ヌメリたっぷりの静岡内陸温泉の記事を前回先に書いてしまいましたが、それは三箔四日旅の2日目のお話で、初日は旧友の墓参りの後、箱根滞在でした。

 

一軒家風の公衆浴場 二ノ平温泉 亀の湯 に立ち寄ったが以前感嘆した様なニュルニュル感が無い! むしろキシキシすら感じてしまった。

泉質変わっちゃったのかなあー、と。これも二年前の話です。

 

宿泊したのは仙石原の マウントビュー箱根。勿論、GoTo割引適用です。

温泉は名物・大涌谷からの造成泉を引き湯した白濁温泉pH2.0。

お風呂へのカメラ持ち込みはご遠慮を、と掲示があったが、これならセーフ? 白濁温泉は奥の屋根付き露天風呂で味わえました。

 

夕食タイム。

お刺身用の小皿は、何と富士山形状に醤油が溜まるというニクい仕掛け!

 

実は先ほどの大浴場は、内湯からして露天エリアからの冷たい空気が入って来る空間の造りになっていて、11月中旬にあってはそこそこ辛いものがあり、夜中(夜通し入浴可)は別にある家族風呂にちょくちょく出入りしていました。手狭な浴室が二か所隣り合っています。

フロントで渡された案内紙には温泉でないと書いてあったが、湯口周りは程々に析出物が付着していました。どゆこと?

 

朝食が並べられた食事処。大広間の畳み敷きにテーブルを並べるってスタイルに時々出くわすが、イマイチ調和が感じられない。

斯く言いつつも、箱根での貴重な滞在でありました。

 

 

翌朝は別の墓参り。広大な富士霊園敷地内に入るが、中の通路は(まず私道でしょうが)しっかりカーナビ地図に反映されていました(感心)。

さすが、富士山の麓。ここに眠る先人様達は日本一の主に見守られているのです。

実は箱根の宿で貰った商品券は、最寄りの道の駅で献花代に利用してしまいました。

売れなくなった花の行き先がニュースになるなどコロナで大打撃を受けた業種の一つでしたね…
マスコミ連中が連日「コロナ死者数〇千人」など悪意的に煽ってたからだ!

 

お昼はスーパーマーケットの バロー の駐車場で総菜弁当を頂く。本物を背後に、マスコットが大涌谷黒タマゴ君を侍らせてドヤ顔?

しかしこの第二東名高速道路沿いにあるバロー店舗のカーナビ案内は不適正過ぎて、設計者の胸ぐらでも掴みたくなった(今度は怒! バーロォ~!)。

 

その後の静岡県内での滞在の様子は前回記事にしていますが、チェックアウト後は宿泊先(一応静岡市葵区に属する梅ヶ島温泉)と山梨県身延町を結ぶ林道ルートを通って石和温泉方面に行くつもりでした。

実際は道崩落による通行止め。泊まった 民宿力休 の人の話では、平成初期に開通した道路だが事あるごとに道崩れを起こし、登山者の滑落事故もあったとの事で、この時の通行止めの原因は2019年の豪雨災害によるもの。

作業車まで土砂で埋まったこともあるし、復旧工事を買って出る業者がいない…と
 
そんな訳で海側の静岡市内まで出てから大回りで石和にアプローチです。

ただ、その方が宿で頂いた別の特典(左側の静岡県独自の商品券)を使う機会が得られるので、それでOK。

清水港の いちば館 内にある一店で、マグロを自分で一杯分盛ることができる まぐろいっぱい丼 を頂きます。

味の方は、前日に宿で頂いた(スーパーで調達したという)マグロの方がずっと美味かった様な…

 

その後の道中は方々で富士山を味わいます。

 

 

そうして春日居温泉郷(実質石和温泉と同義?)までやってきて 春日居びゅーホテル にチェックイン。暗くなるとホテル敷地内に入る曲がり角がわからない程ポツンとした処に立地してました。

見事な空間プロデュースっぷりを感じさせてくれた浴場。

この宿はは近くの他の系列ホテル(ホテル花いさわ、石和びゅーほてる)の温泉も利用できるというメリットで選び、1回ずつですがしっかり利用しています。どれも特にクセも無い、無色透明な単純温泉でした。

石和びゅーほてるの方は、近隣の一角に、ふとバンコクの路地かと思わさせられる光景の処があって微笑を誘われてしまいました。

 

夕食のビュッフェはカニが売りだったが、ドリア・タンドリーチキン・小籠包など多国籍メニューが楽しめました。

デザート類としてはパンナコッタがミルクティーの味でイカしてました!

 

夜半の浴場前、唐傘お化けめいた灯りが幻想的。

早朝の誰もいないロビー、軽く座って地元新聞の紙面をペラペラめくる程度の事しかしてないですが。

中央線沿いの立地でもあるため、出発前に良いタイミングで写真が撮れました。

斯くの如きの石和での貴重な滞在でありました。

 

この行脚四日目(最終日)は昼には帰京せねばならぬ用事があり、またまた一件の墓参りを済ませて、帰路の途についた次第です。

此度は神奈川・静岡・山梨と、霊峰富士が仰げる三県を叉にかけた、東京からのドライブ旅。
このコロナ元年(そんな言葉有るんか?)は富士登山は禁止とされ、己の百名山チャレンジで最後まで残ることになってしまった訳ですが、周囲方々から眺めてみるのもモチベーション維持に繋がり、次の年に無事に富士登山完遂できた…、とこじつけておきましょう。

 


自分がGoToトラベルを利用したのは以上で、総泊数は10でした。
この制度に「旅行したい人はそんな制度がなくとも行く(から無意味)」など、懐疑的な意見もありました。
己に関しては宿泊場所をグレードアップしたり、回数を増やしたりで、日本人同胞同士の暮らしの支え合いに繋がる行為に参加した一人として、無意味だとは全く思っていないですね。
これまで旅行に馴染みが無かった人に対しても、ハードルを下げたという事で利用の後押しになった様に思います。

そして何といっても、インバウンド客に過度に依存し、ややもすれば自国民をないがしろにする国家の姿勢への一石投じにもなったのではないでしょうか。(政府が行った事業なのだから自分で自分へ石を投げた、という事になる?)

 

 

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