東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

独立診断士として始動!

2025-03-31 12:00:00 | 24期のブログリレー

皆さん、こんにちは。稼プロ!事務局の日置です。

今回は、3月に会社を退職し完全に独立するということで、私の4月からどんな活動をしていくのかをお話ししたいと思います。

 

その前に、独立に向けて今までどのような活動をしていたのかをお伝えします。

社会人としては2022年4月から、アウトソーシング業の会社で業務コンサルとしてスタートしました。その後2023年2月に診断士試験に合格し、9月に診断士登録し副業診断士生活スタートです。

副業診断士としては、稼プロをはじめとしたマスターコースや研究会に参加し、そこで生まれた人脈等によって行って「補助金サポート、本の共著、企業診断ニュースへの寄稿、製造業への生産管理システム導入調査」といった仕事をしました。

その後、独立に向けた準備期間として2024年10月から所属企業で時短勤務という仕事形態を切り替え、その時間を使って診断士以外のコミュニティへ活動の幅を広げました。そこでは他仕業(税理士、会計士、社労士、弁護士、司法書士、行政書士)やいろいろな業種の企業経営者の方との関係を作り、その中で「補助金サポート案件や、飲食店(銀座のBAR)へのITツール活用支援」といった仕事を獲得していきました。また、各専門家との関係性を築くことができたことで協業体制も構築することができ、企業支援の幅が広がりました。

このような約1年半の副業診断士の活動を経て、4月から独立して活動していくのですが、具体的に何をしていくのかというと、大きく4つあります。

  1. 補助金サポート
    1. 案件自体はかなりとれるようになってきています!
    2. 補助金から入ってその後コンサルに持っていけるような取り組みをしていかないとと考えているところです!
    3. 補助金サポートを一緒に進めてくれる診断士チームをつくる予定です!
  2. 飲食店向け業務効率化支援
    1. 銀座のBARでやらせてもらっている、「POSレジ導入からデータ活用支援」を今後いろんな店舗に展開予定です!
    2. 飲食店の方を紹介してもらえるところまではできてます!
    3. 料金は月2万円の契約でまずはやってみてます!
  3. 不動産向け業務効率化支援
    1. 港区の不動産会社の事務代行+事務業務効率化を4月から開始します!
    2. まずは週3日の委託契約で代行を行い、その中で業務効率化を進めていきます!
    3. 料金は月額20万円+効率化成功報酬です!
  4. ボードゲームを使った飲食店向け経営シミュレーション研修
    1. マネジメントゲーム研修のインストラクターをしている方と一緒に4月から作っていきます!
    2. 創業助成金や補助金を使いながら進めていきたいなと考えています!
    3. 将来的にはアプリ化も視野に入れています!

こんな感じでこれから活動をしてく予定です。ぜひ皆さんに「もっとこんな感じで進めたら?」といったアドバイスや、「このあたりで一緒にやっていかないか?」といったお誘いをしていただけると嬉しいです!

また、上記以外にも、公的機関での仕事もやっていきたいと思っています。それにあたり神奈川協会への登録や、区の診断士会への参加、教会活動なども行っていきますが、公的なお仕事でご紹介いただけるものがあればお繋ぎいただけると幸いでございます。

稼プロ!で学んだ「あり方」を大切にしてこれから独立診断士として活動してきますので、皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしております。

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桜咲く季節に思うこと

2025-03-30 12:00:00 | 24期のブログリレー

みなさん、こんにちは。24期の森谷です。

一昨日の3月28日の最高気温は25.7℃となり、外を歩くと汗ばむような季節外れの暖かさでした。東京では今年、3月24日に桜が開花しましたが、現在では桜がちらほら咲き始め、お花見が楽しみな季節になってきました。今回のブログでは、この桜に関連したテーマでお話ししたいと思います。

3月10日から11日にかけて、「河津桜まつり」(静岡県賀茂郡河津町)に出かけ、一足早く桜を堪能してきました。河津川沿いには約850本の河津桜が植えられており、川の両岸がピンク色に染まる景色はまさに圧巻でした。お祭りは前日までで、出店もなくなっていましたが、多くのインバウンド客が訪れ、桜の美しさを楽しんでいる様子でした。

今年の河津桜の満開は、昨年に比べ約2週間遅い2月26日だったそうで、お祭りも9日間延期されたとのことです。以前もこのお祭りに参加したことがありますが、訪れたのは2月中旬頃だった記憶があります。この3月初旬でも桜を楽しめたのは、こうした事情があったからでしょう。

