こんにちは、ヒマワリです。
今回の記事は、2022.10月制限より《虹彩の魔術師》が準制限になったことに対する構築・プレイの変化について書きます。
《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止になった後の《神聖魔皇后セレーネ》型の基本展開などは、前回の記事を参考にしてください。
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2022年06月27日 21:01
1.《虹彩の魔術師》準制限
《虹彩の魔術師》が準制限になったことによる1番の変化は、《賤竜の魔術師》でエクストラデッキから回収せずとも《アストログラフ・マジシャン》で直接デッキから2枚目を加えられ、2種の「ペンデュラムグラフ」を揃えやすくなったことですね。
これは非常に大きな意味があり、ここ最近緩和された《調弦の魔術師》のように「今までよりプレイしやすくなった」緩和ではなく明確に「新しくプレイできるようになった」緩和です。
《神聖魔皇后セレーネ》を使用する展開のネックになっていた、割る回数と蘇生する回数が噛み合わず「ペンデュラムグラフ」カードが1種類しか手に入らない展開が存在する問題がほぼ解消され、展開軌道にのれば基本2種の「ペンデュラムグラフ」を揃えられるようになったのは非常に大きいです。
リソース重視で展開したら(とはいえ、効果無効2回に魔法無効1回に好きなタイミングで2枚破壊する)、3枚パターンでも手札がモリモリ増えますし、結構バグです。
《星刻の魔術師》を使用し「魔術師」カードだけの展開でも2種の「ペンデュラムグラフ」を獲得しながら十分な展開を行えるようになったことから(《調弦の魔術師》が無制限になったことも大きな影響がある)、構築に大きな変化をもたらしてくれました。
その話は後述します。
2.《聖菓使クーベル》採用
《簡易融合》で出せる海外新規ペンデュラムモンスターが日本でも使えるようになりました。
ペンデュラム前に《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を立てにいけるのは評価が高く、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》のドローで《簡易融合》を引いても闇ペンデュラムモンスターであることから《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の素材にして展開を伸ばすことができ、《簡易融合》をいつ引いても良いのは助かります。
《簡易融合》が正規召喚扱いの為、1度出せばそれ以降ペンデュラムでエクストラデッキから出すことができ、レベル5なので余った《灰流うらら》とでシンクロ8をしていけるのも良いです。
3.サンプルレシピ
「魔術師」要素だけで戦えるまで緩和された為、ドラゴンギミックが抜けて枚数が減りました。
元々ドラゴンギミックを入れていたのは、
①規制によるパワーダウンを補う為
②初動かつ《水晶機巧-ハリファイバー》に繋げやすくする為
③サイドチェンジ枠の確保
だったのですが、
①に関しては緩和で「魔術師」ギミックのみで安定して戦えるようになったこと。(全盛期に戻りつつあり、全盛期では不要だった要素の削除)
②は《水晶機巧-ハリファイバー》が禁止でチューナーにアクセスする意味が薄くなったこと。
③は《簡易融合》などのギミックや後手の《EMオッドアイズ・シンクロン》や《EM天空の魔術師》の枚数を調整することで、サイドチェンジ枠をとれるようになっていること。
上記のことからから、もう補完役割から消して良いと判断しました。
《水晶機巧-ハリファイバー》の禁止により、ドラゴンシンクロモンスターがポンポン出しにくくなり《超天新龍いオッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》を《賤竜の魔術師》で拾って蘇生につなげることも減ったのも大きな理由の1つです。
後攻サイドチェンジ枠としては、《天空の魔術師》-1、《EMオッドアイズ・シンクロン》-1、《デュエリスト・アドベント》-3、《簡易融合》-1で6枠取れるので十分です。
4.環境に合わせた展開
基本的には、動画のような盤面を作っていくことを目標としており、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》と《時空のペンデュラムグラフ》がある【竜剣士】的な盤面になります。
《拮抗勝負》がサイドチェンジ後から入れられることから、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》が成立することの意味は大きいです。
また、《ディメンション・アトラクター》を入れれるどころかサーチ・使い回しまでできるので、【ティアラメンツ】などのテーマに対してサイドチェンジ後から先攻1枚、後攻2枚強気に入れていくことができます。
さいごに
ここまで読んで頂きありがとうございました。
《調弦の魔術師》が無制限、《虹彩の魔術師》が準制限に緩和されたことで、サブギミックに頼らなくても安定して【魔術師】として戦えるまでに戻ったと思います。
《水晶機巧-ハリファイバー》が使えた時よりも最終盤面の柔軟性は落ちてしまっていますが、パワーと安定性、ゲームプランの作りやすさは健在なので、環境次第ですが全然やれると思います。
それでは、また、どこかで。