小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

大時化の母島!! イカとキッチンカーと一期一会

2023年01月25日 | 母島 日常 日記
■青ヶ島や八丈島で雪が降り積り、
九州でも深刻な雪が積もる程の大寒波がやって来ている本日。

母島も寒いです。
でも16℃です。
こういったら本土で寒さに震えている人に怒られますが(笑)、
小笠原の島の人は20℃を切ると「寒い寒い!」と言い始めます(#^.^#)
薄着で裸足にギョサンなんてパターンもあるあるですが、
この環境でダウンジャケットを着てる人もいます。
その場合でも足はギョサンってパターンもあります(笑)。


そんな大寒波が来る少し前、冬にしては風が穏やかで泳げるほどの陽気の日があり、
僕は嬉しくてSUPで沖へ漕いで帰って来たら、
なんと釣り人に釣りたてのアオリイカを頂きました♡
どうもありがとうございます!

もう、その美しさったら、言葉になりません☆

釣ってからは少し時間が経っているのですが、
まだまだ色んな色が変わり続けていて、
透明感、青が美しくも、美味しいアオリイカちゃんなのでした(#^.^#)

1月になって、タコやイカやお魚を有難く頂いています!!

こうした島の日々が本当に愛おしいほど大好きです♪

天気が良くて海のいい日はやっぱりSUPやカヌーですね(#^.^#)
これと出会ってからは1年中海で遊べているので、
もう満足です☆

■さて、話は大寒波に戻ります(^_-)-☆
内地程じゃないにしろ、海は大時化です。
入港日、おがさわら丸は見事50分遅れで父島に着きましたが、
ははじま丸はみんなの予想通り、欠航となりました。

大時化の今日の母島鮫ヶ先展望台の様子です。

あっけにとられてしまうほど、ダイナミックな波とうねりが続いています。
怖いけど美しい。
ずっと見ていられます♡


先日まで、
予定通りの日程をシビアに考えていた、
お墓の仕事の10日間。
そしてお別れのライヴ。

結果、天気に恵まれ、
予定通りに仕事が出来て、
職人さんともカヌーを漕いで、
無事に仕事を全うできましたが、
今日みたいな天気や海だったらそうはいかなかったでしょう。
欠航だと大きく予定が変わってきてしまいます。

そんな時、もちろん想定外にショックを受けて、
ガッカリもします。
でも、そんな時こそギフトと思える気持ちを持っていたいと思っています。

観光の人でも、
仕事の人でも
どこでも誰でも関係なく、
物事が思い通りにならない時、
その現実を楽しめるセンスが年々大事に思えるようになってきました♪

それを僕は
Master of Life(人生の達人)
だと思っています。

丁度、1年前の今頃も、
大時化でははじま丸が欠航で、
想定外に戸惑っている友人がいて、
今日と同じような事を考えていたのを思い出しました。

そして同時に
またまた僕が大好きな写真家、
星野道夫さんの一番おススメのエッセー「旅をする木」の
最後に綴られているお気に入りの「ワスレナグサ」が頭に浮かんできました。

どうかどうか、
この大自然には叶わないと、畏敬の念を抱きつつ、
みんなが健やかに過ごせることを祈ってます☆

【旅をする木 / 星野道夫・著 ~ワスレナグサ~より】
結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。
そして最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがいのないその時間である。

頬を撫でる極北の風の感触、夏のツンドラの甘い匂い、白夜の淡い光、見過ごしそうな小さなワスレナグサのたたずまい……
ふと立ち止まり、少し気持ちを込めて、五感の記憶の中にそんな風景を残してゆきたい。
何も生み出すことのない、ただ流れてゆく時を、大切にしたい。
あわただしい、人間の日々の営みと並行して、もうひとつの時間が流れていることを、いつも心のどこかで感じていたい。



先日は母島で幸せな瞬間に立ち会う機会に恵まれ、沢山の花びらを集めました。
その時間、関わったひと時すべてが、
僕にとっても幸せな時間でした☆


■そんな幸せな日「前田さんちのキッチンカー」がグランドオープンしました!
だいたい入港中の11時から13時半、16時から18時の営業だそうです!

飲食店の少ない母島で、
こうした素敵な新しい試み、
とても嬉しいです♪

前田商店開業50周年を記念しての新事業だそうです。
島の作物も使われていて、ワクワクしちゃいます😋

うちで収穫されたローゼルの
ハーブティーもラインナップに並んでいます♥

おがじろうのミルクコーヒーも!

写真は先週のプレオープン時に撮らせてもらいました😊
これから島での楽しみが増えます☆
ありがとうございます!


■9月下旬から3月頃まで母島の鮫ヶ先展望台で夕陽が海に沈むのを見ることが出来ます。
この場所は海に近くて、
高さも絶妙で、
集落から歩いて行けちゃういい距離の展望台。

島民も観光の方も気軽に来れる最高の場所です☆
しかも冬シーズンはザトウクジラの陸上観察にもってこいの場所となります。

1日の終わりに夕陽を見に行く事が多いのですが、そんな時にたまたま出会った人と、
この風景を眺めながら他愛もない話をしたり、
クジラを観たりして一緒に感動するのがとても大好きです♪

この日も夕陽をバックに、
ザトウクジラが跳ねていました。
自然と感謝の気持ちが溢れてきます☆



■こないだの日曜日は
冬にしてはいい海の日で、午前も午後もカヌーとザトウクジラ三昧でした!!
久しぶりにヘトヘトバタンキューするほど遊んでおりました。

今日、島の子供と話していて「大人って遊んでるの?」って素直に聞かれたのですが、
ごめんなさい、僕自身、子供の頃の想像を超える程、
今遊んでいます(#^.^#)

遊ぶと言っても、カヌーやSUPや楽器、トレッキングなどばかりですが☆


でもアウトリガーカヌーは人が揃わないと漕ぎに出れません。
そこはSUPと違う点であり、面白い部分です。

午前も午後もこうして集まって来てくれたご縁と、
その中で出逢う海亀やカツオドリやクジラ達とも
一期一会の瞬間を味合わせてもらっています☆

これって凄いことだと思うのです。

小さな島で出逢い、一緒に漕ぐ。
メンバーに妻がいることもあれば、
父島の人、
島に作業仕事で来てくれる人の場合もあります。

イカをもらうのだって、
キッチンカーでローゼルを使ってもらったりするのだって、
夕陽で出逢うのだって、
欠航で巡る出逢いだって、
すべてが一期一会。

本当に感謝です!
今日も1日どうもありがとうございました♡

そんなカヌー三昧の日、昼の出港では大好きな友人が新天地へと旅立って行きました。
みんなで精一杯の気持ちで見送ります。

寂しいけれど、お互いのこれからに期待してのお別れです!
元気でね!!

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