きょうは、日本は、七夕です。バンクーバーは、曇り日。どうぞ夜は晴れますように。
七夕に祈りを込めて一筆。
「すべての難病の原因が、一日も早く解明され、治療法が確立されますように」
京都
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▼ 豆腐で腹痛
おととい、職場の同僚が病欠でした。昨日、出社してきたので、
「からだ、大丈夫? 最近、病欠の人が多いので心配してたの」と言ったら、こんな返事が返ってきました。
「実は、お豆腐を食べて、おなかが痛くなったの。1日だけど賞味期限が切れていて・・・。でも、今は、大丈夫」
バンクーバーの当スーパーでは、豆腐は、
「食生活が優秀な日本人の食べ物」
「植物性たんぱく質をとるのに便利で貴重な供給源」
「肉よりも安い」
ということで、健康な食生活をこころがけるカナダ人の間では、人気があります。
豆腐は、1日ぐらい賞味期限が切れていても、しっかり火を通せば大丈夫なはず。
それに、一緒に食べた家族は、腹痛を起こしていない。
そういえば、彼女は、よく食あたりになり欠勤することが多いことを思い出しました。
ふーむ。原因は共有していても、病気になる人とならない人がいる。なんでか?
▼ 病気になったとき、どうしますか?
夏風邪・・・薬を飲む、仕事や学校を休む。
古い物を食べてなった腹痛・・・薬を飲む、寝込む。
肺炎・・・病院で検査を受け、処方された薬を飲む。
潰瘍性大腸炎、アミロイドーシス、リウマチ、他の難病・・・病院で検査を受け、治療法を受ける。
食あたりになったとき、悪い物を食べてしまったということへの反省は大きい。よって、次からは、悪そうな食べ物には手を出さなくなる。
でも、それ以外の病気だと、原因について考えるよりも、治すことに専念し、再びならないようにというところまではいかない。
難病は、原因自体がわからないので、症状悪化にたいする対策がわからず、あれやこれやと試行錯誤の日々となる。
▼ それぞれの病気の原因ってだろう?
病気には、必ず原因がある。原因なくして病気にはならない。
◎ 夏風邪
夏風邪菌 または 夏風邪ウイルス
感染症です。
でも、同じ家、幼稚園、学校、職場にいた人達、全員が夏風邪になるというわけではない。
◎ 古い物を食べておなかが痛くなった
古い食べ物の中で悪い菌がはびこっていた。
しかし、同じものをみんなで一緒に食べたのに、ひとりだけおなかが痛くなったということがある。
◎ 肺炎
肺炎菌。これは感染しない。
周りは元気なのに、なんでひとりだけ肺炎菌に??
◎ 難病(政府指定)
原因不明。
なんで自分だけが?
▼ 原因が特定されていないのが難病の特徴
難病だけは、原因が特定されていません。
仮に、難病ウイルス、難病菌があったとします。
難病指定の病気を引き起こす人工的な化学物質があったとします。
難病になりやすい遺伝子を持つ人がいたとします。
難病にかかりやすい気候、土地、季節があるとします。
難病になりやすい年齢があるとします。
難病になりやすい食べ物があるとします。
この条件にあてはまる人は、全員、難病になるのか?
ならない。
なんで?