早くから始めたい住み替え計画づくり
我が家の空き部屋が多くなり、がら~と感じるのがシニア世代です。
これまでは、自然豊かで静かな今の住まいの環境に満足していたのに、今では不安が募るばかり。
昔は若い世代もたくさんいて、高齢になっても助け合いながら生活ができました。
今は、隣近所を見渡すと高齢者の一人暮らしも多いですね。
助け合うにも、同じ町では無理なことも多くなりましたね。
本当に、いつまでここで暮らし続けることができるのかと思っていませんか?
我が家、マイホームは、もともとあなたが健康で幸せを感じ、安心できる場所です。
今、あなたの健康にとって我が家が負担なら、まだまだ行動できる体力がある早いうちに、住み替えの計画を始めましょう。
親族と言う単位で、今のマイホームを守り暮らし続けることにも限界はあります。
住み替えや、季節に応じて短期移住など、これからは必要だと思います。
集落から他人同士の集楽へ
住み替え先の選び方は大切なポイントです。
まず仮住まい、お試し移住することを考えましょう。
決して、完全移住を始めから考えない方が良いですね。
若い世代なら、移住の失敗をやり直す体力も時間もあります。
でもシニア世代は、何度もできないでしょう。
まして失敗したと言う後悔から、早く立ち直れる自信が無いのならなおさらです。
基本は、あなたが住みたいと思う場所を選べば良いのです。
しかしシニア世代は、自分の健康状態の変化も選ぶ重要な条件の一つになります。
例えば同じ町でしたら、おそらく古くから町並みのそろった旧市街地が、第一候補かもしれません。
ある程度の、住環境が整っているからですね。
商店、学校、役所、金融機関、郵便局・・・。
そして病院や介護などの医療介護事業所。
ただ町の中心地は、道路が狭く自動車の運転に不便なところが多いのも現実です。
ところがこのマイナス点、車に頼ってきたこれまでの暮らしを見直すきっかけになります。
(大分市内の町中商店街。写真提供:ほむさぽ大分通信 富澤史子さん。)
歩くことが基本生活のスタイルに変わるわけです。
よく聞く「ウエルネスシティ(健康生活を過ごすことができる町)」のプラス点とも言えます。
ガソリン代や交通料金などを節約できて、町を歩く時間が増え自然と健康づくりができることになります。
ただ、それでもあなたの健康にとって、とくに心の健康を考えると、もう一つの条件が加わります。
(松江市内旧市街地の祭りに集まる人たち)
緩やかな人と人とのツナガリがある、集落から他人同士の集楽へ。
接触する機会が増えると、孤独感からの解放も期待できますね。
歩くことが楽しい町には、自然と人と人との会話が生まれます。
ITを駆使したコンパクトでスマートな町づくりが急がれています。
でも、忘れてはいけないことは「人と人が触れ合うこと」でしょう。
日本のあちらこちらにじゃ、古くからの集落も多く残っています。
重要なポイントは、今でも楽しく人と人が集まる町かどうかです。
若い世代なら、マイカーで行動範囲も広い。
でも高齢になり、運転免許証も自主返納しなくてはいけないとなると・・・。
あなたの年齢とともに、暮らす場所と住まいの選び方は変わる
医療や介護の専門家、不動産と建築のプロの意見をまとめて聞ける場を作っておくこと。失敗しない住み替え計画づくりに、とても大切です。
ほむさぽグループは、そんな場所をあなたに届けるために作りました。
あなたも、どうぞ気軽に私たちほむさぽグループの仲間になってください。
(文:ホームサポートサービスグループ松江本部 フェア・ラウンド濱名)
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