翻訳担当のEikoです。
この間の週末に、日本語と英語のランゲージエクスチェンジをしているデビーさんのお家に遊びに行きました。そう、去年の始めからのエクスチェンジがまだ続いているのです。どちらかが忙しかったり、調子が悪かったりしたら、その週はお休みですが、1週間の一つの楽しみとして、のんびり続いています。
デビーは私が2年前に通った英語学校の先生で、その日は去年の生徒さん2人も来て、おしゃべりを楽しみました。どちらの女性も、ニュージーランドに来る前は学校で理系の科目を教えていた、とても知的で、穏やかな人柄でした。
一人はベトナム出身。「パスポートの更新を数カ月前に申請したけれど、音沙汰がない」というので、びっくりして、「え、それはストレスでしょう」と言ったら、「いや、分かっていることだから、ストレスではない」とのこと。賄賂分を払わず、正規料金だけなので、時間が掛かるのはしようがないことなのだそうです。「でも、IELTSのテストが受けられなくて困る」と、苦笑いをしていました。
もう一人は、スリランカ出身。「スリランカは、電力が停止したり、インフレで大変な状況とニュースで見ましたが、ご家族はいかがお過ごしですか?」とたずねたら、「全然大丈夫」とのこと。彼女によると、例えるなら、0.5ドルのパンが2ドルとか、3ドルになって困っている人たちの間での話であり、「私の家族は、まったく問題ないです」とのことでした。私はてっきり、スリランカ中が大混乱の中にあるのかと思っていました。「スリランカの一番の問題は、政府のトップが国の将来のためではなく、私欲のために、不要なインフラの建設にお金を費やしていること」と、静かに語っていました。
日本で生まれ育ち、ニュージーランドで生活していると気付かないですが、こうやっていろいろなバックグランドの人と話をすると、改めて、今の生活のありがたさをしみじみと感じます。もちろん、私なりにいろいろと大変なことや困ったことは日々存在するわけですが、自分だけではどうしようもない、大きな困難や理不尽が世界中に満ちあふれている中で、こうやって毎日を穏やかに過ごせることに感謝です。
カネノナルキ(money tree)が今年も咲いてくれています。冬至を過ぎたら、一歩ずつ、確実に、春が近づいてきます。
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