小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

青森 下北半島~恐山と寒立馬 (資格取得ツアー⑧)

2022年12月29日 | 資格取得ツアー2022
■あっという間にクリスマスも過ぎ、2022年も年の瀬となりました。
母島では島周りでもう沢山のザトウクジラが見れています。
文字通り師走の日々を送っています。

ここにきて、7月の資格取得ツアー(別名:東北カブ旅)のブログ記事が津軽半島で終わっていることを思い出し、
もう5か月前が遥か彼方の様に思えますが、
なんとか記憶を捻りだして、人生初青森編の後編を書いていこうと思います。

僕のブログ大いにあるある(笑)なのですが、
旅先では旅を味わっているので、
なかなか記事に書けないし、
日常に戻ってから振り返ろうと思っても、
日常も日々ドラマティックなので、
ついつい旅の振り返りが後回しになって終わってしまいます。

考えてみれば、バリ島編カナダ編ハワイ編もまだまだ途中です。
いつか仕上がるのかな(笑)?←遠い目(#^.^#)

さてさて9月に書いた前回の記事の続きです。
津軽半島をフェリーで離れ、旅行前から行きたかった下北半島にいよいよ上陸です!
津軽半島の蟹田から脇野沢までのむつフェリーでの出逢いを楽しみ、
ようやく上陸となりました!

こちらは津軽半島ツアーの終点、八戸を越えての種差海岸です。
ここでビバークしました。最高の朝日でした(#^.^#)


■むつフェリーで何人の方と交流し、
旅の醍醐味を味わいながら、一路下北半島・最北端の大間を目指します。
大好きなツーリングマップルを参照にしながらも、
グネグネでアップダウンの激しい、海岸ルートを選びます☆
なかなかハードな道のりでした(#^.^#)
これがまた楽しい♡

そしてマグロ一本釣りで有名な大間に辿り着きました☆

大間に着いたらやっぱマグロでしょう!
と思うのがセオリーなのですが、
なんと僕が行った7月上旬はシーズン前らしく、
あまりマグロはいい品質のがないようでした(#^.^#)

むつフェリーで仲良くなったライダーさんとも偶然に再開し、
一緒に「大間んぞく」という食事処に行きました。

この土地では親子で記録保持者のようで、
大きな看板が掲げられていました。

ガッツリ大間のマグロのメニューが欠品という事で、
アワビ&マグロ丼を注文しました☆

結論から言うと、
アワビは大変美味しかったのですが、
マグロはそこそこな感じでした(#^.^#)
シーズン外なので、そこは仕方ないと思います☆

母島で食べるムロはもちろん、
カッポレやカンパチ、キハダに軍配が上がります。

いつか最盛期のシーズンで大間のマグロ丼を味わいたいと思います(#^.^#)


■大間に行ったあとはずっと気になっていた下風呂温泉に行きました。
下風呂温泉は妻からずっとおススメされていて、
密かに気になっていた温泉でした(#^.^#)

泊りたかった「さつき荘」が満室だったので、
今回は公衆温泉で旅の疲れを癒しました(#^.^#)


僕はあまり温泉に詳しくはありませんが、
下風呂温泉の泉質はとてもいいと感じました♪

公衆浴場は地元の人も多く、
いい憩いの場になっていました(#^.^#)

念願の下風呂温泉の良質な泉質でリフレッシュした後は、
かの有名な恐山に向かいました☆


■恐山は下北半島の中央部に位置する活火山。
カルデラ湖である宇曽利山湖の湖畔には、日本三大霊場の一つでと言われる恐山菩提寺があります。

下風呂温泉からバイクで峠道を通り、尾根を越して降りると、
急に周囲の雰囲気と匂いが変わりました。

明らかに硫黄の匂い、湯気、そしてそのためか植物がなくて、
岩場がゴツゴツしている景観が現れます。
まるで硫黄島のようでした。

そんな中に恐山菩提寺が突然現れます。

恐山は、地蔵信仰を背景にした死者への供養の場として知られ、古くから崇敬を集めてきたそうです。
下北地方では「人は死ねば(魂は)お山(恐山)さ行ぐ」と言い伝えられていて、
山中の奇観を仏僧が死後の世界に擬したことにより参拝者が多くなり信仰の場として知られるようになったちのこと。

明治・大正期には
「恐山に行けば死者に会える」
「河原に石を積み上げ供物をし声を上げて泣くと先祖の声を聞くことができる」
「恐山の三大不思議(夕刻に河原に小石を積み上げても翌朝には必ず崩れている、
 深夜地蔵尊の錫杖の音がする、夜中に雨が降ると堂内の地蔵尊の衣も濡れている)」
などが俗信された場所だそうです。

硫黄が立ち込める岩場の各所に祠があり、
カラカラと風車が周っているのが、
なんだかこの世なのかあの世なのか分からなくさせてくれます。

仏教によれば死者の魂は、
死出の山を越えて三途の川を渡り、
次の世界へ向かうとされますが、
まさに恐山では「三途の川」や「無限地獄」、「血の池地獄」、「極楽浜」などがあり、
死後の世界を垣間見ている気がしてきます。


色んな物語で読んだような、
幾つ石を積み上げても積み上げても、
崩されて成仏できない、
そんな石の山も沢山ありました。


恐山菩提寺を後にしたら、
若いカップルが僕のカブのナンバーを見て、
「お、小笠原からやって来たんですか⁉すごい!」
と話しかけてくれて、なんだかいいナンバーで来れたなぁと感じていました。

■恐山があまりに面白かったので時間を喰ってしまい、
尻屋崎の寒立馬(かんだちめ)を見に行くのがすっかり遅れてしまいました。

寒立馬は厳しい冬にも耐えられる、たくましい体格の馬。

南部馬の系統で足が短く胴が長くて、ずんぐりしていて、
現在の形になるまでに、ブルトン種などの外来種との交配がなされたそうです。
青森県の天然記念物に指定されています。

野放牧されている馬がいる!と、
馬好きの僕としてはぜひとも押さえておきたいポイントだったのですが、
僕が到着したのがゲートの閉まる時間ギリギリだったので、
ゲートの中には入れませんでしたが、その外に放牧されている子たちに逢うことが出来ました(^^♪


■可愛い馬を見て幸せに浸ってからは、
一気にできるだけ南下しようと、
海岸線をひたすら南に南下していきました。

この日はできるだけ南下して、八戸を越えてどこかでビバークしようと考えていました。
宿を予約しているわけではないので、
ここら辺がバイクテント旅の最高に気楽なところです(#^.^#)

途中、かの有名な六ケ所村での美しい夕焼けに見とれていました。

核の再処理施設として有名な六ケ所村。
そこでみた夕陽は格別のものでした。

八戸に着いた頃はもう真っ暗になってしまい、
僕は寝床を種差海岸にして向かいました。

夜寝る時は分かりませんでしたが、
朝は冒頭の写真とこちらの写真の様に、
最高に美しい朝日を眺めることができました☆

人生初の青森県。
しかもたった2泊。
内陸側はほとんど行ってません(#^.^#)。

有名な十和田湖も岩木山もまだまだ味わっていません。
1泊目の雨で逃げ込んだ龍飛旅館のごはんがあまりに大満足過ぎて、
八戸でじっくり海産物を味わうのを忘れておりました(#^.^#)

まだまだ宿題が沢山の青森、
まだまだ足りない!と思わせる旅先は、
とてもいい土地だと思います(#^.^#)
またいずれ来たいと思っています!!

次はいつ書くか分かりませんが(笑)、
秋田編です!!


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