その後、3月24日付の日経新聞に「桜舞う卒業式幻に?開花サイクルに乱れ」というタイトルの記事を見つけました。この記事には「桜に異変が起こっている」とあり、異変の理由として「地球温暖化の影響が大きい」、「近年は温暖な冬が増え、木が眠りから目覚めにくくなっている」とのことでした。

そこで、桜が開花する条件を調べてみたところ、「休眠打破(きゅうみんだは)」と「600℃の法則」という2つの気温に関する要素が重要であると分かりました。

まず、「休眠打破」です。桜は、夏に翌春に向けた花芽を形成しますが、冬に入る前、厳しい寒さから身を守るため一旦休眠状態に入ります。そして、一定期間の寒さにさらされると休眠から目覚めます。このプロセスを植物学では「休眠打破」というそうです。十分な寒さを経験しないと休眠打破がうまくいかず、開花が遅れたり、花の数が減ったりします。

次に「600℃の法則」です。これは、2月1日以降の毎日の最高気温を足し算し、その合計が約600℃に達すると桜が開花するという経験則です。実際の開花日は、日照時間や天候にも影響されますが、「600℃の法則」は桜の開花予測の目安とされています。

この「休眠打破」と「600℃の法則」という2つのキーワードを調べていて、現在受講中の東京都中小企業診断士協会のマスターコース「稼げる!プロコン育成塾」(以下「稼プロ!」)との関連性を感じました。

私が稼プロ!の入塾前の見学会に参加したのは、ちょうど1年前の3月30日、2023年度10回目講義の15分間プレゼンの日でした。第23期生の先輩方がレジュメのみを使い堂々とプレゼンをされている姿を見て、自分もこうなれるのかという不安を覚えた記憶があります。

いざ勇気を持って稼プロ!に入塾すると、経験豊かな講師陣の講義を皮切りに、実際に診断士として活躍する先輩方のロールモデルを目の当たりにしました。また、ブログリレーによる投稿や、チームでの中小企業向け提言書の作成など、多様な経験を積むことができました。さらに、第24期生の同期と濃密な交流を図り、入塾しなければ得られなかった貴重なネットワークも構築できました。

稼プロ!での講義や活動が私の「休眠打破」を促しつつあります。また、講師陣や先輩、同期からの熱いエネルギーが、私を「600℃の法則」でいう600℃へと導いています。

もし現在、「休眠打破」したいと感じている方がいましたら、中小企業診断士を目指してみませんか。(合格するための勉強法については次のブログをご参考ください⇒「私の中小企業診断士合格体験記」)。さらに、合格後は稼プロ!で学び、成長の一歩を踏み出してみましょう。600℃に達することを保証します!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

―――稼げる!プロコン育成塾(稼プロ!)からのご案内―――
現在、当塾では2025年6月21日(土)に開講する25期生を募集しています。
入塾をご検討されている方、当塾のことをもっと知ることができる説明会や講義見学に参加してみませんか?
○説明会
4月11日(金)、4月16日(火)19時~ 中央区内会議室
説明会申し込みフォーム https://kasepuro.com/のLP/gouori2020.html
○講義見学
4月27日(日)13時半~17時半 中央区内区民館
講義見学申し込みフォーム https://kasepuro.com/LP/kengaku.html
(お申込みは開催2日前18時まで:4月11日開催→4月9日18時まで)
お問い合わせ、お待ちしております!

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衛星データは食材の一つでしかない

2025-03-29 12:00:00 | 24期のブログリレー

事務局(23期生)の永岡です。

 昨年7月に衛星利用ビジネス検定β版に挑戦しました。下位3割と散々な結果でしたが、知見を広げるよい機会となりました。JAXA、(株)天地人、慶応SDMは「衛星利用ビジネス検定」の共創活動を推進しています。検定事業化へのセミナーが1年かけて開催されることになり、リベンジを果たすべく参加しました。JAXA現役職員が講師です。1年後の模擬試験突破が目標。日本橋の中心地なのに参加費無料。宇宙ビジネスの裾野を広げたい政府の本気度が感じられます。

 初回と言うこともあり、衛星データ活用についての活用事例など概要からの解説でした。

写真は3月11日夜間の日本を、衛星で撮影したものです。(このイベント撮影自由であり非常にオープンです。)東日本大震災が東北広域に与えた被害が一目で分かります。衛星は火山、森林、など、グローバルな視点でローカルなデータを収集することができます。また目に見えない温度などを感知するセンサーを利用することで、環境変化を検知することも可能です。温度や潮流の変化を検知し養殖場の温度をコントロールする。水田のタンパク質含有量の高低を検知し、水田を適切に管理する。土壌の衛星データと下水道敷設図を組み合わせて、老朽化の度合いを検知する。様々な活用が紹介されました。

