2022-12-30

私のポリシー(チーム編)

弊社では知識・情報をWikiというシステムで社内共有していますが、ここに私の組織運営・経営のポリシーのコーナーもあります。その一部をご紹介します。

大切なのは、こういった方針はルールで押し付けるのではなく、個々のメンバーが内発的に動くようガバナンスする事です。それは簡単ではありませんが私の場合、指示や強制はせず、リーダーがこのスタンスを発揮し、その姿を見せる事で進めます。強制しない理由は、力関係では真の文化を作る事は出来ないからです。

外発的ではなく内発的にチームが動くようにするには、リーダーが哲学をもち、かつ時間をかけて進める忍耐力が大切と感じています。


心理的安全性がある

社内では誰が発言しても許容される。
自発的な行動や意見は歓迎される。(正しい・間違いは重要ではない)
そしてチームメイトをジャッジしない、評価しない、断定しない。

自発的に動ける組織

多様性を認め、話し合いを重視。
会社が押し付けるのではなく、スタッフ自身が考えて決めてゆける組織。
自らルールを作ったりチャレンジ出来、会社はそれを受け入れる。メンバーが主体性を発揮出来る。

ルールは最低限

ルールを作りすぎると、個性を排除し機械のように人を同質化させる。ルールを増やす事は、創造性を押さえつけ新しい可能性の芽を摘むこと。自由を奪い、個人の強みを活かす機会を奪う。
従って画一的なルールや目標を全員に押し付けてはいけない。それぞれにあった目標、責任、待遇があってしかるべき。

ルールを減らすことは、多様性を受け入れることである。個人個人で働き方をチューニングしやすくなり、パフォーマンスをあげやすくなる。

マイクロマネージメントをやめることは上司や経営者にとって勇気がいるが、信頼関係とのトレードオフである。ルールを減らす事のもう一つ良い点は、タスクが減り管理オーバーヘッドも減る事だ。

肩書はいらない

人にラベル(肩書)をつけた瞬間から余計な力が働き始める。
肩書きは思考に影響し、ポジショントークが増え、本質を見誤る。
役職・ポジションに固執する人は人望を失う。
肩書きによって「責任」を生み出すと、周囲に「無責任」が生まれる。
唯一、プラスに動くラベル・肩書は、その人の「名前」である。だから名前で呼び合えば十分。
下の名前またはニックネームで呼び合いましょう。

雑談推奨

会社の同僚は、家族の次、または家族に匹敵するほど時間を共にする。
同じチームメンバーであり、家族に準ずる仲間であるのが理想。
心理的な壁は出来るだけ無い状態が、よい関係作りになり、仕事のしやすさに繋がる。
それを手助けするのは、雑談や、ご飯を共にすること。
業務中の雑談、社費による食事は会社として推奨します。

仕事を分担しすぎない

工場のベルトコンベアや機械作業のように、業務を分担し過ぎてはいけない。
例えばカウンセラーなら、カウンセリング以外の手続きも出来るだけ一人で行う。(学校手続き、入金・支払いの管理、渡航までのフォローなど)
業務を分担しすぎると、他人を「機能」として見るようになり、敬意が薄れる。精神的なぶつかりや、衝突、不協和音が生まれる。
一方カウンセリング周辺の業務にも関わる事で、アイデア、改善点、問題意識が生まれる。

一流だからこそ

細かい作業もカウンセラーが行うのは、上記の「分担し過ぎる事の弊害」を避ける事が理由。

一流のプロであっても、泥臭い事も含めてやって一流。
テスラ・SpaceXのイーロンマスクは現場で従業員と一緒に働いて寝泊まりしたり、一流の医師も自分の手で手術を行います。

私が目指すのは、一人のプロとして、仕事を分割しすぎず一通りの業務をこなし、かつ業界高水準の報酬を得る、というものです。

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