さようならナマーシャ 2020.03.19(木)
ナマーシャで過ごす最後の1日。
今日まで1年8ヶ月、それが終わる。
朝6時前に仮眠から起床。
キレイな空やなー。
標高高くて空に近いのが良いところ。
裏庭。
隣と隣接してる。
洗濯物を干す紐よく切れたなー(ToT)
リビング。
本来一家族で暮らす家なので、めちゃ広々してたーおかげで運動できてた(*´∀`*)
ほぼ空っぽになった食料棚。
こんだけ余ってた食品は、昨日食べたり同僚にあげたり。
それでも余ったのは、後輩隊員に託すことに。
ちなみに酒は一本も残らず。
酒好きばっかやなー(^_^;)
外では生徒たちが掃除や朝ご飯。
4時から起きてるんやもんなー大変や(。>д<)
寝室。
電気消すと真っ暗。
蚊帳は適当。
でも寝心地良かった。
最後の朝飯。
少しでも消費してやろうと言うドケチ根性。
着替えて朝礼へ。
朝寒っ( ´△`)
朝の校舎。
国旗掲揚と国歌斉唱をして朝礼開始。
毎日生徒が2人くらいでてきて、色々と報告。
コロナの件、それに伴いオレが今日帰国することも伝えてる。
そのあと他の先生、教頭からも伝達。
教頭は、「制服は届いてるのに、まだ着てない生徒がなぜこんなにいるの?早く自分のサイズのを持ってって着なさい」
最終日にオレは何を聞いてるんだ(^_^;)
そして最後に生徒たちから、お別れのメッセージや歌。
それに合わせて一人の男子生徒が出てきた。
昨日おたふく仮面着けて号泣してた子や。
何かコメントがあったっぽいけど、今日も泣いてて結局ハグのみ。
全くー(笑)
でも、嬉しいで。ありがとう。
他にもカード(後から分かったけど、本人の結婚式のカード?)を渡してくれたり、他にも泣きながらハグに来てくれる女の子も。
そのあと生徒たちは歌いながら退場。
いつも通り我々先生たちの前を通っていくので、一人ずつ握手してお別れ。
時々泣いてハグしてくる生徒がいるので、列がたまに止まる。
こんなに泣いてくれる生徒がいるなんて、オレ幸せな先生やなー。
その後教室へ行き、昨日渡せなかったEクラスへ名札やボールペンをプレゼント。
これがラスト授業かー。
あっけないもんやなー。
でも皆、「もっと先生の授業受けたかった」・「Excelの授業やって!」と言ってくれて、本当に嬉しかった。
ポルトガル語なんかまだまともに話せてないのに、こうやって望まれるのは、自分がこのモザンビークの生徒たちの学びに貢献できたってことかなー。
一旦家に戻り、家政婦さんにも挨拶。
今日は水汲みも料理もいらない、掃除だけで良いって置き手紙残してたので、戸惑ってた様子の家政婦さん。
理由を話し、掃除だけをお願い。
家政婦さんとその赤ちゃん。
本当は6月末のお別れで渡す予定だったオモチャも、今日プレゼント。
それで遊んでるの見たかったなー(ToT)
掃除をお願いして、教室棟を散歩。
食堂で料理してた兄ちゃん。
チンチンにはまったらしく、いつも「チンチン」と挨拶してきてた。
清掃のお姉ちゃん。
同僚たち。
すると、同じく昨日家に招待できなかったGクラスがたまたま空いてたので、PCルームで同じくプレゼント。
あーーーこれが最後の集合写真やな。
生徒たちがいなくなったPCルーム。
寂しい。
カウンターパートが来たので、急いで色々引き継ぎ。
これもなー時間あれば丁寧に教えれたのに、ほぼ駆け足になっちゃった( ;´・ω・`)
多分理解しきれてないなーこれからトラブル起きたら、ちゃんと連絡してくるやろか( ;´・ω・`)
11:30になったので、銀行へ。
特例で待ってる人を抜かして窓口へ。
昨日飲んだ友達にお金の引き落としと口座閉めをお願い。
10万Mt(20万円)くらい残ってる。
