北浦和の近代美術館から京浜東北線で上野へ


目当ては芸大美術館「大吉原展」

上野は14時過ぎても人ばかり、危うくランチ難民になりかける



芸大近くの上島珈琲店

コーヒーもサンド また値上げしていた


いざ、美術館へ


最初の展示映像では「女性の人権侵害を容認する意図はない」とのクレジットが最後に浮かぶ

題材はともかく開催前の炎上騒動への配慮が伺える


三階は江戸時代の吉原界隈を再現した展示構成

高橋由一の花魁を描いた重文作品や海外の美術館から里帰りした歌麿の作品も勢揃い


武士から絵師に転身した鳥文斎栄之に師事した遊女や、江戸琳派を代表する酒井抱一が身請けした遊女との「夫婦合作」には微笑ましさが垣間見える


唯一撮影が許された展示室奥の檜(ひのき)細工師・三浦宏(1926~2019年)による総ヒノキ造り・2階建て妓楼模型が

辻村寿三郎(1933~2023年)による表情豊かな人形が、妓楼に配置されている








見応えあるのに、夜間延長がないのが残念


8年前、オルセー美術館で見た「売春その栄光と悲惨」では梅毒などの病気になった展示もあった

今回の展示は陰の部分についてはサラリと流した感が強いかと