こんにちは、ヒマワリです。

BATTLE OF CHAOSで登場した《暗影の闇霊使いダルク》により、現環境へのプレイが大きく変わった為、【魔術師】における《暗影の闇霊使いダルク》の使い方を解説していきたいと思います。
 

 

 


【魔術師】の動き方や基本的なプレイは過去記事を参照してください。
 

 

 


また、ネクストプレイさんの徹底解説にも参加したので、よければこちらもどうぞ。






1. 《暗影の闇霊使いダルク》の役割



闇属性を必要とするリンク2モンスターで、【魔術師】において比較的出しやすいモンスターです。

これまでの汎用リンク2枠として《ブルートエンフォーサー》を採用していました。
この《ブルートエンフォーサー》にはいくつかの役割があり、1番の役割はどのようなモンスターでも下向きマーカーに変えれるというものでした。
そういう意味では、《ブルートエンフォーサー》は攻める為のカードというよりは、あくまで使いやすさを追求した補助的な役割の汎用リンク2枠としての採用だったのですが、《暗影の闇霊使いダルク》は違います。

闇属性を素材として指定している為、アドバンテージを稼いでくれる《EMペンデュラム・マジシャン》や《賤竜の魔術師》を素材にしづらい部分はあります。
ただ、その点を無視してでも《暗影の闇霊使いダルク》を採用する必要がこの環境にはあります。




《D-HERO デストロイフェニックスガイ》は【魔術師】において非常に処理しにくいカードでした。

【魔術師】の性能上、場のカードにタッチする能力は非常に優れているのですが、墓地のカードにタッチするのは苦手です。
普通は《深淵に潜む者》で封じれるのですが、発動済みの効果には効力を発揮できません。

墓地のカードを処理するためには《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》をコピーした《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》で戻すしかないのですが、これは最終手段にしたいですし、戻っても再度《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》を作られるか、素引きの《フュージョン・デステニー》で出されてライフを取り切られてしまう恐れがある為、除去手段としては良いとは言い切れません。

その為、《D-HERO デストロイフェニックスガイ》が破壊される前に《深淵に潜む者》を出して封じる等、非常に回りくどいことしなければなりません。

その行動のせいで攻め手が足りなくなったりと立ち回りが難しかったのですが、《暗影の闇霊使いダルク》の登場で「破壊して除去しても良い」選択ができるようになりました。

簡単な話、《紫毒の魔術師》を使ってバトルフェイズ中に破壊。

メイン2で《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を絡めながらアドバンテージを稼ぎ、《アストログラフ・マジシャン》を使って《暗影の闇霊使いダルク》を出すだけで《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を取り妨害に繋げられるようになりました。
これは革命的な話で、最小限の被害で《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を使わせることを1番に考えるだけで良くなり、処理がめちゃくちゃ楽になりました。


2.【魔術師】としてのスペック

闇属性魔法使い族というだけで、「魔術師」カードのサポートを得ることができます。

《紫毒の魔術師》で1200パンプできますし、1度墓地に行けば《黒牙の魔術師》で蘇生して攻め手に繋げることができます。

攻撃力が1850である部分も重要で、《EMドクロバット・ジョーカー》+《紫毒の魔術師》では3000ジャストですが《暗影の闇霊使いダルク》 +《紫毒の魔術師》では3050になるので、《フルール・ド・バロネス》や《天霆號アーゼウス》を戦闘破壊していくことができます。




戦闘もしくは相手の効果で破壊されたら守備力1500以下の闇属性モンスターをサーチできます。

良さそうなのは《EMドクロバット・ジョーカー》、《調弦の魔術師》、《黒牙の魔術師》でしょうか。
破壊されても次の攻め手を持って来れるのは非常に優秀ですし、《黒牙の魔術師》は《暗影の闇霊使いダルク》を蘇生していけます。