でもこれをメティカル(Mt)でおろしても、日本帰ってから使えない。
でも明日フライト早いから空港の換金所は使えないし、でもドルはここには無いし・・・。
色々悩んだ結果、後輩に全てメティカルで預けて代わりに円をもらうことに。
助かったーありがとー(。>д<)
銀行の向かいの廃墟。
学校に戻り職員にも挨拶周り。
事務員の方々。
同僚たち。
引き続きカウンターパートに引き継ぎしようとしたら、「まずは間食だ!」と言われ、紅茶とパンを食べることに。
うん、ここはやっぱりモザンビークだ。
でも最後だし、こんなんもなんか微笑ましくなるわ(怒るべきやろか?( ;´・ω・`))
結局引き継ぎはできず、今から用事があるからと出ることに。
あーこのPCルームともお別れ。
基本的にずっとここで働いてたなー。
村中停電になっても、ここには蓄電機があるから本当に助かった。
さて、外に連れて行かれると外で同僚たちが待ってた。
なんと急遽お別れ会を催してくれたらしい。
えーーーーーーありがとう!!!( ;∀;)
モザンビークでは一般的に、出ていく人間(自分)が感謝の意を示すため、ご飯や酒を用意してお別れ会を主催する。
でも、まさかモザンビーク人が会を開いてくれるなんて夢にも思ってなかった。
見た瞬間泣きそうに。
でも泣き出したら止まらなくなるので、つい我慢しちゃった。
同僚数人から挨拶があり、オレも挨拶。
「みんな、今日まで本当にありがとう。いやーまさかこんな会を催してくれるなんて、びっくりした。
突然だけど、コロナウイルスのせいで急遽明日、日本に一時帰国することになっちゃった。本来は6月末までの予定だったんだけどね。いつ日本から戻って来られるかは分からない。残りの任期も少ないし、もう2度と戻って来られない可能性が高い。
・・・あー、まだ日本帰りたくないなー。まだまだナマーシャにいて皆と働きたいよ。
皆と働くのは、大変な時もあったし楽しい時もあった。 特に一部の先生は、
{元気ー?}
と聞いてきて、オレが
{元気だよー}
と返事するのも待たず、
{元気ー?なぁ酒あるか?}
(ここで皆爆笑。思い当たる節があるんやな)
・・・ウチはバーじゃねぇんだよ!(#゚Д゚)
他にも、いつも仕事大量に投げつけてくるのもムカついたわー(笑)
でも、明るくていつも笑顔で、いつも優しい皆のことが大好きだった。
あー帰りたくねぇ。ごめんね、最後まで色々教えてあげたかったのに出来なくて。
今まで本当にありがとう。元気でね。」
以上で挨拶終了。
しんみりな挨拶にしようかと思ったけど、やっぱいつも通りがいいなーと思い、酒飲みに来た下りを入れて笑い版にしてみた。
すると、なんとカプラナのプレゼント。
そして、シスターからはモザンビークの形をした木彫りのプレゼントも。
お前ら優しいなぁ。
なんで日頃からこの優しさをもっと出せへんねん(。>д<)
ドリンクと軽食を食べつつ談笑。
でもあと30分でナマーシャを出なきゃいけない。
・・・時間足りねえよ。
皆にお別れを告げ一旦家へ。
家へ向け歩いてると、男子生徒がお別れを言いに来てくれた。
ありがとう(。>д<)
家に帰ると、家政婦さんが待っててくれた。
溜め込んでた水。
いつも家政婦さんが汲んでくれてた。
ちょいとゴミ捨て。
生徒もみんな、この穴にお構い無しでゴミ投下。
深くて落ちたら登れないから、夜真っ暗な中でのゴミ捨てはいつもヒヤヒヤだった。
家へ戻る道。
すると、家の前で子どもたちが待ち構えてた。
家政婦さんに好きな物を持ってってもらってたら、施設の同僚も色々持ち出し始めた。
ほぼ空っぽになった家。
家政婦さんともお別れ。
頭にプレゼントした物を乗せ、背中に赤ちゃんを背負ってる。
今までありがとう。
出産前日・出産2日後も普通に働いてたし。
