遊戯王 マスターデュエル【セレーネ型魔術師】2022.10月制限 展開・ゲーム展開に関する考え方
こんにちは、ヒマワリですマスターデュエルでも《聖菓使クーベル》が使えるようになり、OCG制限と同じ構築が組めるようになりました。今回の記事は、マスターデュエルにおける《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止となり移行した《神聖魔皇后セレーネ》型の【魔術師】の基本的な考え方をまとめた記事となります。基本的なカードの役割は過去記事を参考ください。ヒマワリ@himahitoken 「遊戯王 マスターデュエル プラチナⅠ【魔術師】解説 」 ⇒ https://t.co/MunAdgb5x9 マスターデュエルにてプラチナIに到達した【魔術師】についての記事です。 今回はマスターデュエルで【魔術師】に興味を… https://t.co/tNtM65FnOp2022年01月24日 22:581.【魔術師】デッキとは【魔術師】は、【E M】や【オッドアイズ】と相性が良く、その複合デッキになります。「《デュエリスト・アドベント》→《EMペンデュラム・マジシャン》→《EMドクロバット・ジョーカー》→好きな魔術師カード」という形で繋がっており、最後に《慧眼の魔術師》をサーチすれば好きな魔術師カードをスケールに用意することができます。デッキ枚数は比較的多いですが、引いて困るゴミ要素を採用しなくて良いのと、多くのカードがサーチで繋がっている為、特定の何かのカードを引かなければ成り立たないデッキではなく、枚数の多さは見た目ほど気になりません。魔術師カードはペンデュラム効果とモンスター効果がどちらも強く、展開系のデッキでありながらリソース重視のロングゲームも得意です。各カードのスペックが高いのは勿論、状況に合わせ火力のあるエクストラモンスターを駆使して戦うことができます。また、ペンデュラムデッキでありながら《神の宣告》などの召喚無効すら乗り越えて戦えたりします。勘違いしてはいけないのではじめに明言しておくと、【魔術師】は展開系ではなく、展開のできるミッドレンジです。ここの認識を誤ると勝率は伸びません。対面の妨害に対する展開の落とし所を考えれたり、伏せカードの読み方踏み方によって結果が大きく変わるため、その辺りの能力が要求されるデッキです。そう聞くととても難しいように聞こえますが、練習量に応じてどんな盤面でも処理できるようになるので、まずはひたすら回して失敗を繰り返しながら反省点を次のゲームに生かしていくのが良いでしょう。2.展開の考え方目指すべき盤面としては、《召命の神弓-アポロウーサ》(2素材)《No.38希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》《ヴァレルロード・S・ドラゴン》《深淵に潜む者》《時空のペンデュラムグラフ》《星霜のペンデュラムグラフ》《紫毒の魔術師》+手札リソース4〜5枚これが、基本的な展開例になります。《賤竜の魔術師》や準制限カードになった《虹彩の魔術師》を使いながら、《星霜のペンデュラムグラフ》と《時空のペンデュラムグラフ》どちらも獲得しながらリソースをかき集め、3ターン目の勝ちを強く意識した形です。展開の基本的な考え方としては、《星刻の魔術師》で展開若しくは最終的にスケールに置くカードを用意しつつ、《慧眼の魔術師》のスケール効果を1回破壊身代わりして《EMオッドアイズ・シンクロン》を墓地に送ります。その《星刻の魔術師》を素材に《神聖魔皇后セレーネ》を成立させて墓地に闇魔法使い族モンスターを貯めて再展開。最後に《神聖魔皇后セレーネ》か《黒牙の魔術師》で《EMオッドアイズ・シンクロン》を蘇生してスケールの《賤竜の魔術師》とシンクロし《ヴァレルロード・S・ドラゴン》の成立を目指します。展開→解体→展開をするので慣れるまでかなり練習がいりますが、何回も巻き戻して練習するのが良いと思います。【モンスター盤面】《ヴァレルロード・S・ドラゴン》か《深淵に潜む者》かどちからしか立たないことが多いので、マスターデュエルでは《ヴァレルロード・S・ドラゴン》優先で良いでしょう。