この週末は、4日は婚礼を1組、5日は婚礼を2組担当させていただきました。
4日の披露宴。
主賓の方のご挨拶に感動しました。
新郎の仕事は、新潟県長岡市にある高校で、野球部のコーチ。
上司は、その高校の校長でした。
その高校では多くのスポーツ系部活が全国大会へ出場していますが、野球部は甲子園に行ったことがありませんでした。そこで野球部の監督や首脳陣と協議のうえ、その中の一人が新郎の知り合いということもあり、新郎をヘッドハンティングをし、同校へコーチとして迎えたのでした。
校長先生は主賓挨拶と同時に乾杯の発声も兼ねていたので、挨拶の最後、次にように締めました。
「結婚式の乾杯といえば、長渕剛の曲『乾杯』です。ぜひ歌いたいのですが、この後の披露宴を台無しにしてはいけないので、好きな部分の歌詞を紹介します。」
と言って、内ポケットから紙を取り出し、歌詞を読み始めました。
かたい絆(きずな)に想いをよせて
語り尽くせぬ青春の日々
時には傷つき 時には喜び
肩をたたきあった あのなぜか
最初のフレーズを読み始めると、なぜか頭の中でメロディが流れはじめ、
校長先生が読むフレーズが、頭の中でメロディと重なりました。
明日(あす)の光を 身体(からだ)にあびて
振り返らずに そのまま行けばよい
風に吹かれても 雨に打たれても
信じた愛に 背を向けるな
乾杯！ 今君は人生の
大きな 大きな舞台に立ち
遥か長い道のりを
歩き始めた 君に幸せあれ！
2番の2コーラス目とサビを読むと、頭の中では完全に長渕剛が歌っていて、
感動して思わず目頭が熱くなりました。
あらためて歌詞に込められた想いを感じました。
特に
風に吹かれても 雨に打たれても
信じた愛に 背を向けるな
この部分、"背を向けるな"って秀逸なフレーズで、
ここに一番、感激しました。
この曲、しばらく聞いていなかったし、最近の披露宴では(コロナの影響もあって）カラオケで歌われることもなかったのですが、こうして詞だけ見ても素晴らしいです。
思いがけず、良いご挨拶を聞きました。
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