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熊本県/被害状況•コロナ対策 ;  (熊本の感染者急増) 8月4日07:40分、 豪雨被害1か月 熊本の感染者急増 感染防止し復旧進める課題に

2020-08-04 11:40:34 | 九州北部、 福岡県  大分県  長崎県  佐賀県  熊本県


◎◎  豪雨被害1か月 熊本の感染者急増 感染防止し復旧進める課題に


2020年8月4日 7時40分


▼▼▼  記録的な豪雨によって、熊本県で甚大な被害が出てから、4日で1か月です。熊本県内ではこの間、新型コロナウイルスの感染者が5倍近くに急増していて、被災地では感染防止を図りながら復旧を進めるという難しい課題に直面しています。

■■⇨  7月4日の記録的な豪雨で、熊本県内では球磨川の氾濫や土砂崩れなどで65人が死亡したほか、今も2人の行方がわかっていません。

◆◆⇨  住宅の被害は、これまでに確認されただけで、全壊が223棟、半壊が383棟、床上浸水が5686棟に上り、3日の時点で727世帯、1408人が避難所での生活を余儀なくされています。

★★★  一方で、新型コロナウイルスへの感染を心配するなどして、被災した自宅で「在宅避難」を続ける人が500人以上いることが、県の調査でわかっています。

●●  NHKが被災者100人余りに行ったアンケートでも、32%の人が新型コロナウイルスが生活再建に影響を及ぼしていると回答し、受け入れが県内に限られているボランティアなどの人手不足や、感染対策をしながらの避難所生活の不便さなどを訴える声が多く聞かれました。

▼▼▼  熊本県内では、新型コロナウイルスの感染者が、この1か月で5倍近くに急増していて、被災地では、感染防止を図りながら復旧を進めるという難しい課題に直面しています。



■■  芦北町では
土砂崩れで3人が死亡した熊本県芦北町の現場には、交流があった人たちが次々と訪れて花を手向け、黙とうをささげました。

先月4日の記録的な豪雨によって芦北町の山あいにある田川地区では、幅50メートル、長さ100メートルに渡って土砂崩れが発生し、堀口ツギエさん(93)、娘の入江たえ子さん(69)、たえ子さんの息子の竜一さん(42)の3人が住宅ごと巻き込まれて亡くなりました。

豪雨から1か月となる4日、3人が住んでいた住宅の跡地には交流があった近所の人たちが次々と訪れ、花や水を手向け手を合わせて黙とうをささげていました。

亡くなった3人と交流があった塩森奈美さん(39)は、1か月前、NHKのインタビューに対し、「私の子どもの面倒も見てくれていたので、とても悲しい」と涙を流しながら話していましたが、塩森さんは、4日も現場を訪れて黙とうし「『本当にありがとうございました』と3人に言葉をかけました。天国で安らかに眠ってほしい」と話しました。

また、この1か月間について「雨が降るたびに音で目が覚め、『いつ、また崩れるか』と恐怖の日々だった」と振り返ったうえで、「3人には、地域の人たち残された3人の家族も災害から守ってほしい」と話していました。

芦北町白石地区では、早朝から清掃作業をする人の姿が見られました。

芦北町白石地区は、先月4日の記録的な豪雨で県道が崩落したため孤立状態が続いていましたが、今月1日、車が通れるようになり孤立状態が解消されました。

地元の豆腐店では、早朝から清掃作業が行われていて、店主の白石憲男さんは床に水をまいたあと、残った泥をブラシで洗い流していました。

白石地区は、球磨川の氾濫によって地区にあるほとんどの住宅が浸水被害を受け、この豆腐店でも床上2メートル60センチの高さまで水につかり、水が引いたあとも40センチほどの高さまで泥が残ったということです。

白石さんは「この1か月はとても長く感じました。豆腐店の仕事も続けられるか心配でしたが、多くの人の支援を受け、営業再開を待ってくれているお客さんもいるので、早く再開できるように頑張りたいです」と話していました。


■■  人吉市では
熊本県人吉市では20人が亡くなり、住宅の床上や床下の浸水が合わせて4600棟余りにのぼるなど大きな被害が出ました。

家が水につかったという70歳の女性は、「思い出すと涙が出ます。眠れない日もありましたが、つらい思いをしながらもここまでこれたのは全国の皆さんの支援のおかげです。前を向いて頑張りたい」と話していました。

また、79歳の女性は、「被災した人たちが気の毒です。体力的に無理があり思うような支援もできません。豪雨のことは思い出したくないです。元の人吉に戻ったらなと思っています」と話していました。


▼▼▼⇨  アンケート 半数近くの人が「住宅再建に不安」と回答

  記録的な豪雨により、熊本県などで甚大な被害が出てから1か月となるのを前に、NHKが県内で被災した100人余りにアンケートを行ったところ、半数近くが「住宅の再建に不安を感じている」と回答し、住宅に流れ込んだままになっている土砂やがれきが再建に向けた妨げになっているといった声が聞かれました。

◇◇⇨  NHKは7月下旬、記録的な豪雨で甚大な被害を受けた熊本県人吉市、球磨村、八代市坂本町、芦北町で被災した104人を対象に聞き取りでのアンケート調査を行いました。

★★★  この中で、生活面で不安に感じていることを複数回答で尋ねたところ、「住宅の再建・修理」が45%と最も多く、次いで「住まいの確保」が27%、「生活資金の確保」が25%、「健康状態」が20%などとなりました。

◇◇⇨  そのうえで、どんな支援が必要か尋ねると、「住宅再建に向けた支援」が45%と最も多く、次いで「資金面の支援」が38%、「交通手段の確保」が22%、「仮設住宅の建設」が16%などとなっています。

◇◇⇨  生活面についての具体的な意見としては「ゴミを早く持っていってほしい」とか「早く処理をしないと不衛生だ」など、人手不足や長く続いた雨の影響で土砂やがれきの撤去が進まず生活再建の妨げとなっている現状を訴える声が多く聞かれました。

●●⇨  このほかにも「片づけに追われて、精神的に参っていて心のケアを求めたい」とか、「車が壊れて移動手段がなく通院ができない」などといった声も寄せられ、被災者が生活面で抱える課題は多岐にわたっています。

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