 さまざまに活用できる衛星データですが、5つの大きな特徴があります。

①広域性:広い地域を一度に観測できる。

②継続性:過去の情報と比較できる。

③同報性:広い地域に同時に情報を送信できる。

④越境性:国境を越える。

⑤抗堪性:緊急事態に強い(宇宙は震災とは無縁で測定が継続できる)

JAXA講師の方は、特に④が強みなのではと語っていました。最近ではスペースXがスターリンク接続システムをウクライナへ無償提供を継続するかどうかで話題になりました。

海外に流出させず、国内で活用できる環境作りが必要だそうです。

 最後に印象的だったのは「衛星データは食材のひとつでしかない」という言葉でした。料理も、様々な材料や調理法によって変化します。衛星データも万能と考えず、様々な手法やイデアによって無限に活用方法が広がります。診断士らしい調理法を見つけられるように精進したいと思います。

ーーー稼げる!プロコン育成塾(稼プロ!)からのご案内ーーーーーーー
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2025年問題に挑む中小企業の成長戦略を探る-5

2025-03-28 12:00:00 | 24期のブログリレー

こんにちは!稼プロ24期生の松田と申します。

本連載では「2025年問題」と呼ばれる社会構造の大きな変化をテーマに、日本の中小企業が直面する経営課題、特に事業承継の問題とその解決策について掘り下げ、その解決策を探っています。本稿では事業承継という目的を果たすための手段として現実的な選択肢となりつつあるM&Aの背景と、支援の現場で私が大切にしていることなどを取り上げます。

1. 2025年問題とは?

2025年には、いわゆる団塊の世代がすべて75歳以上となり、日本社会の高齢化が一層進むと見込まれています。この変化は、医療・介護分野にとどまらず、経済や企業経営全体にも深刻な影響を及ぼすと懸念されています。

中でも深刻なのが、中小企業における後継者不在の問題です。中小企業庁の調査によれば、日本の中小企業の約60%が後継者未定の状態にあり、毎年多くの企業が事業承継できないまま廃業しています。

特に地方では、後継者候補となる若年層の人口減少も重なり、事業継続そのものが困難になっています。これは単なる経営者個人の問題にとどまらず、地域経済の雇用や技術の継承、日本全体の経済活力に関わる、極めて構造的な課題といえるでしょう。

2. 急拡大する中小企業M&A市場と専門家不足の現実

こうした事業承継の課題に対する有効な手段として、近年あらためて注目されているのが「M&A(企業の合併・買収)」です。かつては大企業による戦略的買収のイメージが強かったM&Aも、現在では中小企業の後継者不在という構造的課題に対応する、現実的な選択肢として浸透しつつあります。

日本には約350万社の中小企業が存在し、そのうち経営者が60歳以上の企業は約245万社にのぼります。その中で、後継者が未定または不在とされる企業は約127万社に達しています。

中小企業庁の2019年の試算では、このうち約60万社が後継者不在のまま廃業し、最大で約650万人分の雇用が失われる可能性があると指摘されていました。

現時点では、そのような規模な廃業や雇用喪失は報告されていませんが、抜本的な対策が講じられないまま推移すれば、いずれ社会全体に深刻な影響を及ぼす「臨界点」に達する恐れがあることを示唆しています。

今こそ、事業承継を「経営者個人の問題」としてではなく、「社会全体で取り組むべき構造的課題」と捉え、その解決手段の一つとしてM&Aを本格的に推進していく必要があります。

しかし、この動きを支えるべきM&Aに精通し、現場で実務を担える支援専門家は、全国的に見ても限られた人数にとどまっているのが実情です。現在(令和7年3月13日時点)、中小M&Aガイドラインに基づく登録支援機関は2,956件となり(内訳は、法人は2,257件、個人事業主は699件)、明らかな需給ギャップが存在します。

3. M&A支援専門家の不足と情報格差

このように、M&Aを活用することで事業承継の可能性が広がるにもかかわらず、M&A支援の専門家不足に加え、M&Aに関する情報が乏しいことから、多くの中小企業経営者はM&Aに二の足を踏んでいます。

そもそも、多くの中小企業の経営者にとって、M&Aは人生に一度あるかないかの大きな決断です。にもかかわらず、「何から始めればよいか分からない」「信頼できる支援専門家が見つからない」といった声が多く聞かれます。

実際、2021年の中小企業庁の調査によれば、M&A未経験の買い手企業や、高齢の経営者ほどM&Aの実施意向が低い傾向が見られます。その主な理由として、「期待する効果が得られるか分からない」「判断材料となる情報が不足している」などの情報面での不安があげられています。

