1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 10 | 0 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 3 | 1 | 1 |
勝利投手:平良 拳太郎(1勝0敗0S) (セーブ:入江 大生(0勝0敗1S)) 敗戦投手:中村 祐太(0勝1敗0S) 本塁打 |

![]() |
![]() |
![]() |
◆西武は、先発・渡邉が3回無失点5奪三振と好投。シーズン開幕に向けて弾みをつける登板となった。一方のDeNAは、牧が先制打を含む2安打をマーク。5年目を迎えるスラッガーが、順調な調整ぶりを示した。
◆西武の渡辺勇太朗投手(24)がプロ7年目、開幕ローテーション投手として堂々、ペナントレースに入る。22日、最終調整のDeNA戦は3回3安打無失点。連打はあったが危なげなかった。牧、筒香、佐野...とビッグネーム含めて5つの三振を奪った。コンスタントに140キロ台後半を投げ込み、150キロをマークする球も。カットボールやカーブ、スプリットも操りも申し分なし。「自分の現状のいいボールを出せて、良かったかなと思います。空振りも取れて」。36球で降板し、ブルペンで"おかわり"して仕事を終えた。開幕第2戦、3月29日の日本ハム戦(ベルーナドーム)での先発が決定的だ。今井、高橋に挟まれての、いわゆる"表ローテ"への抜てきだ。日本ハム戦の次は中6日でソフトバンク戦になる。前評判ではリーグ上位となる2チームをパワフル右腕3人でたたければ"今年の西武はちょっと違う"と早々に5球団に感じさせることができる。ナベQこと渡辺久信前GM(59=日刊スポーツ客員評論家)が去った西武で「ナベU」としてその名をとどろかせられるか。大事なシーズンが始まる。【金子真仁】
◆オープン戦大詰めになって、西武の開幕ベンチ争いが激しくなってきた。途中出場した野村大樹内野手(24)はDeNA戦で見事な安打を放った。6回の打席。代わったばかりのDeNA若松にファウル2つとボール球3つ。「まっすぐ強かったんで、低めしか飛ばないなと思って。低め来たらしっかり飛ばしに行こうと」。その低めに張り、フルカウントからの低め直球を下半身で粘りながら強振。ショートの頭を越し、左翼席の西武ファンをわかせた。試合前は三塁でノックを受けた。一塁も二塁もできる。キャッチャーミットも持っている。西口文也監督(52)は「打つ方に関してはね、本当にいい内容をキープしてると思います」とその打力を認める。同じタイミングで1軍合流となった元山飛優内野手(26)も遊撃でスタメン出場し、制球が荒れる相手投手の直球に絞って完璧な右翼席への本塁打を放った。アピール合戦は23日のDeNA戦(ベルーナドーム)でひとまず終了。開幕メンバーが固まっていく。【金子真仁】
◆西武の背番号136、黒木優太投手(30)が支配下登録を一気に近づけた。4回から2番手で登板。1死後に失策で走者を許したものの、梶原をカーブ、松尾をフォークで連続空振り三振にし、無失点で切り抜けた。西口文也監督(52)も「いろんな球種を使って打ち取れているので、内容的にはいいと思います」と評価した。昨オフに日本ハムから戦力外通告を受け、今季は西武と育成選手契約を結んでいる。150キロに迫る直球とカーブ、フォーク、カットボールを力強く投げ分け、1軍南郷キャンプからアピールしてきた。オープン戦はこれで4試合に登板し、5イニングで被安打1、6奪三振となった。黒木自身は「アピールはしっかりできている実感はもちろんありますけれど、それで終わりじゃないので。ここから先もっと良くしていかないと」と油断はない。「結果に至るまでの部分で『もうちょっとこうすれば良くなるんじゃないか』というのが少しずつ見えてきて。結果以外の部分にもすごくこだわってやっていきたいです」30歳、勝負の年齢でもある。投手部門の責任者である豊田清投手チーフコーチ(54)も「いいと思う」と口角を上げる。「ほぼほぼ、いい戦力になってくれているなと。今日も特長を出してくれたし、面白い。1軍というか、チームのいい刺激にもなっているし、あいつの(背番号)3桁のままというわけにはいかんという思いもしっかりボールに伝わっていると思うので」ペナント開幕は3・28。最終的には今後の総合的な判断になる。【金子真仁】
