●海外での治療)カナダ:激痛のための麻薬治療 | 潰瘍性大腸炎 & クローン病&過敏性腸症候群の改善・完治・根治

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職場の50代後半の女性の同僚。6年ぐらい前に、車を運転していて、赤信号で停車していた時に、後ろから時速40キロの車に追突されてしまいました。

幸い、骨折はなかったのですが、重度のむち打ち症になってしまいました。

首にコルセットをはめた生活。上下左右に顔を向けると激痛に。そのため、家事も仕事も読書できない。できるのは、ベッドの上でまっすぐ上を向いて寝ているか、椅子に座って一日中テレビを見ることだけ。

そんな生活が、半年も続きました。

その後、コルセットは取れたのですが、肩から腰に激痛が残りました。

さまざまな薬や、専門家の指導によるストレッチなど、痛みを止める療法を次々に試したのですが、効果なし。

激痛との共存の辛い生活が続いていました。

 

▼ カナダでマリファナ解禁

その後、2018年にカナダでは、麻薬であるマリファナの購入が公に認められるようになりました。酒屋で、お酒と同じようにマリファナを購入することができるようになったのです。

 

理由は、マリファナを闇で購入する人たちが絶えず、社会的問題になっていたため。違法ということで取り締まりたくても、手の施しようなし。

ならば、いっそうのことマリファナの売買は、合法にしてしまえ! 政府がマリファナを売れば、マリファナの価格が下落し、闇市場は儲からなくなり、衰退するとの計画でした。

こうしてカナダは、先進国では初めてマリファナの売買が合法化されたのです。

 

聞こえは良いのですが、実際は、カナダ首相トルドーが、自分に投票してくれる人を増やそうと、マリファナを吸う人たちにおべっか使いをしたため。それほどにマリファナを日常的に吸っている人が、カナダに多い。アメリカも。

 

そんなことが本当にありえるのか? と日本人は思う。あるんです。カナダ首相トルドーは、選挙のためなら、どんな手口でも使う。信じられない・・・。

 

▼ VIP並みの扱い

いきなり闇から太陽の下に引っ張り出されたマリファナ。ただの雑草です。が、政府が育てるマリファナは、驚くなかれ、ビニールの温室栽培ではなくて、専用に新しく建設された建物の中で栽培されています。

栽培室に入るためには、ドアでの認識カードが必要。じゃなくて、確か、当時は最新だった顔認識式。

栽培室で働く人は、病院の集中治療室で働く医療者よりも厳重に身を固め、マスクをして白いキャップを頭にかぶり、白い手袋、さらに、白い作業衣を着ています。

マリファナは、蒸し暑い環境で育つ。このため、室内は、コンピューター制御により、程よい気温と湿度に保たれている。

1日中、光に当たると、成長が早いため、部屋の天井には、最も成長しやすいように調節した電灯が燦然と輝く。

 

 

 

こんなに高額な施設で栽培されたマリファナは、当然ながら、値段は安くない。おまけに税金もかかる。

でも、闇で買うマリファナなら、それまでどおり、税金はかからない。当然ながら、元常習犯の人たちは闇で買い続けています。酒屋さんで買うのは、闇取引人を知らない人たちだけ。

 

つまり、カナダ政府は、公に、そして、闇でマリファナを買うことを、奨励しています。

とんでもない国です。

 

▼ 激痛止め用の医療マリファナ

話は戻ります。

むち打ち症になった同僚は、どんな痛み止めも効果がなかった。

働き者なことから、痛みを抱えながら、職場に復帰。

しばらくして、マリファナが、解禁され、公に発売されるようになったのですが、強い痛み止め効果があることから、医療への使用が許可されるようになりました。

それがあって、彼女は、医者からマリファナを使った痛み止めの療法を勧められました。

 

使用を始めてから数か月。マリファナなんか使って大丈夫なのかと心配になり、彼女に、

「どう? からだの具合は?」と聞くと、

「ほら、見て。両手を上げられるようになったの。肩をグルグル回しても、全然痛くない」

両手を上げたり、からだを斜め横に倒して、痛みから完全に開放された満面笑顔の幸せそうな彼女の姿と、元気溢れるその声は、今でも、わたしの脳裏に刻み込まれています。

 

マリファナの鎮痛効果は、すごい。日本で言われているような麻薬による怖い作用は、ひとかけらもありませんでした。

 

マリファナは、正しく使えば、慢性の激痛に苦しんでいる人には、朗報ということをこの時初めて知りました。

 

続く。