2025年1月8日、さまざまなコーヒーツールを開発、リリースしている香港のブランド「MHW-3BOMBER」から、興味深いアイテムが登場した。
その名も「DH FILTER BASKET」。そう、オリジナルのフィルターバスケット!
ええー、またバスケットですかぁ? なんて思った人は今すぐに反省したほうがいいくらい、今回はコンセプトが明確なアイテムなのです。
なんとこのDHバスケット、中煎りから深煎りにターゲットを絞り、抽出されるエスプレッソの“甘さと質感”を重視してデザイン、開発してあるのだとか。
深煎りの範疇に入るフルシティしか飲まないくらいのぼくなのだから、このコンセプトに食いつかないわけがない。
オフィシャルページを読んだだけだけれど、つまりこのバスケット、大きくわけてふたつの特徴があると見た。
・全体としてお湯の抜けを遅くする
・バスケットの中央と外側で穴の大きさを変え、より均一な抽出を狙う
VSTに始まる今のプレシジョンバスケットは、言ってしまえば昨今のスペシャルティの流行にのって、基本的に浅煎りをターゲットにしたものだった(と思う)。
浅煎りの豆は硬く味が出にくいので、どうしても極細挽きにせざるをえず、バスケットは抵抗が少ない=お湯の抜けが良いものが求められるようになった、と予想するけれど、深煎りの豆を抜けが良いバスケットに合わせてメッシュを細くすると、どうしても過抽出気味になっちゃう。
DHバスケットはそこに目をつけたのかな、と。
というわけで、あえてバスケットの流量を控えめにするというソリューションは、昨今のトレンドに一石を投じるもので、深煎り派のぼくとしては、どうしても試してみたいアイテムなのです。
サイズ展開も18g(高さ24mm)のみ、というのもすごく潔い。深煎りはこのくらいが使いやすいんだよね。
というわけで、今回は躊躇なくポチってみました(4900円+送料1600円という価格もうれしい)。
いかんせんIMSの使用歴が長いので、DHバスケットを使ってみても、やっぱりIMSが……となりかねないものの、とりあえず楽しみに待とうと思います。
※写真はオフィシャルページからお借りしました