四十六話・.2009年 7月 パチンコ依存性とは
2009年までの借金の総額340万
ここまで借金が膨れ上がった原因は70%がパチンコとパチスロ…
少し回顧してみよう
その前に記憶を甦えさせる為に羽根モノ大全とCRデジパチ大図鑑を購入…
羽根モノに関しては激しく好きすぎて語ると枚挙にいとまがない為と話の原点からズレが生じるので省きます
ちなみに羽根モノ・スパンキーは誰よりも毎日の如く打っていましたね…
役物が実に素晴らしい
2009年7月
当時、常に頭を悩ませていた…
その理由は【借金】
アコムとアイク(CFJ)の支払いが遅れるとキャッシングが出来なくなる(遅れた日数分)
これを最初に食らった時は【世界の終わり】を感じたが支払いの遅れを何回か繰り返すと不思議と慣れが生まれ、開き直れるのだ
『支払いが多少、遅れても何日かすれば大丈夫でしょ』
などと能天気な気持ちで考えていた
こんな時は前もって債務会社に電話をし返済日を指定してから借金ビル(消費者金融が何社も集合していたビル)のATMから返済が毎月の日課
ある日、事件はATMの目の前で起こった…
カードを入れ、入金をしたら引き出すいつもの【奥義・大車輪】を行うはずが【借入】の文字が無いのである
『あれ?』
『えっ…(ちょっとパニックになる)』
もう一度チャレンジする
やはり【借入】の文字が消え画面には【返済】の文字しか出ていない…
『くっ、ヤバいなぁ…』
『これは『お前にはもう貸さないよ』って事の通告か…』
『まさか、噂の【総量規制】が始まったか…』
※総量規制とは正確には2010年6月18日より開始、年収の3分の1を超える貸付を法律で原則禁止する規制
社会的に戦力外通告を受けたの?
体中に悪寒が走る…
とりあえず、3社に返済し次のATMコーナーに向かいながら頭脳をフル回転させながら金策を考えていた
『セゾンカードはまだ大丈夫なはずじゃないのか?セゾンはクレジットカードなのだからクソみたいな利率のクソ消費者金融とは違うはずだろ?』
あ…
『ま、待てよ、そう言えばショッピング枠を現金化した事あったよなぁ…』
『いや、取り敢えず今回の返済分だけは支払いを済まそう、ここの返済は3万円だ』
とセゾンカードコーナーのATMに向かう途中…私の視野にパチンコ屋の【新台入替】の看板が目に入ってしまい、また悪い癖が始まる
セゾンに返済するはずの3万を握りしめ
『パチンコで稼ぐしか無い』
これがパチンコ依存性…
とりあえず店内を徘徊し、目についたのが京楽の’【仮面ライダーMAXエデション』F
※爆裂4号機や裏モノが消えた時代の幕開けはフルスペック機(爆裂系パチンコ)に客が流れるのは必然と言えるだろう
仮面ライダーは実に面白いのだが爆裂スペック故にハマりも半端では無かった…
『3万で足りるかな…
いや、ここは野生の感で勝負!』
2時間後…
あっつー間に3万が溶けた…
『ふざけんじゃねー!3万返せよ!遠隔だろ!』と心の中で叫び退店…
『終わった、何もかも終わった…』
絶望感に陥りながら帰宅…
『どうしよう?セゾンの返済は…』
家に到着し、時間を見るとまだ13時、勝負熱が冷めるどころか逆にフツフツと勝負熱が湧いてくる(パチンカーは誰もが経験しているはず)
使ってはダメな金を2万握りしめ、もう一度勝負に出る事に決めた!
当時のパチンコのラインナップは豊富であり客も7割近くの台数が埋まっている為、非常に台選びが重要である
たった2万ではバトルスペックに勝負を挑めずに甘デジで勝負するしか手段は無かった
そして徘徊しながら慎重に釘とスペックを考慮した結果、選んだ台は…
『ドーベルマン刑事』
※この台は甘デジであっても万発を狙える機種でありスペックは甘いが釘は渋めがデフォルト
さざ波の当たりを繰り返しながら一撃を狙うも21時までの死闘…
『何で出ないんだよ!この店はクソだ、もう二度と来ねーからな!』(心の叫び)
結果的に大事な2万が溶けた…
嗚呼…
完全に諦めたのは言うまでも無い…
帰宅中に『はっ!』と気づき、セゾンに返済する3万をすっかり忘れた上に使ってはダメな金まで失った瞬間に正気に戻った
『またやってしまった…
これでセゾンまで借入が出来なくなる状況だけは避けなければ…』
そして家に帰り借入が可能な消費者金融をPCで探していた時に自分は【末期症状】かなと震えていた事は忘れられない…
※当時のパチンコは射幸心が強烈だった事もありヤメたくてもヤメれない状況でした…
これこそが『ギャンブルは麻薬』です
借入340万
借入件数5件
毎月の支払い25万