ぐり君が生まれたとき。
仕事を辞めるつもりは毛頭なく、4月から保育園にお世話になることを決めていました。
まだ7か月ほどの、小さく可愛い子。
まだもっと一緒にいたい。でも1年後では競争が激しく、保育園に入れるか分からない。
1年半も仕事から離れてしまったら、戻れるか(会社の組織の問題ではなく自分のブランク)心配。
保育園に預けたい気持ちと、預けたくない気持ちと、仕事に戻りたい気持ちと、戻りたくない気持ち…育休をとった当事者にしか分からないジレンマだと思い、旦那さんにもそんな話はしませんでした。
私自身が葛藤している最中、義母から電話がありました。
電話口で、義母から近況を尋ねられたのちに「こんな小さいうちから保育園に預けるの? 可哀そうに」と言われました。
ムカッ!とはきたけれど
こちらも嫌みを込めて
「でも、2人で働かないと、生活が大変なので~」と、さらりと躱しました。
子どもが欲しいと思って生んだのも、その子を人に預けて働くのも、すべて親のエゴ。
胸がチリチリはするけれど、仕事を辞めることは考えませんでした。
旦那さんと私は同じ意見だったし、義母に言われたぐらいでは揺れ動いたりはしませんでしたが、こういう言葉って一生忘れませんね。根に持ってしまう。
現在、義夫と義母は喧嘩中で、義母は義妹の家に身を寄せています。
先月義母に会った際、
「人生何があるか分からないから、仕事は辞めちゃダメよ」と言われました。
…言われるまでもなく。
ちゃんと数十年単位で人生設計を考えた上で、日々を生きてますから。
義母が家を出て3か月程経過しました。
その間、一度だけ義実家に顔を出しました。
酷く散らかってはいなかったけれど、義母がいたときほどには掃除は行き届いていない様子。
その時、義父は
「まあまあ片付いているでしょ。一人きりの方が気楽。好きなものも食べられるし、体重も増えたよ」と、一人暮らしは快適だとアピールしていましたが。
先日、都内で義父と食事をしたのちに、夜になって電話がかかってきました。
「掃除も食事の用意も、全部一人でやるのは大変だ。面倒だから特養に入ろうかと思っている。いいところがないか探してくれ」
「年末早めに帰省し、2~3日泊まって掃除を手伝ってくれ」
(義父は一人で出歩けるほど元気なので、そもそも特養に入る条件を満たしていない)
義父は、義母に「専業主婦としての働きにはなんに価値もない」と言い放ったと聞いていたので、共働き&子育てで忙しい息子夫婦に大掃除手伝ってくれというよりも先に、まずは義母に頭を下げるのが筋では?と、冷めた目で見てしまいます。
「おとうさんに探してほしいと言われていた老人ホーム、探さなくていいの? そもそも特養は入れないから、料金はかなり割高になるけど…大丈夫なのかな? おとうさんそのあたり分かってるかな?」と旦那さんに聞いたら
「単に話の種として話題に出しただけだよ。探さなくていいよ。本気で入るつもりなら自分で探すでしょ。真に受けてパンフレットを送ったりしたら、今度は"俺を老人ホームに放り込んで厄介払いするのか!"って言い出すよ」と。
…それもありうる。
さんざん二人に振り回された旦那さんはすでに達観していて、義両親との間に線を引いて接しています。
これまで旦那さんの、義父の言葉を右から左に聞き流すスルースキルの煽りをくって私まで一緒に怒られていましたが、私も受け流せるようにスルースキルを磨こうと思います。