
(-)
0.244
(↑0.002)
3.200
(↓0.05)
6
(-)
DeNA
872 0.533
(↑0.033)
2.5
(↑0.5)
47
(+5)
47
(+2)
3
(-)
10
(-)
0.211
(↑0.005)
2.480
(↑0.03)
7
(1↓)
ロッテ
772 0.500
(-)
3
(-)
54
(+4)
49
(+4)
10
(+2)
7
(-)
0.224
(↑0.001)
2.570
(↓0.1)
8
(-)
中日
674 0.462
(-)
3.5
(-)
48
(+1)
56
(+1)
7
(-)
13
(+2)
0.213
(↓0.005)
3.160
(↑0.14)
9
(-)
阪神
344 0.429
(-)
3.5
(-)
44
(+3)
45
(+3)
6
(-)
6
(-)
0.278
(↓0.006)
3.670
(↑0.07)
10
(-)
広島
692 0.400
(↑0.043)
4.5
(↑0.5)
33
(+2)
51
(+1)
9
(+1)
4
(-)
0.215
(↓0.001)
3.000
(↑0.13)
11
(-)
楽天
483 0.333
(-)
5
(-)
47
(+1)
47
(+1)
3
(-)
18
(+3)
0.215
(↓0.002)
2.930
(↑0.15)
12
(-)
ORIX
2103 0.167
(-)
7
(-)
35
(+3)
68
(+3)
3
(+2)
5
(-)
0.226
(↑0.009)
4.230
(↑0.1)