fm Venusのブログ

私達の本当の敵は何処にいるのだろうか?

優しい顔をしたファシストたち。彼らは言葉を操り、悲劇のイメージを捏造する。

皆さんは「ナイラ証言」を御存じでしょうか?


ナイラ証言とは、1990年10月10日に米国議会人権委員会で行われた15歳の少女による虚偽の証言のことです。イラク国内でこの少女が目撃したとするイラク兵の残虐行為を、涙を流しながら告発した映像がテレビで放映されました。これによりアメリカの世論が大きく動き、戦争へ向かうことになったと言われています。



「彼ら(イラク軍兵士)が保育器から赤ちゃんを取り出して保育器を奪うと、冷たい床に赤ちゃんを放り出して死なせたんです。」と証言する少女ナイラ


この証言は広く公開され、米国の上院議員やブッシュ大統領が湾岸戦争でクウェートを支持する根拠として何度も利用しました。


実はこの少女、クウェートの駐米大使の娘であり、イラクには一度も行ったことがありません。つまり証言は全て演技だったのです。ナイラ証言 - Wikipedia


この少女は、カナダのPR会社から演技指導を受け、シナリオに沿って演技していたことが後になってわかりました。


この嘘の証言が引き金となり、戦争が始まりました。その後どれ程罪のない中東の人々が殺害されたでしょうか?


戦争プロパガンダという嘘から始まるシステムは、公にされているにも関わらず、誰一人逮捕される訳でもなく、今現在もこのようなイメージ戦略は冷酷にも続いています。終わりは見えません。




そして欧米が仕掛けている戦争プロパガンダは中国に矛先を向けています。



欧米は中国国内を混乱させて、中国政府の転覆を狙っています。
そのことを、カラー革命(体制変更革命)と呼びます。


現在の新疆ウイグルは、かつてのリビヤや中東の国々が崩壊した時と同じような状況に置かれています。新疆ウイグルで起きた市民に対する数多くの無差別テロ事件について、欧米メディアは一切報道しませんが、それは戦争屋と呼ばれる外国勢力が仕掛けていることなのです。⇩


【映像で知るウイグル問題の真実 『ETIM:新疆暴力テロの黒幕』(1)】 - YouTube



こちらは、漫画にもなっている、新疆ウイグルで、中国政府によって三人の子供の内一人が殺されたと証言するMihrigul Tursun(ミフリグル・トゥルソン)さんです。




悲劇のヒロインは、中国政府の残虐行為を語っていますが、いつもの様に具体的な「いつ何処で」は明言せず、ナイラと同様、涙を流すシーンが頻繁に織り込まれています。


中国メディアのCGTNは、徹底的に証言内容を調べました。その結果、子供は殺されておらず、現在エジプトに住んでいて、婿の妹に育てられていることが分かりました。また、ミフリグルさんは教育訓練所などに入ったことはないと家族が断言しています。明らかにミフリグルさんは噓をついています。


漫画の主人公となったミフリグル・トゥルソンの嘘の証言(字幕ONでご覧ください)




この女性の最大の疑問点は、なぜCNNや欧米メディアに嘘をついたのか?そして、なぜ米国議会の公聴会にまで出向いて、このような嘘をつくことになったのか? ということです。



漫画はこちらです。この漫画は英語にも訳されています。もちろん私はこの話について言えば、欧米が中国政府の転覆を狙うプロパガンダの一つだと思っています。皆さんはどう考えるでしょうか?



この漫画をアメリカ大使館が公式にツイッターで2020年1月公開しました。
https://twitter.com/usembassytokyo/status/1214471735996821504



中国大使館はこの件について具体的証拠を出して反論しています。
https://twitter.com/ChnEmbassy_jp/status/1379279741195186180




中国政府の転覆を狙うカラー革命(体制変更革命)は今に始まった事ではありません。その始まりは30年前の「天安門事件」だったと言われています。


「タンクマン」有名な写真です。


こちらは天安門事件翌日の写真です。デモ隊が暴徒と化して装甲車に放火しました。この時、民間人を含む多数の兵士が犠牲になりました。



私は天安門で何が起こったのか、自分なりに調べてみました。私が理解できた天安門事件を短く簡潔に説明したいと思います。


この革命を仕組んだのは米CIAとジョージ・ソロス。事件当日ジョージ・ソロスは香港に詰め寄り指揮をしていたと言います。このカラー革命(体制変更革命)は世界中いたるところで起こっています。アラブの春はわかりやすい例です。