◆DeNA入江大生投手(26)が591日ぶりの1軍登板を果たし、3者凡退締めで"今季初セーブ"を挙げた。3点リードの9回から登場し、初球からいきなり153キロをたたき出した。先頭児玉に151キロ超えの剛速球を4球続けて空振り三振。代打炭谷には153キロ直球とフォークを使いながら153キロ直球で中飛、最後の打者平沢にも153キロ直球で右飛に打ち取った。この日は最速154キロをマーク。「まだ出るんじゃないですか」と復帰後も持ち味の速球で打者をうならせた。試合前には作新学院(栃木)時代のチームメート西武今井と楽しく談笑。前日に3回4奪三振で圧倒していた同級生に対し「今井がねえ、良い刺激になります」と語っていたが、良きライバルにも負けず劣らずのピッチングを見せた。三浦監督も「先頭にまっすぐだけで空振りを取った。1年半ぶりの1軍で緊張もあったと思いますけど、力のあるボールを投げたと思います」と評価。入江は昨年5月に右肘クリーニング手術を受け、今季キャンプはB班でスタート。11日2軍のオイシックス戦で実戦復帰し、ゲーム参加という形で西武3連戦に合流している。【佐瀬百合子】
◆DeNA・牧秀悟内野手(26)が「2番・二塁」で先発出場し、五回に先制適時打を放った。1死一、三塁で、西武3番手の中村から一、二塁間を抜く技ありのヒットに、「打ったのはカットです。まずは先制点が取れてよかった」。投手陣が好調の西武は、連続無失点が40イニングでストップ。その後もDeNAの強力打線は止まらず、佐野の右前適時打、宮崎の左越え適時二塁打などで計4得点を挙げた。
◆好投したDeNA先発の平良拳太郎=ベルーナドーム(撮影・尾崎修二)
◆先発した西武・渡辺勇太朗投手(24)は3回3安打無失点。走者を背負いながらも要所を締めて失点を許さず「内容はよかったし安打はされたが、その後点を取られなかったのでよかった」と振り返った。この日を含めオープン戦は3試合の登板で計13イニングを無失点。西口監督は「いい状態をキープしているし、いい形でシーズンに入ってくるんじゃないかなと思う」と右腕をたたえた。開幕2戦目となる29日の日本ハム戦(ベルーナ)の先発が有力の渡辺は「1年間ローテーションを守って、チームの勝利に一つでも貢献できれば」と目標を掲げた。
◆昨季右肩の手術で離脱していたDeNA・入江大生投手(26)が2季ぶりに1軍のマウンドに上がった。3点リードの九回。先頭打者・児玉に対して4球全て直球で空振り三振を奪うなど、三者凡退に抑えた。最速は154キロ。復活を待ち望んだファンからの入江コールを受けた右腕は「長らく投げている姿を見せていなかった。ファンの方のタオルも結構目に入って、本当にうれしかった。1イニングしっかり投げることができて、100点満点です」とうれしそうに語った。昨年5月に右肩のクリーニング手術を受け、1軍での登板機会はなし。リハビリ期間については「やっぱりモチベーションが下がってしまう時期もあったが、こういう舞台で投げることをモチベーションにやってきた」と振り返る。この日は1日限定の1軍参加も視線は前向き。「また横浜スタジアムで投げたい」と力を込めた。
◆DeNA・牧秀悟内野手(26)が22日、西武とのオープン戦(ベルーナ)に「2番・二塁」で先発出場し、五回に先制打を放った。西武投手陣の連続無失点を40イニングでストップ。試合前までチーム打率.206だった打線が牧の一打を皮切りに一挙4得点し、5―2で快勝した。昨季26季ぶりの日本一に輝いた強力打線が、28日の中日との開幕戦(横浜)を前に調子を上げてきた。主将の一打が火をつけた。五回1死一、三塁。西武の3番手・中村祐の外角速球を弾き返した牧の打球は、一、二塁間を破る先制打。4試合連続零封と好調な西武投手陣の連続無失点を40イニングで止め、胸を張った。「ボール球だったけれど、いいところに飛んでくれた。一、三塁だったので何とか1点を取りたいところだった」オープン戦ながら試合前のチーム打率・206は12球団ワースト。昨季26季ぶりの日本一に導いた打線は前日西武投手陣の前に無得点だったが、この日は持ち前の爆発力を見せた。続く1死一、二塁からは3番・佐野が「チャンスだったので積極的にいった」と初球を捉えて右前適時打。4番・筒香も左犠飛で追加点を挙げた。2死一塁ではベテランの5番・宮崎が「流れに乗って打つことができた」と左越えに適時二塁打だ。昨季首位打者のオースティンがベンチ外となったが、主力がそろい踏みで打点を挙げて一挙4得点した。4年連続20本塁打を達成している牧はこの日2番起用で3打数2安打。「(2番は)チャンスで回ってくる。打点を取れればいいけど、後ろにもいい打者はたくさんいる。後ろにも回しつつ、打線の軸になりたい」と意気込んだ。開幕を前に順調に調子を上げてきた。(阿部慎)
