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【社会福祉士】ソーシャルワークにおけるアウトリーチの必要性とその機能

【社会福祉士】ソーシャルワークにおけるアウトリーチの必要性とその機能

アウトリーチとは、問題を抱えた人が生活している地域や生活空間に出向き、相談援助というサービスを提供することである。

「社会福祉士」に関するオススメ本

社会福祉士に興味がある方に読んでもらいたい1冊です。本HPで連載していた事例を紹介しています。施設相談員がメインの事例となっており、介護福祉士と何が違うのか、どんなことをするのかよくわかると思います。小説風に書かれているので読みやすいかと思います。


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アウトリーチの必要性

援助を利用する機会が乏しいクライエントに対するはたらきかけとして重視されている。このような人々を自発的ではないという意味でインボランタリー・クライエントと呼ぶ。

自ら援助を求めてこないインボランタリー・クライエントが援助に結びつくのは難しい。また、彼らは社会的に孤立している場合やインフォーマルな支援ネットワークがないこと多く、生活の維持が困難であることも多い。こうしたクライエントを見つけ、援助関係へと繋げることはソーシャルワーク実践の重要な課題の一つである。

COS(慈善組織協会)の活動によってソーシャルワークは発展し、中でも貧困家庭を訪間して彼らの相談に乗った友愛訪問はアウ トリーチと言える。友愛訪間員たちは、貧困家庭の人たちを道徳的に欠陥のある人と考えていたが、貧困者の生活に接し、実態調査を行うことを通して貧困の原因が失業や疾病、低賃金などの社会的要因によるものであることを認識していくことに繋がった。クライエントの生活の実態に接することは、クライエントの置かれている状況を理解するうえで非常に重要である。

 

 アウトリーチの機能

ニーズの掘り起こし

アウトリーチを必要とする人たちは、援助機関の前に現れることなく地域の中で生活している。ワーカーは地域に出向き、クライエントを発見することが求められるが、ワーカーだけでは困難であり、ケース発見のための仕組みが必要になる。

情報提供

インボランタリー・ クライエントが援助を受けようとしない理由の一つには、援助に関することやメリットに関して十分な情報を持っていないため、援助に対する期待がないことがある。また、誤った情報を把握しており、援助機関によって自らにとって不利益をもたらすと考えている場合もある。

誤解を解きつつも援助が受け入れられるようにワーカーは適切な情報をクライエントに提供する必要がある。

サービス提供

クライエントが援助を受けようとしない別の理由として、過去に援助を受けた際の体験や援助を受けること自体への恐れ、他者に自らの生活をコントロールされることへの抵抗感、変化への抵抗などがあると考えられる。援助者はクライエントとのかかわりの中で信頼関係の構築を図り、クライエン トが自らのおかれている状況を変えたいという動機づけを高め、その抵抗感を軽減し、サービス利用へ と繋がるように支援する。

地域づくり

ワーカーだけでインボランタリー・クライエントを発見することは困難である。その一方、近隣住民や民生委員などはインボランタリー・ クライエントのことを心配し、遠巻きにではあるがそのクライエントのことを把握していることが多い。しかし、このようなクライエントの相談が相談機関に持ち込まれるためには、近隣住民や民生委員と顔の見える関係を作っておくことが必要である。地域住民 とのつながりを構築することが、インボランタリー・クライエントとのかかわりへの近道である。

そのため、ワーカーは地域に出向き、相談機関の存在をアピールして、住民のために役立つ存在であることを発信することが必要である。また、地域から持ち込まれた相談に対しても丁寧に対応し、地域住民とともに解決策を考え、地域の活動をともにしていくことで相互の信頼関係を強めていくことにつながる。

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■参考文献

①社会福祉士養成講座編集委員会編『相談援助の理論と方法Ⅰ』中央法規

 

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