片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

コロナで保育園のクラスが閉鎖。「おうち保育園」の工夫

4月に入ってすぐ、隣のクラスで先生・児童のコロナ感染が頻発し、翌週には隣のクラスが閉鎖していました。

夕食時に、「連日感染者が出ているね。昨日から、お隣のクラスは閉鎖しているみたい。電気が消えており、誰もいなかった。うちのクラスも時間の問題かも…覚悟しておかないと」と旦那さんに話をした翌日の昼。

保育園から電話がかかってきました。

「本日、児童1人が陽性者の判定となり、マスクも完全にしているとはいえないため、クラスの子全員が濃厚接触者となりました」と。

翌日から1週間クラスは閉鎖となり、自宅にて健康観察のお達し。

元気いっぱいの子どもと一緒に、自宅勤務となりました。

 

進級したばかりで、担任の先生も変わり、不安定な状態。

4月に入ってから何度か、朝登園したくないと泣かれていました。

保育園でも、時々涙を見せているけれど頑張っています、と先生から言われていました。

この1週間登園できずに自宅で過ごす期間に、さらに登園拒否に拍車がかかってしまうのが心配でした。

 

幸い、私の仕事は3月末に一旦落ち着き、直近はこれからスタートする仕事のMTGがちょこちょこ入っている程度。あとはまだ締め切りまで時間がある仕事ばかり。

一週間のうち、私は5日とも自宅勤務。旦那さんは3日自宅勤務にし、二人とも在宅の日に入っていたお互いのMTG時間を共有したところ、時間は重なっていなかったので何とかなりそうでした。

 

いつもは起きるころにはいないお父さんが家にいるのを見て、ぐり君は「きょうは、おやすみ?」と聞いてきたのですが、

「お休みじゃないよ。お父さんもお母さんも、おうちでお仕事。でもぐり君は保育園に行けないから、おうち保育園ね」

と、「休みではない」「おうちで保育園」を強調しました。

自宅での健康観察期間中、ほぼ毎日「きょうは、おやすみ?」と聞かれましたが「お休みじゃないよ。おうち保育園ね」と返していました。

しつこく休みじゃないと言い聞かせたのは、「おやすみ=朝からTVをたくさん見られる」と、ぐり君が思っているからです。

 

ただでさえ、登園渋りがあるのに、毎日TVでアニメ見放題の日々が続いてしまうと、保育園が再開した際に「ほいくえんいきたくない。おかーさんといたい。てれびがみたい(←これがメインだと思われる)」と泣き叫ばれるのが目に見えていたから。

 

仕事中にTVをつけて見せていれば、おとなしく見ていてくれて親は助かるけれど…今後を重視し、「保育園のように過ごす」を意識しました。

 

まず、「朝はTVを付けてはダメ」といういつもの平日ルールは変えず。

初日に「時間に余裕があるんだからいいんじゃない?」と旦那さんがTVを付けようとしたのを「今日はお休みじゃないから」と静止。

いつものようにご飯を食べ、キッチンを片付け、熱をはかり、部屋の片づけ・掃除をし、ルンバのスイッチを入れて9時に家を出て、ぐり君と二人で1時間散歩(またはスーパーへ買い物)。

日中は外で体を動かす時間が取れないので、運動不足と一日中家にいる閉塞感を減らそうとの目論見でした。

あとは、「支度の時間」と「おうち保育園のスタート」の区切りの意味も兼ねていました。

10時前に帰り、10時から仕事スタート。

ぐり君は、キッズワークをしたり、ブロックで遊んだり。

12時に仕事を中断し、昼食。

13時から昼寝をさせるため、私は昼食に続き1時間離席の連絡を入れ、ぐり君に添い寝。

保育園では毎日昼寝をしているのに、家で過ごす休日はまったく昼寝をしてくれないので、初日は寝かしつけに苦労しました。が、「15時お菓子を食べられるのは、ちゃんと昼寝をした子だけ」と言ったら、昼寝をしてくれるようになりました。

一度寝付くと、1時間~2時間昼寝をしてくれます。

15時~16時頃におやつ。

17時に業務終了。おうち保育園も終了。TVを付けてOK!としました。

 

規則正しく、を一番意識し…仕事は二の次、三の次でした。

本当に、期末や、出勤しないとできない業務を抱えている期間でなくて良かった…!

 

これ以降、「きょうはおやすみ?」だけでなく、「きょうはおうちほいくえん?」と聞かれることもあります。

でも、TVの視聴時間を厳密にしたおかげで、TVを見たいから保育園に行きたくない、といわれることはありません。良かった。

今朝も、「ぱっぱがだいすきなの。ずっとぱっぱといっしょにいたい」と少しぐずりましたが、元気に登園しました。

…そうして、はしゃぎすぎて転び、肘を擦りむいて泣きべそかいていました。