一方、売り手企業側も、「従業員の雇用維持」や「後継者不在への対応」「事業の成長・発展」などを目的にM&Aを検討しているものの、「相手先が見つからない」「仲介手数料が高い」「適切な相談相手がいない」といった実務面でのハードルの高さに直面しています。

つまり、M&Aの推進を妨げているのは、支援体制の不備や情報格差という二重の構造的な問題を抱えていることが改めて浮き彫りになっています。

4. M&Aプロセスにおける支援専門家の重要性

M&Aは、単なる「モノ」の売買ではありません。 そこには、従業員の雇用、顧客との関係、取引先との信頼、さらには経営理念や企業文化といった、目に見えない価値の承継が伴います。こうした多様な要素が複雑に絡み合うため、M&Aには綿密な検討と入念な準備が求められます。

M&Aは、通常以下のようなステップを経て進められます。

  • 企業価値の算定 (初期的な評価)
  • 買い手・売り手のマッチング (候補選定・初期交渉)
  • 条件交渉・契約締結 ・クロージング(実行)
  • 事業の円滑な引継ぎ(PMI:Post Merger Integration)

これら一連のプロセスを円滑に進めるには、財務・法務・業界動向に精通した専門家の支援が不可欠です。中でも、売り手企業の実情を正確に把握し、その本来の価値を可視化したうえで、買い手に的確に伝えることができる専門家の存在は、M&Aの成否を左右するといっても過言ではありません。

さらに、支援専門家は、条件交渉の場において、売り手・買い手双方の立場の違いを調整する「緩衝材」としても重要な役割を果たします。単なるテクニカルな支援にとどまらず、信頼関係の橋渡しを担う存在として、支援専門家の重要性は、今後ますます高まると考えられます。

5. M&Aマッチングプラットフォームの進化と支援ツールの活用

M&Aに関する情報格差を解消するため、近年では多くのマッチングプラットフォームが登場し、実務の中で積極的に活用されています。売り手と買い手がオンライン上で効率的に出会える仕組みは、初めてM&Aを検討する企業にとっても、取り組みやすい環境を提供しています。

こうしたプラットフォームは、M&Aを支援する専門家にとっても、業務の効率化や初期分析の精度向上に役立つツールとして進化を続けています。

たとえば、以下のような機能が提供されています。

  • オンライン学習ツール:M&Aリテラシーを高める学習コンテンツを提供
  • 企業価値算定支援ツール:財務データを入力することで企業価値の目安を算出
  • 契約書テンプレート:最新の法規制に対応した契約書等を提供
  • 与信・審査支援システム:全国の法人情報をほぼ網羅し、初期評価を支援

これらの支援ツールの普及により、M&Aに対する心理的・実務的なハードルが下がり、経営者が一定の理解を得ながら、専門家と連携して主体的にプロセスを進める環境が整いつつあります。

6. 支援専門家のあるべき姿勢

私自身も、さまざまなM&A支援ツールに助けられていますが、実務の現場ではそれだけでは対応しきれない場面も少なくありません。そうした場面では、目の前の顧客の状況に応じて、独自の説明資料の作成やオプションの提示して売り手の納得感を高めつつ、想定されるFAQを作成して、買い手の立場に立った視点で準備を進めるよう心がけています。

こうした周到かつ創造的な準備こそが、買い手の信頼を生み、交渉の円滑化にもつながると確信しているからです。

売り手の方が足元の業績が振るわず、財政状態にも不安がある場合、「本当に売れるのだろうか」「買ってくれる人は見つかるのか」といった不安を抱きがちです。そうした気持ちから「できるだけ早く売りたい」という思いが強まることもありますが、自分の事情ばかりを優先してしまうと、M&Aの実現はかえって難しくなってしまいます。

私が常に大切にしているのは、「この会社が5年後、10年後にどうあるべきか」という将来像を、買い手の視点に立って描くことです。その将来像を丁寧に共有し合うことこそが、企業の本来の価値を引き出し、それが結果として譲渡価格にも反映される――私はそう考えています。

 

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有難う、大田区!