3.《暗影の闇霊使いダルク》の蘇生対象



《暗影の闇霊使いダルク》を採用する最大の理由です。
処理した後に《‪ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》や《アストログラフ・マジシャン》でアドバンテージをとり、その2体で《暗影の闇霊使いダルク》を作っていきます。

《D-HERO デストロイフェニックスガイ》をとった後、《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を妨害として置いておくのも良いですが、再度破壊された場合はかなりやばいことが起きます。

展開途中に《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》も出せているのであれば《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を素材に《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を出していくのも良いでしょう。




どちらもフィニッシャーカードの為蘇生できるタイミングは限られますが、取れた場合打点と除去でそのまま楽にワンキルできます。
《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》は《鉄獣の抗戦》で出てきたやつを破壊した後取れるので、ライフを取り切るパターンとして頭に入れておきたいですね。




汎用リンクカードでよく採用されているのでとる機会は多いかと思います。

とると打点になる上、中央に蘇生するとリンクマーカーが増えペンデュラム数が増えます。


《暗影の闇霊使いダルク》と他のモンスターを素材に自分の《トロイメア・ユニコーン》を出すと相互リンクになって1ドローできるので、《トロイメア・ユニコーン》に限らず横マーカー持ちは取って嬉しいやつです。




《暗影の闇霊使いダルク》の女その①。

とったターンはそのまま《トロイメア・ユニコーン》になるくらいしか役割がありませんが、とったままターンを渡すと相手ターン《トロイメア・ユニコーン》なので妨害になります。

他のカードにも当てはまりますが、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》+《アストログラフ・マジシャン》で《暗影の闇霊使いダルク》を出して相手のカードを蘇生して《トロイメア・ユニコーン》を立てることがあります。
わざわざ《暗影の闇霊使いダルク》を経由する意味はないように思われますが、《黒牙の魔術師》で蘇生しながらライフをとるプランもあるので、《暗影の闇霊使いダルク》を墓地に用意しておくという利点も頭に置いておくのが良いでしょう。




【幻影】は環境トップシェアであり、打点も高いものが多いのでライフをとりやすいです。
《彼岸の黒天使 ケルビーニ》をとって雑に《時読みの魔術師》を墓地に送っておけば《黒牙の魔術師》の蘇生も狙うことができます。




《暗影の闇霊使いダルク》の女その②。
墓地の《閃刀姫-レイ》を貫通する方法は、《深淵に潜む者》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》だったのですが、闇属性を含むモンスター2体でも簡単に貫通できるようになりました。
《暗影の闇霊使いダルク》が魔法使い族の為、《星霜のペンデュラムグラフ》を貼っていれば《閃刀機-ウィドウアンカー》を筆頭に魔法の対象にならないのも良いです。




《暗影の闇霊使いダルク》の女その③。
《Evil★Twin リィラ》を取ろうとすると《Evil★Twin’s トラブル・サニー》を分離してくれます。
分離により《Evil★Twin リィラ》で《暗影の闇霊使いダルク》を破壊されても《調弦の魔術師》を回収できればリンクマーカー2分の役割は果たせるのが良いですね。




《ブルートエンフォーサー》はトークンを素材にできませんが、《暗影の闇霊使いダルク》はできるので、《宵星の騎士ギルス》トークンを使って出して《宵星の機神ディンギルス》を対象に取るだけで《宵星の機神ディンギルス》の妨害も踏めます。
【オルフェゴール】も【Evil★Twin】同様に数がいるわけではないのですが、【魔術師】としては踏みにくかった要素ですし、何かしらの強化や緩和で増えた際には役立つと思います。



4.最後に



ここまで読んで頂きましてありがとうございました。

【魔術師】を使ってる方ならこの環境における《暗影の闇霊使いダルク》の重要性を理解して頂けたのではないでしょうか。

環境的にもかなり使いやすく、ライフを取れる性能から今期は必須カードだと思います。

英語が出る前にクビになった《ブルートエンフォーサー》くん、さよなら…。


それでは、また、どこかで。