久々の更新です。
前回の記事ではアンディオールが少しつかめてきたかもという話を書きました。
その後もレッスンでは意識するように心がけてはいますが、期待したほど劇的に上手くなったりはしませんでした。(当たり前)
むしろ今までよりも下手になったようにすら感じます。
今までが間違ったバランスで踊っていたのだから、こっちが正しいのだと頭ではわかっていても、少し落ち込みます・・。
ウェイトレスのように
先生の先生にレッスンを受ける機会があり、様々な新しいご指摘やご指導を受けて今度こそ劇的に変化が起こるかも、という感覚がありました。
そのうちの一つが、ウェイトレスさんのように両肩のところで1枚ずつお盆を持つように両手を持ってきて姿勢を整え、背中を使う感覚を持つというものです。
今までよりもかなり重心が体の背中側に来ます。目線が上がって広く大きく動けるような気がしました。
とにかく背中側を使い、前のめりにならないように、足も前腿に重心がかからないようにという注意がありました。
実際にそうやってみると軽く動けるような、力が抜けるような気がします。
この感覚でレッスンすれば、もしかしてすごくバレエっぽく動けるのではないかと大いに期待を持ちました。
背中が落ちる
でも、そうは問屋が卸しませんでした。
背中側ばかり意識しすぎてどうしても反ってしまうのです。
もともと背中、というか腰の部分が反りやすく、腹筋が抜けて肋骨の前側が開きやすい私が持つには、「ウェイトレスさん」はあまり向いていないイメージだったようです。
とにかく落ちずに上に上がる、背を高くする、背中側も上に上げるように意識を変えてみました。
宝塚の男役みたいなかっこいいイメージで。
先生の先生もジャケットを肩にかけるような感じ、とおっしゃっていました。
そのジャケットが背中から離れてしまうと反っているのだそうです。
お尻と背中
お尻の回し方についても一つ発見がありました。
今まではお尻の下側を回そうとしていたのですが、もっと内側でもっと下側のようです。
骨盤の底を作る感じというか、キュッと回すと足が前に自然と上がってくるような感覚です。
そのお尻を作るには骨盤を真っ直ぐ立てる必要があります。
するとお腹や骨盤の底が上に上がる感覚があるので、その場所でお腹だけじゃなくて背中側もシュッと胴体全部を上に上げる。
力加減は無理やりじゃなくて軽くて気持ちがいいくらいのところで。
これが今回のタイトルの『キュッとしてシュッと』になります。
上半身も
そして上半身にも応用できることに気づきました。
肩関節をキュッとはめて、首をシュッと伸ばすのです!
肩を下げて腕を長く使おうとするあまりに、私の肩関節は緩みがちだったようです。
今まで肩甲骨を寄せる動きが苦手だったせいもあるかもしれません。(やろうとすると肋骨の前が開いてしまう)
肩は前に丸く出て、首も前に落ちがちでした。
腕は手首から先に神経が通っていないかのようにブランとしやすいです。
体幹から手足を使わないと、そりゃあコントロール出来ないですよね。
というわけで、しばらくは『キュッとしてシュッと』をスローガンに頑張ろうと思います!
以上、大人バレエの体験談でした。