2025-03-27 12:00:00 | 24期のブログリレー

皆さん、こんにちは。事務局メンバーの種本(23期生)です。
実は、昨日引っ越しました。転居です。
4年間のアラブ首長国連邦の駐在員生活を終えて移り住んだのが東京都大田区でした。中小企業の集積がある街として名高い大田区です。あれから10年近く大田区にお世話になり、コロナ禍を通じて大変お世話になった気持ちが強く、若干後ろ髪引かれる想いでした。
そこで、大恩ある大田区に心ばかりの恩返しでもないですが、大田区について詳しく語ってみたいと思います。

大田区は広範囲にわたる地域を持ち、それぞれのエリアが独自の特徴や魅力を持っています。まず、大田区をエリア別に分け、それぞれの特色を紹介します。

●蒲田エリア
大田区の本庁がある蒲田は大田区の政治経済の中心的存在と言えます。商業施設や飲食店も多く集まる活気あるエリアです。羽根付き餃子が特徴の蒲田餃子の専門店が見られます。天然温泉が出るようです。

●大森エリア
社会科の授業でおなじみの「大森貝塚」の大森です。ショッピング施設やオフィスビルもあり、生活とビジネスが融合したエリアですが、山王エリアの高級住宅街もこの地域に含まれ、落ち着いた雰囲気が魅力です。

●田園調布エリア
日本有数の高級住宅街として知られるエリアです。広々とした敷地に建つ美しい邸宅が並ぶ、洗練された地域です。緑豊かな公園や静かな街並みが特徴で、多摩川沿いの自然も楽しめます。また、田園調布駅周辺にはカフェや高級レストランがあり、上質な生活空間が広がっています。私個人的にも大田区内で最も心が落ち着くエリアでした。

●池上エリア
日蓮宗の本山「池上本門寺」を中心に、歴史と文化が色濃く残る地域です。上野の寛永寺や浅草寺と比肩するような大伽藍ですが、インバウンド観光客はほとんど見かけません。地域に静けさをもたらす鎌倉仏教の力強さとシブさを感じます。

●羽田エリア
言わずと知れた国際空港を擁するこのエリアで、国際的な玄関口です。因みに私は成田より羽田の方が好みです。

●多摩川エリア
多摩川沿いのエリアは自然豊かで、住環境が整ったエリアです。河川敷の公園やサイクリングロードがあり、休日には家族連れやアスリートで賑わいます。田園調布エリアに隣接しています。

●下丸子・矢口エリア
蒲田エリアや大森エリアにも中小企業の集積はありますが、こちらも町工場が多く集まる「ものづくり」の拠点として知られています。伝統的な技術と革新を融合した産業が地域を支えています。

さらに、地理的特性を活かして発展した大田区の古代から現代までの多様な歴史を駆け足で振り返ってみます。

〇古代から中世
大田区周辺では、縄文時代から人々が生活していた痕跡が確認されています。縄文時代には狩猟採集を中心とした生活が営まれており、多摩川沿いにはその痕跡が数多く残されています。弥生時代に入ると稲作が普及し、この地域は農耕文化の中心となりました。弥生時代の遺跡では土器や農具が発掘され、当時の社会生活が伺えます。

平安時代には武蔵国の農村地帯として発展しました。鎌倉時代になると多摩川を利用した物流が盛んである一方で交通の要所となりました。

〇江戸時代
江戸時代になると、江戸の周辺地域として農業と漁業を中心に発展しました。日蓮最後の地であった池上本門寺を中心として多くの信者を集め、文化活動が盛んになりました。また、江戸の人口増加に伴い、今の大田区にあたる地域からの農産物が江戸市中の食を支え、農業と宗教文化の中心地となりました。

〇明治・大正・昭和
明治時代に入ると、鉄道の整備や道路網の発展により急速に近代化し、同時に工業化が進んで中小規模の町工場が多く集まり始めました。特に金属加工や機械製造を中心とした「ものづくり」の街として全国的に知られるようになります。大正時代から昭和初期にかけて、製造業はさらに発展し、地域の経済を支える重要な柱となりました。また、住宅地としても発展し、東京近郊の住民が移り住むことで人口が増加し、都市としての基盤が整いました。

〇戦後・現代
第二次世界大戦後の混乱期にも、町工場はその技術力を活かし、精密機械や部品製造の分野での集積が進み、技術力を活かす町工場が増える一方で、多摩川沿いの緑地や公園が整備され、住環境が改善されました。

以上のように、大田区の歴史は、農村地域から始まり、江戸時代は宗教文化の中心として、近代以降は工業化と住宅地化を経て、現代の姿に進化しています。
ちなみに、大田区は、戦前の東京府東京市35区のうち、大森区と蒲田区が合併したもので、「大田」は「大森」と「蒲田」から1字ずつ取った合成地名です。ご存じでした?

もはや大田区の住民ではなくなってしまいましたが、ここに住んだ約10年間の年月と出来事は一生忘れないと思います。有難う、大田区!

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