みなさん、こんにちは。
久しぶりの更新となってしまいました。
今回も出版という夢の実現を目指す私の進捗状況です。
前回の記事では、ある出版社(以下N出版社)の方と電話でお話をさせていただき、引き続き
私の出版企画についてご検討いただくこととなった旨をご報告しました。
今回は、その後の経過報告です。
結論から言いますと、出版に向けてはまだ何も前進していません。
むしろ後退したと言えるかもしれません。
ただし、それは前向きな後退であって、私なりに熟考した上での決断でした。
前述のN出版社様と電話でお話をさせていただいてから、私は自分の企画が採用されるかどうかドキドキしながらご連絡を待っていました。
複数の出版社に企画書を応募してから1ヶ月以上が経っていましたので、他の出版社は無理だろうとあきらめていました。
そして、11月22日、N出版社様からご連絡がありました。
初版2000部、定価1500円、200ページ前後での出版のご提案でした。
つまり、私の出版企画が採用されたということでした。
ただ、上記に加えて私が300部を買い取ってほしいという条件も付いていました。
講演会やセミナーなどを開催し、そこで販売してもらえると助かりますと。
「著者の買い取りという条件を外すことができず申し訳ありません」という一言も添えてありました。
このご連絡をいただいた時、私は感謝の気持ちでいっぱいでした。
全くの無名の私の企画を真剣にご検討くださり、採用してくださったのです。
私に出版のチャンスを与えてくださったのです。
しかし・・・、私は迷いました・・・。
こんなチャンスは、もう二度と来ないかもしれない。
このチャンスを絶対につかむべきだ。
無名の私にチャンスをくれた出版社様へのご恩に報いるべきだ。
そんな想いが湧き上がってくる一方で、別な想いも渦巻いていました。
私は、これまで一つの想いを持ち続けてきました。
それは、多くの人が「無理だよ」と言うであろう道を進んでこその冒険人生、という想いです。
夢の実現についても、「お金が無い人でも夢を実現させて成功することができる」ということを証明したいと考えてきました。
成功法則の本なども含め、多くのビジネス書には、成功のためには「時間とお金の先行投資が重要」「学びにかけたお金は後で必ず回収できる」ということが書いてあります。
これは、おそらくド正論であり、真実なのだと思います。
出版に関しても、お金を払って出版プロデューサーや出版コンサルタントの方に協力してもらった方が、出版の実現は圧倒的に近くなるのでしょう。
それでも、私は違う道を進んでみたいのです。
「お金をかけなくても夢を実現させることはできる」というロマンを追いかけたいのです。
なぜなら、私には自分の夢の実現に多くのお金をかけるほどの経済的余裕がないからです。
私には家族との生活があり、私は何よりもそれを優先しています。
自分の夢の実現のために、家族との生活をリスクにさらすわけにはいきません。
また、そんな私と同じような状況にいる人は少なからずいると思います。
お金に余裕がないからという理由で、自分の夢を追うことを躊躇している人は多いのではないでしょうか。
だから、もし私が、お金をかけずに自分の夢を実現できたなら、そういった方々が、夢の実現に向かって一歩を踏み出すための見通しになれるのではないかと思っているのです。
このブログで、私が夢の実現に向かう姿を実況的に書いているのもそれが理由です。
このような強い想いがある私にとって、N出版社様の著者による300冊の買取条件は、YESという返事をするための大きな壁になっていました。
300冊で450,000円、私にとっては大金です。
そして、この条件をのんで出版を実現したとしても、それは私にとってロマンではないのです。
「結局さ、けっこうなお金を払ってるんじゃん。」と。
誤解の無いように書いておきますが、たとえ商業出版だとしても、出版社が著者買取を出版条件にしてくることは当たり前にあります。
特に、実績や知名度の全くない私のような新人著者は、出版後の売上予想が難しいため、著者買取が条件になるのは当たり前にあることなのです。
むしろ、「著者買取という条件を外すことができず申し訳ありません。」という一文を添えてくださったN出版社様のような出版社はめずらしいのではないでしょうか。
私は、迷いました。
夢の実現を優先すべきだという想いと、自分の信念と直感に従って行動すべきだという想いが激しく対立していました。
最終的に私は、N出版社様からのご提案を辞退させていただく決断をしました。
N出版社様には、心からの感謝をお伝えした上で、辞退のお返事をさせていただきました。
ご担当者様からは、「また何かの機会がございましたらご連絡をお待ちしております。」というありがたいご返信を頂きました。
今回の件で、私は自分の企画書を再度ブラッシュアップしなければならないと感じました。
これは間違いなく売れる、という根拠とインパクトが圧倒的に足りないのだと・・・。
それと同時に、出版実現に向けて自分がこれからやるべきことを再考し、実行しなければという想いも強くなりました。
出版に対する想いと考え方が深まったという意味でも、N出版社様には感謝してもしきれません。
出版を実現させベストセラーになることが、そのご恩に報いることだと思います。
完全にふり出しに戻ってはしまいましたが、またゼロからスタートしたいと思います。
出版への道は果てしなく長く険しいものとなりそうですが、引き続き実況していきたいと思います。
みなさまにも、応援していただければ幸いです。
では、かなり長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。
最後まで読んでくださり、大変ありがとうございます!
ランキングの方も、応援していただけたらうれしいです!