◆DeNA・桑原将志外野手(31)が一回の第1打席で死球を受け、代走を告げられた。高橋の152キロの直球が右手付近に当たり、表情をゆがめながらベンチに下がり、そのまま交代した。

<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
9 | 3 | 3 | 0.750 (-) | - (-) |
53 (+3) | 39 (+3) | 14 (+1) | 11 (+1) |
0.242 (↓0.004) | 2.390 (↑0.02) |
2 (1↑) |
ヤクルト |
8 | 4 | 2 | 0.667 (-) | 1 (-) |
47 (+3) | 40 (+3) | 7 (+1) | 10 (-) |
0.226 (↓0.006) | 2.310 (↑0.02) |
3 (1↓) |
西武 |
7 | 4 | 2 | 0.636 (↓0.064) | 1.5 (↓0.5) |
49 (+2) | 27 (+5) | 4 (+1) | 8 (-) |
0.263 (↓0.013) | 1.960 (↓0.26) |
4 (-) |
ソフトバンク |
8 | 6 | 3 | 0.571 (↓0.044) | 2 (↓0.5) |
61 (+1) | 50 (+2) | 9 (+1) | 23 (-) |
0.246 (↓0.008) | 2.550 (↑0.03) |
5 (-) |
巨人 |
7 | 6 | 2 | 0.538 (-) | 2.5 (-) |
55 (+4) | 54 (+4) | 9 (+1) | 4 (-) |
0.244 (↑0.002) | 3.200 (↓0.05) |
6 (-) |
DeNA |
8 | 7 | 2 | 0.533 (↑0.033) | 2.5 (↑0.5) |
47 (+5) | 47 (+2) | 3 (-) | 10 (-) |
0.211 (↑0.005) | 2.480 (↑0.03) |
7 (1↓) |
ロッテ |
7 | 7 | 2 | 0.500 (-) | 3 (-) |
54 (+4) | 49 (+4) | 10 (+2) | 7 (-) |
0.224 (↑0.001) | 2.570 (↓0.1) |
8 (-) |
中日 |
6 | 7 | 4 | 0.462 (-) | 3.5 (-) |
48 (+1) | 56 (+1) | 7 (-) | 13 (+2) |
0.213 (↓0.005) | 3.160 (↑0.14) |
9 (-) |
阪神 |
3 | 4 | 4 | 0.429 (-) | 3.5 (-) |
44 (+3) | 45 (+3) | 6 (-) | 6 (-) |
0.278 (↓0.006) | 3.670 (↑0.07) |
10 (-) |
広島 |
6 | 9 | 2 | 0.400 (↑0.043) | 4.5 (↑0.5) |
33 (+2) | 51 (+1) | 9 (+1) | 4 (-) |
0.215 (↓0.001) | 3.000 (↑0.13) |
11 (-) |
楽天 |
4 | 8 | 3 | 0.333 (-) | 5 (-) |
47 (+1) | 47 (+1) | 3 (-) | 18 (+3) |
0.215 (↓0.002) | 2.930 (↑0.15) |
12 (-) |
ORIX |
2 | 10 | 3 | 0.167 (-) | 7 (-) |
35 (+3) | 68 (+3) | 3 (+2) | 5 (-) |
0.226 (↑0.009) | 4.230 (↑0.1) |
コメント