【2019年1月23日、FOLFIRINOX 43クール、GnP 11クールをもって「標準治療」を終了しました】

【抗癌剤を継続した場合の「副作用、心身の負荷、それらによる衰弱」が、期待できる「癌を弱体化させる効果」を上まわるとの判断からです】

【主治医によれば、「いったん元気を取り戻すように見えることもある」とのことでしたが・・】


【発行日:2020年2月22日(通常版第15号)
【最終診療日:2020年2月13日、腫瘍内科外来】
【最終投与日:2020年1月23日、GnP(ゲムシタビン+ナブパクリタキセル、ジェムザール+アブラキサン)第11クール/第3週目、結果的にはこれがGnP最終投与となりそうです。なお、2017年6月より2019年2月まで、mFOLFIRINOX療法を43クール実施しました】



今も高熱が出ます

    • 抗癌剤治療を終了しても、毎週のように38℃台の熱が出ます。昨日から本日にかけても、38度超えです。しかも鎮痛・解熱剤を継続服用したうえでの熱ですから用心が必要です。
    • 「胆管ステントの詰まり+胆管炎」ほどの耐えがたい辛さにはなりませんが、熱がもたらす全身の倦怠感は相当のものです。
    • 抗癌剤は終了したのですから、「薬剤熱」の可能性は薄らいでいるはずです。とすると、癌が身体を攻撃するときの「腫瘍熱」、それに自分自身の免疫力が対抗して発現する「腫瘍反反応熱」の可能性が高いということになります。主治医は「必ずしも悪い熱ではない」との見方です。

    下痢と腹痛
    • 下痢には抗癌剤治療を開始してすぐから悩まされてきました。症状は2019年のはじめに一層悪化し、徹底した検査と処方見直しをお願いしました。
    • その後、極めて遅いペースですが、回復の兆候を示すようになりました。
    • 抗癌剤の終了は、下痢症状の改善に、「劇的な」とまではいかないものの、「一定の」効果をもたらしてくれているようです。
    • 突然現れていたギリギリとした腹痛(胃の上部付近が多い)についても、発現頻度が減りました。
    腹水
    • お腹をパンパンに膨らせている腹水。利尿剤ではなかなか改善しません。
    • 腹部膨満感が酷く、食欲を削ぐ原因ともなっています。

    倦怠感/疲労感/浮腫、そして食欲
    • ヘモグロビン(赤血球)不足が主な原因と考えてきた、全身の酸素欠乏症状(倦怠感/疲労感、動悸/息切れ、ふらつき/歩行困難、浮腫/手足の痺れと麻痺感)は、改善の兆しを見せず、むしろ悪化しています。
    • 発熱とヘモグロビン不足による倦怠感/疲労感+腹水が主要因である腹部膨満感で、食欲はななかなか回復しません。「全体的に衰弱が進んでいる」との実感は否めません。
    • 「なんとしてでもやらなければならないこと」への取り組みを早める必要を感じます。心身がだんだんと思いどおりに動いてくれなくなっています。

    限られた命を癌一色に染めない(スッポン鍋)

    8月に出産した娘とスッポン鍋。孫も食べたそうにしていましたが、もちろんまだちょっと早く、お米のおかゆで我慢です。



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    *私自身は膵臓癌の患者で抗がん剤治療中ですが、記事の内容は膵臓癌固有のものに限られていません。癌と闘うすべての方にご覧いただければ幸いです。


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    膵臓癌の治療と副作用に関する過去記事です。ご興味があれば、青字部分をクリックしてください。当該の記事に飛びます。「私の場合」と付記したものは、それぞれの項目について、私自身の実例・実体験を中心にきました。

     診断と治療(私の場合)  (2018年10月 リンク先変更)
    * 抗がん剤治療(私の場合) (2018年10月 掲載)
    * 副作用(私の場合)  (2018年6月 掲載)
    * 副作用(私の場合)  (2018年10月掲載)
    * 合併症とその他の疾患 (私の場合) (2018年10月掲載)
    * FOLFIRINOX
    * FOLFIRINOX(私の場合)
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    * 生存率

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    これまで、そしてこれからの治療方針です。
    私の治療シナリオ(これから)(2019年1月掲載)
    治療方針をどう決めたか(これまでとこれから)
    (2019年1月掲載)
    膵臓癌闘病一年半、治療法はひとつだけ(これまで)
    (2019年1月掲載)
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