我々に 偽りの言葉を 首の後ろから注入し続ける 凌辱者としての欧米の諸氏に捧ぐ
すっかりと嘘言葉しか話せない
そこに自身がいると疑わない我々が
増え続け 膨らみつづけ
失われた あなたを探すこともなく
夢の中で迷子になっている
我々は既に侵された
我々は我々を生きてはいない
それは詩人にしか気づけないこと
そして詩も奪われた
乳母車は海に沈み
石碑だけが、焼かれずに残っている
地中に眠る我々の祖先は
電信柱で閉じ込めラレている
決して声を届かせないように
白い肌の輩に見張られている
民族が立ち上げるときだ
我々は我々の言葉を取り戻すのだ
さもなくば滅びるまでだ