《召命の神弓-アポロウーサ》は2素材ですが、《No.38希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の攻撃吸収効果や《時空のペンデュラムグラフ》の妨害により2回分使っていきやすいです。【魔法・罠盤面】《時空のペンデュラムグラフ》によりフリーチェーンで相手の動きに合わせて妨害ができます。《時空のペンデュラムグラフ》で破壊する対象を《紫毒の魔術師》にすれば、《紫毒の魔術師》の効果で追加でもう1枚破壊を行うことができます。また、《星霜のペンデュラムグラフ》もあるので、《時空のペンデュラムグラフ》で魔術師カードを破壊した後、さらに新たな魔術師カードをサーチすることができます。妨害しながら次のターン用のカードも用意する形を作れるのは3ターン目の展開に繋がるのでかなり良いですね。【手札リソース】3ターン目以降の安定した攻め手スケールである《慧眼の魔術師》や《賤竜の魔術師》などの手札リソースを4〜5枚獲得でき、相手ターンの《星霜のペンデュラム》のサーチも入るのでリソース面でも圧倒的差をつけれます。このように相手に合わせた妨害を構築でき、次のターンのリソースを集め、堅実に勝ちを目指していきます。2ターン目の妨害で決着をつける考え方ではなく、2ターン目に相手のリソースを削り生存し、膨大な手札リソースにて3ターン目に決着をつける考え方です。3.新制限と新カードマスターデュエルでも虹彩の魔術師が緩和され、《賤竜の魔術師》で回収しなくても2種の「ペンデュラムグラフ」を揃えることができるようになりました。これは非常に大きな意味があり、ここ最近緩和された《調弦の魔術師》のように「今までよりプレイしやすくなった」緩和ではなく明確に「新しくプレイできるようになった」緩和です。《神聖魔皇后セレーネ》を使用する展開のネックになっていた、割る回数と蘇生する回数が噛み合わず「ペンデュラムグラフ」カードが1種類しか手に入らない展開が存在する問題がほぼ解消され、展開軌道にのれば基本2種の「ペンデュラムグラフ」を揃えられるようになったのは非常に大きいです。リソース重視で展開したら(とはいえ、効果無効2回に魔法無効1回に好きなタイミングで2枚破壊する)、3枚パターンでも手札がめちゃくちゃ増えます。《星刻の魔術師》を使用し「魔術師」カードだけの展開でも2種の「ペンデュラムグラフ」を獲得しながら十分な展開を行えるようになったことから(《調弦の魔術師》が無制限になったことも大きな影響がある)、非常に安定性が増しました。《簡易融合》で出せる海外新規ペンデュラムモンスターがマスターデュエルでも使えるようになりました。ペンデュラム前に《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を立てにいけるのは評価が高く、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》のドローで《簡易融合》を引いても闇ペンデュラムモンスターであることから《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の素材にして展開を伸ばすことができ、《簡易融合》をいつ引いても良いのは助かります。《簡易融合》が正規召喚扱いの為、1度出せばそれ以降ペンデュラムでエクストラデッキから出すことができ、レベル5なので余った《灰流うらら》とでシンクロ8をしていけるのも良いです。4.さいごにここまで読んで頂きましてありがとうございます。マスターデュエルでもOCG制限と同じ構築で使えるようになった為、かなり練習がしやすくなりました。マスターデュエルだとどうしても展開のことばかり考えがちですが、ミッドレンジであることを頭に置きながらゲーム展開を考えると勝率はめちゃくちゃ伸びると思います。来月のデュエリストカップで使おうとしている方は、まずは数をこなして練習して勝ち方を覚えていって頂きたいなと思います。それでは、また、どこかで。