出版業界における「小説」の出版はかなりのハードルがあります。
いわゆる商業出版(著者の負担なし)は“ほぼ無理”な状況です。



エンターテインメント系の比較として、漫画の状況と比べると良いかもしれません。
実際に、漫画の持ち込みに関しては積極的な出版社が多いです。

それは漫画は「デジタルコンテンツ」としての需要が高いからです。
さらには、ヒットした場合にアニメ化などメディア展開の夢が広がります。

しかし、小説に関してはドラマ化という将来性もありますが、正直、今はドラマ化されたところで、さらなるヒットにつながる可能性は薄いです。

結果・・・小説はお金を生まないコンテンツ!?
※メジャーな作家さんは除きます。

残念ながら、これが出版業界の統一見解だと思います。
このように小説の持ち込み(企画出版)は難しい状況です。

すると、小説を出版したい場合には「賞」を狙うのが本流ということになります。
さらに「本が売れる賞」は限られていますが、こだわらなければ小さな賞なら出版できる可能性は高まります。

小さな賞であっても、出版したという実績は重要です。
ステップアップ的に、少しずつ大きな賞を狙うのが良いと思います。

そして、悲しいかな・・・小さな賞でも落ちてしまった場合には自費出版を検討してみても良いかもしれません。
自分の小説を本気で読んでもらうためには、電子書籍ではなく紙の書籍が良いです。

電子書籍は「読み飛ばし」されやすいので、本当の評価は得られにくいと思います。

例えば、全体で読んでくれたら高クオリティなのに、ちょっとスタートが弱い小説などもあります。
そのような場合には最初の数十ページで読者はあきらめてしまうのが電子書籍の難しいところです。

SNSでの発信でも良いですが、正直、ちゃんと読まれることはありません。
そして、よほど何かしらで『バズる』などしないと難しいと思います。

小説の出版は厳しい状況ではありますが、読んでもらえるチャンスは自分でも作れます。
己の手でつかみ取る!しかありませんね。

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