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偽りの言葉を教えられたことへ

2020-04-12 13:43:55 | 小説

我々に 偽りの言葉を 首の後ろから注入し続ける 凌辱者としての欧米の諸氏に捧ぐ

 

すっかりと嘘言葉しか話せない 

そこに自身がいると疑わない我々が

増え続け 膨らみつづけ

失われた あなたを探すこともなく

夢の中で迷子になっている

我々は既に侵された

我々は我々を生きてはいない

それは詩人にしか気づけないこと

そして詩も奪われた

乳母車は海に沈み

石碑だけが、焼かれずに残っている

地中に眠る我々の祖先は

電信柱で閉じ込めラレている

決して声を届かせないように

白い肌の輩に見張られている

 

民族が立ち上げるときだ

我々は我々の言葉を取り戻すのだ

さもなくば滅びるまでだ

 

 


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