ひちめも

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絵本「海とそらがであうばしょ」あらすじや感想

こんにちわ!ひちです(^^♪

今日は3月1日に発売されたばかりの新作絵本「海とそらがであうばしょ」をご紹介したいと思います。

とても美しく幻想的な絵本です☆

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「海とそらがであうばしょ」情報

作:テリー・ファン&エリック・ファン

訳:増子久美

出版社:化学同人

価格:2100円(税抜)

対象年齢:4歳以上

あらすじ

 海のそばに暮らすフィンは、おじいさんが話してくれた、海とそらがであう場所について思いをはせます。一緒に見にいく約束をしていたおじいさんは、もういません。フィンは自分で船をつくり、そのふしぎな場所を見つけるため海に出ます。
もしかしたなら、探していたことさえ、気付いていなかったことが見つかるかもしれません。

海とそらがであうばしょ - 株式会社 化学同人

感想

鯨や気球、船やコンパスなどが幻想的に描かれている表紙に惹かれて購入しました。

一体どんな物語が始まるのだろうとわくわくして読みました。

 

主人公はフィンという男の子。フィンは海のそばで暮らしていました。

フィンはおじいさんが聞かせてくれた話を思い出します。

「ずうっとずうっと とおくにな 海とそらがであうばしょがあるんだよ」

一緒に見に行く約束をしていたおじいさんはもういません。

今日はおじいさんの90歳の誕生日でした。

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「ふねをだすには さいこうの日だ」おじいさんならそういったでしょう。

フィンは自分の力でその不思議な場所を見つけるため、船を作り海に出ます。

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海で出会った大きな金色の魚に導かれながら、冒険します。

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海には不思議な島がたくさんありました。

本が大好きな鳥たちが暮らす本の島。

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巨大な貝殻の転がる島。

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そして、海とそらがであうばしょに辿り着きます。

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鯨やクラゲが空を舞い、船や気球、お城が浮かんでいる美しい光景が広がっています。

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一緒に旅をしてきた金色の魚は、月に向かって泳いでいきます。

フィンは金色の魚に聞きたいことがたくさんありましたが、遠くからフィンを呼ぶ声が聞こえ戻ってきます。

「フィン、おきて。ゆうはんのじかんよ」お母さんが優しく起こします。

 

海とそらがであうばしょは、生と死の狭間のような不思議な場所だと感じました。導いてくれた金色の魚は、おそらくおじいさんなのでしょう。

おじいさんとの別れは寂しいですが、月のように、これからもずっとやさしくフィンを見守ってくれるという温かいメッセージを感じました。

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さいごに

「海とそらがであうばしょ」はいかがでしたか?表紙や中のイラストがとても幻想的で美しいのが印象的な絵本です。ぜひ読んでみてください(^^♪