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JR西日本乗り放題2日目・2

2022-01-03 | 旅行

もう去年のことになりますが、先月の25、26日でJR乗りまくりの一人旅をしました。

初日は広島から北陸新幹線の上越妙高まで。

すぐに引き返して京都山科宿泊。翌日は奈良を歩いて夜に帰宅。

旅行記は、先日は薬師寺まで。きょうはその後をまとめます。画像たくさん。


薬師寺から徒歩で唐招提寺へ。二つのお寺は500mくらいの距離。

バスの一日券で拝観料は300円オフとなりました。

南大門

金堂

開山堂

国宝の鑑真像の複製を安置しています。堂内撮影禁止。

境内、広いです。

山茶花?

境内。

格式の高そうなお寺でした。人はまばら。寒波が来て、風花が舞う歳末の唐招提寺でした。


広い道へ出て唐招提寺東口からJR奈良行きのバスに乗り、途中三条大路四丁目で降ります。

京都みたいな地名と思いましたが、都ではこちらが先輩です。

降りたところはこんな感じ。

何かの工事中で、ずっと歩いて行くと、復元された朱雀門が見えます。

この付近は平城宮の跡地。少しずつ復元されています。

朱雀門。なら旅ネットよりお借りしました。

朱雀門は、10年くらい前の映画「源氏物語 千年の謎」で、光源氏の父、桐壺亭の斂葬の儀のロケ地。

映画では松明を灯して夜。昼間だと現代の奈良の眺めになってしまいます。建物だけをうまく利用していました。

門を入ると左手に会復元された遣唐使船。

上がって見学できます。こちら厨房。

正使は甲板上の個室ですが、そのほかの人たちは船底に雑居していたとのこと。

船尾

小さい船です。この大きさで唐まで行ったのが驚きです。

上陸して長安までがまた遠い。

2000年、中国へ旅行しましたが、飛行機は広島~上海より、上海~西安の方が時間がかかりました。一時間半に二時間半くらいだったかな。

広い大陸の遠い遠い、長安でした。

続いて朝堂院へ。

またまた歩いて行く。広くて遠い。

朝堂院の向こうにまだ建物が見えます。途中に

線路があり、電車が来ました。

大阪へ行く近鉄の電車だそうです。

さらに行くと大極殿。

歩いても歩いてもきりがありません。人はほとんどいません。

寒くなるし、大極殿まで行って引き返します。


朱雀門近くに資料館があります。入場は無料。

いろいろな展示があります。

発掘された井戸の枠。

平城京は京都へ都が移たあとは農地になり、遺構がよく保存されたそうです。

屋根とそれを支える部材の説明。

伝統工法の工事は清水建設が請け負っているそうです。

昔からの大工道具で工事。

手前は槍鉋やりがんな。今の枠のある鉋の出来る前の鉋。表面に柳の葉のような独特の削り跡ができる。

手斧ちょうな。柱などの表面を仕上げる道具。

私が子供のころは、まだ実際に使っていた。

復元工事は、道具もまた新しく作ったことでしょう。

丸太をくりぬいた水路跡。

和同開珎と皇朝十二銭のうちの二つ。

鋳型に入れて・・・失敗したお金。

かまどと調理器具。原始的。

人形

人の顔を描いた土器は、穢れを払うためのもの。

木簡。紙はまだ広まっていなかった。

奈良のみやこびと。想像して復元。

手桶とひしゃく。

機織り用の糸巻き。

これは現在、手織りに使うものと全く同じ形。

手織りの技術がすでに出来上がっていたことに驚く。

棚田嘉十郎の像。

明治時代、私財と寄付金で保存運動を始めた植木職人。

この人の働きで1922年、国の史跡に指定されていたそうです。