小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

日はまた昇りくりかえす

2022年12月09日 | 母島 日常 日記

■本土よりも四季を感じにくい亜熱帯の小笠原。
12月上旬でも最高気温は26℃位あるし、日差しは暑いのです。

でも朝方とか寒く感じて、思わず長袖を用意したり、
開けている窓を閉めたりします。
今日なんかは急に風が寒くなり、湯船に漬かりました(#^.^#)
それでも20℃を切る程度…

本土で寒い12月に震えている人には
小笠原の温暖な気候に文句を言ってると、怒られてしまいますが(笑)、
小笠原は冬がないのではなく、
秋がないのだと思います。

紅葉もないし、
あの圧倒的な作物が実る波もありません。

冬に備えて、
あの豊かな秋の実りや景色は本当に美しく、
日本の大好きな景色です。

そんな四季ではなく三季に感じてしまう小笠原でも、
ああ冬が来たなぁと感じさせてくれるものがあります。


■まずはなんと言ってもザトウクジラです!
父島で11/26に確認されてから、
ドキドキワクワクしていましたが、
今季の母島ザトウクジラの初確認は12/7でした。
※11月に入ってから毎日鮫ヶ先展望台に通ってる妻情報でした(#^.^#)

ちなみにこの写真は今年2月のもの
妻からの情報だけで、まだ僕はブロウ(潮吹き)すら見ていません☆

ですが、「ザトウクジラを見たよ!」そんな声を聞くと、
ああ、島に冬がやって来たんだなぁと感じるのです。

妻はこの数年間、クジラシーズンの11月から5月のほぼ毎日、
鮫ヶ先展望台で観察を続けています。

彼女はどうやら陸上観察から見える、
クジラ達のドラマがとても楽しいようです(#^.^#)



■秋のない母島で秋を感じさてくれるのは、
やっぱり月ヶ岡神社です!

今年もコロナ禍の為に神輿巡業はありませんでしたが、
七五三や僕も祓ってもらった厄除けなど、
この時期としては大事な意味を持つ行事です。


■ふと気づくと、仕事終わりの夕陽が17時前になっていたりして、
今は16時半が日没。

いつも行ければ夕陽を見に行きたいのに、
間に合わないのも、島の冬を感じさせるものです(#^.^#)

夕陽を見に行っても雲が多くて、
なかなか悔しい事も多いのが島の冬。
そんな時は夕焼けを存分に味わいます♡



■そして、この時期になると海水温が気温よりも高くなり、
海からの水蒸気が増えて、水平線に霞がかかるようになります。

長い夏に毎日のようにSUPで沖に行ってたのに、
冬は風が強くてカヌーじゃないと沖に行けないのも、
僕にとっては冬らしいなぁと感じる部分です。

少し前まではこんなに青くてスッキリしていたのに(^^♪

でも時々ある、
稀な冬の凪は存分にSUPで楽しみます♪


■冬が来たなぁと思わせるのは、もうひとつ。
オナガミズナギドリの巣立ちです。

鳥獣保護員として、毎年集落の灯りに寄せられて不時着するミズナギドリを保護しては
翌朝に放鳥しているのですが、
今年も50羽近くのミズナギドリを保護し、放鳥しました。

これが終えると、僕の中ではようやくクリスマスです。
なかなか一般には分からない感覚なので、
独特の俳句の季語になりそうですね(#^.^#)

ミズナギドリの巣立ちに伴い、
前浜のガジュマルのイリュミネーションも先日取り付けました!



母島観光協会が母島青年会に依頼するこの取り付け作業ですが、
これをすると師走だなぁと思うのです。

ガジュマルのイリュミネーションは母島観光協会にお願いされた母島青年会がボランティアで取り付けを行っています。
去年もこのイリュミネーションは色んなドラマを生んでくれていましたが、今年も色んなドラマを生んでいます♪

僕が大好きな活動の一つです♡

今年の点灯はミズナギドリの巣立ちが落ち着いたので、
9日に点灯となりました(#^.^#)

今日の夕方の初点灯で、
家族連れや子供たちが「わあ!ついたんだ!」「やったぁ!」
車もスピードを緩めて、
数も少ない素朴なイリュミネーションを眺めている島の光景に、
たまらなく愛おしさを感じています☆


1月のどんど焼きの頃まで点灯を続ける予定です。
それまでは、母島のクリスマスを味わって楽しめるといいなと思います(#^.^#)




■この師走の時期に出荷する晩生ローゼルの「うちなーローゼル」。
このローゼルの出荷作業をしながら、
季節はこうして廻り繰り返すことを感じさせてくれました。

コロナ禍、ウクライナ侵攻、島の生活。

みんなそれぞれ色んな事があって、

その中でも一生懸命生きていると思います。
自分自身にも色んな流れは来ていますが、
そんな中でも日はまた昇り繰り返している…

当たり前の事だけれど、こうして廻って来るものを素直に有難く感じます♪

さあこの師走、楽しんで頑張っていくぞ~(#^.^#)





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