総合2面

「強含む米経済、ドル高の風
 理論値、今年に反転
 新興国は対外債務懸念」

 現在、円は対ドルで109円半ば。年初は「1ドル=103円台」だったそうです。本日の「チャートは語る」では、ドル高を追っています。

 「ドル高局面が再び訪れている。外国為替市場では米経済の急回復からドル買いが進む。政府債務が膨らんだことを反映して新型コロナウィルス禍で低下が目立ったドルの理論値は、2021年に入って上昇に転じた。理論値に並行する形でドル高が長期化すれば、感染が広がる新興国の苦境は深まりかねない」
 アメリカ経済が強いこともドル高を呼んでいるようです。

 「米国の21年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は前期比年率で6.5%増と、高い伸びを記録した。規模でみてもコロナ前の水準を回復した。個人消費や民間設備投資が大きく増加した。感染再拡大のリスクはあるが、経済指標は総じて強い」
 ドル高で心配になるのが新興国の経済です。

 「21年1~3月期の理論値は101円弱で実勢値と同様、上昇に転じた。対ユーロ、インドネシアやマレーシアなど新興国通貨でも軒並みドル高の動きが強くなっている」
 記事中のグラフを見ると、南アフリカランドとタイバーツは約5%下落、インドネシアルピアとマレーシアリンギットは約3%下落しています。
 これは心配です。

 多くの国はドル建てで債務を返しています。ドルが高くなれば対外債務の負担は大きくなります。タイもインドネシアもマレーシアも観光で潤っていた面も大きく、コロナでダブルパンチを受けている状態。
 東南アジア発の金融危機を知っている者としては、そうなんだ、と見逃すことはできません。コロナとドル高ーー近い将来〇〇危機に陥らないよう、願っています。           
                                                                        
  
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