ノンケミの観点から、ここ10年間ほど、ほとんど肌の保湿が出来なかった。
ちょっと古いのだけど、読みやすくて、理屈も納得。
次に、②保湿はひたすらこまめにしなくてはいけない。
化粧品というものは、乳化しようとすると一気にケミ度が急上昇してしまうので、
これまでは、両極端にある水系と油系しか使ってこなかった。
両者を混ぜた(=乳化した)使い勝手の良い乳液やクリーム系は、一切使えなかった、というか使ってこなかった。
「私はもう永年、小豆島のオリーヴ・オイルしか、顔に塗ったことがない」と宇野千代先生が言ったとか(小豆島ヘルシーランド)。
私の祖母も、ヘチマ水しか使わないと言っていたような。彼女も肌がきれいだった。
そのように、無駄に手入れをせず、無駄に肌を甘やかさない方が、肌自身の力を引き出す!的な夢にのっかりたかったところもある。
いんや、ダメなのだ!
肌の強い人は何をやっても(やらなくても)大丈夫。肌の弱い人は何をやっても(やらなくても)ダメなのだ。
放任主義作戦はまったく功を奏さず、私の肌はすっかり東京砂漠。
最近、あまりにもしわが目立つようになってきたので、さすがに一念発起して、フェイスケア改革を試みることにしました!今回はその第一弾。
1.ノンケミの経緯
子供のころからケミカルには弱かったけど、2011年に完全にダメになり、
それ以降は完全ノンケミ生活を送ってきた。
- おふろでは染髪もふくめて全てせっけん(ガミラシークレット)
- キッチンもせっけん(パックスナチュロン 400番)
- 洗濯洗剤はセスキ炭酸ソーダ(せっけん百科のセスキプラス)。+肌に直接触れないものは通常の洗剤も使用。
- スキンケアは水系と油系のみ(MIMCのローション、バーム、HABAのスクワランオイルなど)
しかし最近、ヘアダイのケミ解禁をきっかけに(ケミカル少なめのヘアカラートリートメント(白髪染め)を探してみた、ヘアカラートリートメント、レフィーネがもう限界。プリオールに期待!)、
そろりそろりと、ケミ解禁を拡大してみたいと目論んでいるところ。
この度は、スキンケアについて、どこまでケミ解禁できるのか挑戦してみる!
2.ケミ解禁-保湿計画の方針
皮膚科の先生が書かれた『水だけ洗顔で、一生美肌』にのっかることにした。
ズボラでもできそうな感じだったので。
お手入れ方法は次のようなものです。
- 水だけ洗顔
- 保湿はこまめに
- UVもマスト
まず、①水だけ洗顔には二つの意味がある。
一つは、お湯NG。水オンリー。
二つに、せっけんも使わない。水オンリー。
クレンジングした後も水オンリーならしい。
これは簡単。こういうの大好き。
皮膚は排泄器官なので自分で汚れを除くことができる。大切な潤いを洗い流してしまうことの方が、汚れを残すよりも、肌に悪いらしい。
保湿はクリームがおすすめ。2時間おきでも、3時間おきでも、乾いたと思ったら即クリームON。
メイクの上からでも、スタンプを押すように、やさしくクリームを重ねるのだとか。
ついでに水を飲む。液体なら何でも良いのではなくて、水が良いらしい。
中から水を補給し、外はクリームでバリア。
外からローションで水を補給してもそれほど保湿効果は無いので、外からは蓋をするという考え方ならしい。
そして、③UVもマスト。家から出ない日でも、日中はUVプロテクトをする。
日中は、保湿クリームの代わりにUVクリームで保湿すればよいらしい。
いやあ、ケミの塊な感じのするUVは、ノンケミの観点からまったく未踏の地だよお。
3.痒い、痒い、痒い
比較的低ケミそうな保湿・UVクリームを仕入れ、保湿プロジェクトを開始したところ、
痒くてたまらん。顔全体が痒いよおお。やっぱし無理かも~~~
いや、ここでひるんだら東京砂漠が広がる一方。頑張るんだ!
保冷剤で顔全体を冷やして冷やして、なんとかのりきった。
最初の1週間くらいは、猛烈に痒い痒いだったけど、1週間くらいしたら保冷剤が不要になり始めた。
それでも、1か月ほどが過ぎた今でも、体調などのコンディションが悪い場合に、痒い痒い発作が始まる。発作が出たら慌てて保冷してしのぐ。
そして予想通り、まぶたにアトピーが頻出。ステロイドで抑えながら様子見している。
このアトピーが、10年前のように、全身に派生しなければよいのだけど…。
これ、どうなの?プロジェクトは続行すべき?撤退すべき?
いや、そのうち慣れる。そう考えておく!プロジェクト続行!脱東京砂漠!
4.クリーム
クリームは、「プラナロム」のナイトクリームと「マリロウ」のデイクリームを買ってみた。
お値段は月とすっぽんなのだけど、意外なことに、安価なマリロウの方が保湿プロジェクトには向いていた。
プラナロムの方は質感が軽く、肌にす~っとなじむ感じ。香りも癒される~。
マリロウの方は油を塗っている感じ。肌になじまずベトベト・テカテカ。
それが良かったのだ。
下手にケミカルが肌になじまず、よってガンコに蓋をしてくれる、マリロウの勝ち。
最初は、プラナロムは、痒すぎて全く使えなかった。
いまでは、プラナロムでも痒くならない場合もあるのだけど、アトピーはほぼ洩れなく反応するようだ。
ということでマリロウばかり使っていて、プラノロムにはなかなか手がのびない。
とうとうマリロウが無くなってしまったので、次はマリロウのナイトクリームも注文してみたよ。(そのうちまた第2弾で紹介します)
5.UV
UVは、「ナチュール」のUVゲル(SPF30)と「ナチュラグラッセ」のccクリーム(SPF44)を買ってみた。
家にいるときはただのUV。
外出先の化粧直しにccクリームをつかうことにした。
どちらも、UVだから特別にダメってわけではなく、マリロウの反応と同じくらい。
マリロウを購入するついでに、「ラロッシュポゼ」のUVも注文してみた。
ブログ第2弾はいろいろ比較してみるよ。
6.まとめ
紆余曲折ありながらも、保湿プロジェクトが進行中。
ターンオーバーが数回転した頃には、砂漠がブッシュくらいには和らいでいるだろうか…。
次の第2弾に乞うご期待。
ところで別途、「リファファインバブルs」というシャワーヘッドがわが家にやってきた。
そのミストモードを使うと、なにやら毛穴がきれいになる気がする。
ということで、目下、保湿×毛穴プロジェクト進行中。
あれ?きれいに洗浄しすぎるのはダメだったっけ?困った、二律背反だ!