重い水汲みもありがとう。買い物や料理もしてくれたお蔭で、オレは活動に集中できた。
お釣を多少くすねられてた気はするけど、まぁいいや(笑)
赤ちゃんや手伝いに来てた長男と、家政婦さん邸で遊びたかったなぁ。
子どもたちともお別れ。
もう一回鬼ごっこ・回してーなど、まだまだ遊びたいらしい。
授業で疲れてたり気分落ち込んでたりしても、この子たちが明るく駆け寄って来てくれたからオレも元気になれた。
オレももっと遊びたかったなー。
テレビゲームも体験させてあげたかった。
2時間後までに首都に着いて、JICAの帰国ミーティングに参加しなきゃいけない。
休暇中のカウンターパートが車で送ってってくれることに。
沢山のバックを詰め込み、皆とも本当にお別れ。
バイバイ、子どもたち。
校舎ともお別れ。
学校近くの教会。
5月の巡礼祭見たかったなぁ。
村の一番の大通り、
高い建物が無くて青空が映える、好きな景色だった。
5分も走ればもう村を出てこんな景色に。
なかなか日本人が知らない、めちゃくちゃ見晴らしの良い場所。
カウンターパートのエガちゃんとお話しつつ、こんな景色の中を2時間ほど。
途中、ナマーシャの水の工場へ。
Tシャツを買いたかったけど、残念ながらここは水製造のみということで門前払い。
残念(。>д<)
道中炭を買うと言い出したエガちゃん。
同じく道中の中学校。
見晴らしは良いけど、通うの大変そうやなー。
丁度中間地点にある、キリンのモニュメント。
ここからナマーシャは45分。
途中、昨日の寝不足もあり軽くうたた寝。
ごめんエガちゃん( ;´・ω・`)
10分ほど遅れてドミトリーに到着。
ちょっとお話して、エガちゃんともお別れ。
2年間、本当にありがとう。
言葉が分からなかったりペースが合わなかったりで、思わず怒ってしまうことも何度もあった。
特に1年目の卒業式は確認不足で、当日怒鳴ってまったことも。
あと成績処理のシーズンもイライラしてたなー。
でも、決して引きずらず、翌日には元気に接してくれた。
その切り替えの早さ・感情を引きずらないのは本当に凄いし心強かった。
家にも招待してもらったし、教室で2人で卓球したこともあったなー。
日本のビールやウィスキーも一緒に飲んだし、寿司も食いに行ったなー。
エガちゃん、今までありがとう。
日本にも来てね、案内するから。
ドミトリーで帰国についての案内。
来週のフライト予定がキャンセルになり、急遽明日に。
前後隊含め3グループに分かれて帰国することに。
Mtをドルやユーロに替えられないか、換金所をいくつか巡ってみる。
すると、ナマーシャで出会ったアメリカボランティアの男性と遭遇。
・・・漂流してたのか?(笑)
アメリカも帰国することになったらしい。
ホンマ、コロナのせいで大変やわ。
そのあとはお土産を急いで買えるだけ購入。
(これは翌日空港などで買ったのも含む)
そのあとは隊員と最後の晩餐。
時間もないのでタイ料理へ。
そのあとは荷造りし直して、何とか1個23kg以内に。
気づけばもう深夜2時。
っと、こんな感じでバタバタなままナマーシャ最終日は終了。
あーあ、なんかあっけなかったなー。
やりきったって感じが足りないんだよなーやっぱ。
あと別れが急過ぎて、別れを惜しんでる暇もなかったからなー。
でも、本当に良い場所と良い人たちだった。
だからこそ、もっとちゃんとお別れしたかったなー。
一応、あくまで帰国は一時的って措置らしいけど、この流行っぷり・任期は6月末までって考えたら、もうモザンビークに戻るのはきっと厳しいんだろうなー。
何とか戻りたい。
ダメでも、12月の卒業式は顔出したいなー。
さ、明日はモザンビーク出国や!
(あくまで当日書いてるスタンスです)