朝、早起きして列車へ飛び乗り「大歩危(おおぼけ)小歩危(こぼけ)峡」そして「祖谷のかずら橋」行きのバスに乗るため阿波池田へ向かいました。
そこで見かけたこのレトロなバス、大歩危峡を巡るツアー用のバスで予約が必要なので乗れませんでしたがとても味のあるボンネットバスでした。
祖谷のかずら橋
最初の目的地「祖谷のかずら橋」へ、阿波池田から約1時間ちょいで到着、橋が見えてきたので早速渡りました。
木とかずらで組み立てられているこの橋、すごくギシギシと音がして下の川との距離が結構あってつかまりながら渡り切りました。
橋の途中から写真撮ろうかと思いましたが携帯を落としそうで怖かったそれと私の前を渡っている人が、こわいこわい言っているのが伝染してしまい、なかなか足が前に進みませんでした
バスが1時間に1本だったので、渡ってすぐに滝を見てからバス乗り場へ戻りました。
大歩危駅
お腹すいたので大歩危駅まで戻り、何か食べる物と探してもお店が少なかったので軽くお蕎麦を食べました。
祖谷は寒冷の差が激しく良質なそばの実が取れます。つなぎを使わないので太く短くて千切れやすくざらっとした舌触りは好みが分かれるお蕎麦です。
駅の中へ入ると「こなきじじい」がいました。大歩危・小歩危峡のあたりは山深い妖怪伝承の里で、切り立った崖や足を滑らせたら滝壺へ落ちてしまいそうな場所には必ず妖怪の話があり、事故や事件から身を守る知恵として語り継がれています。
そして、駅にはカラフルな列車が止まっており「四国まんなか千年物語」の観光列車でした。中で食事ができるようで私は地元の人と一緒に旗を振ってお見送りしました。
温泉にたどり着けず小歩危駅まで歩く
次の列車の時間まで2時間くらいあったので、地元の方にどこか温泉に入れないか聞いてみましたが、時間が15時近かったので祝日は早く閉まってしまうようでしたが、1軒夜までやっているというので駅からタクシーで5分ならと歩いて行きました。
峡谷のあまりの美しさに見惚れて下ばかり見て歩いていたらあっという間に行こうとしていた温泉を通り過ぎてしまい、もう戻るのも面倒だったのでそのまま美しい川と峡谷を眺めながら小歩危駅まで歩いてしまいました。
大歩危峡は「国指定名勝天然記念物」になっており、昔この辺りは海の底だった部分が地球のプレート運動により圧力を受けてできました。
観光遊覧船が走っており川から眺める景色も見てみたかったですが夕方だったのでもう乗れませんでした。
「結晶片岩」という岩石が隆起して高い山ができ、吉野川が南北へ深く浸食しながら流れ現在の急峻なV字峡谷ができました。
ところどころ割れたり湾曲したりしていて地層が見えたり岩の形状がちょっと違い、岩の色が川の色に映えてとても美しい景色です。
線路と道路が並走していて鉄橋に列車が通るとなんともいい雰囲気で、紅葉が所々進んでいたのでこれまた綺麗な景色でした。
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