天安門事件当時、民主の女神と言われたデモ活動の女性リーダー柴玲(チャイ・リン)は次のように語っていました。「天安門広場を学生の血で真っ赤にする。そうすれば中国国民が政府に対する反乱を起こす。私は危険なので先に逃げる」





1989年の天安門事件当時の米国人記者による柴玲(チャイリン)のインタビュー映像です。⇩


「私たちが必要としているのは流血です。政府を追い詰め、 打つ手を無くさせ、 彼らの公民を、自らの手で屠って欲しいのです。天安門広場が血の海にならなければ、中国人の目を覚まさせ、団結させることはできない・・・」(動画の1:35から)




女性リーダー柴玲は人民解放軍に武力行使させるよう仕向け、流血の惨事をワザと引き起こそうとしていたのです。逃亡した柴玲と他のリーダーたちはCIAによって救出され、香港からカナダを経由して米国に入国しました。


リーダー不在になったデモの学生たちは、このリーダー柴玲の正体を知り、当局と話し合って夜明けまでに広場から撤退し、そして誰も居なくなり平時に戻りました。


人民解放軍は彼らの陽動に惑わされることなく、最後まで冷静さを保ったのです。つまりCIAの陽動作戦は失敗したのです。


ジョージ・ソロスら国際金融の狙いは、「社会主義国の破壊、私有財産化で莫大な富が得られると執拗に中国の体制変革を狙う、なんども中国経済の崩壊、元の下落を「予想」し欧米メディアが義務的にそれを伝え、危機を巻き起こす。」しかしそれは、ことごとく失敗しました。


当時、北京の米国大使館は機密扱いの公文書で天安門事件を詳細に報告しています。当局による虐殺はなかったという内容です。「2011年6月に公表されたWikiLeaksが入手した外電。これにはチリの外交官の証言が報告されていて、銃撃があったのは広場の外で、広場の中で軍が群集に発砲した事実はなく、広場へ入った部隊は警棒を持っていただけだとされている。」この報告書は米国務省、国防省、各国の米国大使館へ送られました。


この報告書の最後には、「天安門事件で最後まで取材していたスペインのメディアが、天安門で虐殺があったという誤った報道していた。この報道が世界中に広がってしまったことが問題である」と北京の米国大使館はそのような見解を述べていたのです。


しかし米国政府は報告書を無視して、事実は闇に葬られてしまいました。この報告書はウィキリークスによって2011年に公開され、世の中に知れ渡ることになりました。


これが、私が知り得た天安門事件の真相です。


ウィキリークスが公開した北京の米国大使館が書いた外交公電に基づいて「teleSUR English」が制作した動画です。30年間にわたるメディアの嘘を暴きます。ご覧ください。


天安門広場のデモ隊に関するメディアの捏造(字幕ONでご覧ください。)






天安門事件についてですが・・ - fm Venusのブログ
天安門広場で虐殺はなかったとWikiLeaksの暴露した外電、BBCやワシントン・ポストの元特派員(櫻井ジャーナル) 赤かぶ



ですので、欧米が企てる中国政府の転覆を狙う体制変更革命は、天安門以降、今現在も続いていると言うことです。新疆ウイグル、香港デモはその流れの一環です。



それにしても表に出てくるのは、いつも女性ばかりです。男は女の涙に弱いと言いますが、男性の皆さん甘い誘いに騙されないようにしてくださいね。





そもそもなんですが、本当に中国の人々は中国共産党政府の圧政によって苦しんでいるのでしょうか? 好景気の中国経済の中では、むしろ幸福感、充実感は日本人よりもずっと多く持っているのではないかと思います。


ハーバード大学が2020年おこなった調査によると、中国共産党が指導する政府に対する中国人民の満足度は93%になっているとのことです。



急成長の中国経済は留まるところを知らない。⇩



私は中国に特別な思いがあるわけではありません。事実は事実として伝えたいだけです。テレビなどのマスコミの話を疑って見ることで、もしかしたら真実が見えてくるかもしれません。


皆さん世界平和のために、そして多くの人々が幸せに生きられるためには、どうしたらよいのか一緒に考えてみませんか。





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