このブログでたびたび紹介している長野県上田市にある太郎山(1064.5m)とその隣の虚空蔵山(こくぞうさん、1,077m)に雪山ハイキングに行った記録です。



山行概要

2022年1月、例年より多雪となった長野県上田市。太郎山もしっかり雪化粧をしているし、北アルプスもよく見えそうとあらば、これは行くしかない。いつもよく登っている太郎山ではあるが、雪を纏って別世界となったその姿に心を躍らせた。

虚空蔵まで行けば人のいない白銀の樹林が楽しめると思い、縦走を計画。しかしマイカー登山のため、ピストンをせねばならない。いつものファストパッキングスタイルで臨んだ。

登山コース情報等

日程:

2022年1月16日(日)

天気:
晴れ

気温:
麓で最低気温−6℃

メンバー :
じょあ(ソロ)

登山口までのアプローチ :
自家用車。四十八曲がりコースの登山者用駐車場を利用。

水場等:
無し。トイレは冬季なので凍結中。

コースタイム

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駐車場07時51分発→太郎山08時49分着→虚空蔵山10時09分着→太郎山11時26分着→11時57分駐車場着


装備
日帰りファストパッキングスタイル。トレランスタイルとも。気持ちはトレランだが、雪の急斜面は走れない。

ザックはいつものラッシュ5R(パーゴワークス)にいつものトレラン装備。チェーンアイゼンも追加。

ウェア(行動着)は実験的にキャプリーンミッドウェイト(パタゴニア)の上にキャプリーンエアフーディ(パタゴニア)を着用。出だしはフーディニジャケット(パタゴニア)を着ていたがすぐに脱ぐ。稜線でゴアウィンドストッパーのバーサライトジャケット (モンベル)を着用。パンツはランニング用ロングパンツ(デカトロン)の下にメリノウールタイツ(ワークマン)。

靴はローンピークミッドRSM(アルトラ)、トレラン用ショートゲイター(ヘリテイジ)、靴下はワークマンのメリノウール厚手。

グローブはメリノウールグローブ(ワークマン)

写真と記録

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四十八曲がりコースは登山者が少なく、落ち葉も多いため、序盤は少し登りにくい。


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石鳥居でメジャールートである表山道コースと合流。

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表山道はしっかりと雪が踏み固められているため、歩きやすい。通常ならチェーンアイゼンや軽アイゼン推奨。ツルツルの凍結はなかったので、慣れていれば必要ない。

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太郎山到着。この日は登山者も多かった。

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槍穂高連峰もよく見えて最高だった。もちろん他の山もよく見える。太郎山は東は両神山、南は富士山、西は北アルプス南部、北は高妻山まで見える。


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虚空蔵山方面、一応トレースはあるみたいなので進んでみた。

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太郎山〜虚空蔵山の稜線から見える北アルプス北部

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美しい低山の雪の世界。

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雪が綺麗。

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よく冷えて、霜が雪の上に結晶化して立っている。

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霧氷も美しい。

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展望台。

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虚空蔵稜線のリッジに立つと北側の展望が開ける。おそらく、戸隠、高妻山方面。

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坂城、千曲、善光寺平。

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いくつかの分岐を経て、虚空蔵へのトレースはほとんどなくなり、明瞭なものは動物のトレースだけになった。

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樹林の雪稜のすぐ下に街がある不思議。動物の世界と人間の世界が交差している。

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虚空蔵山は稜線が細い。所々ロープが設置されているので有効に使った。登りを振り返る。


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虚空蔵山への最後の登り。少しの雪がいやらしい。チェーンアイゼンをつけたがこれではあまり効かないし、雪と落ち葉が団子になって付着してしまう。

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稜線で振り返る。

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虚空蔵山山頂。

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風も弱く、最高の天気。気温が上がってきた。

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操気弾…!!(わかる人に伝われ)ひとしきり遊んだら太郎山に戻る。


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虚空蔵山は三つの小ピークの連なりで、随所にこういう難所がある。雪が着くと余計やっかい。


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これよりも雪が積もることは上田ではそうそうないだろうが、完全に埋まるほど積雪があれば難易度はかなり上がるだろうし、装備も前爪アイゼンとピッケルがいるだろう。

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ここも中途半端な厚みの柔らかい雪がやっかい。ロープを使わせてもらう。

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虚空蔵の核心以外はなだらかな道が多く、走れる道もある。旧桑畑らへんはテントが張れそうなくらい平な土地。

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太郎山に戻ってきた。人が増えている。しかし北アルプスはもう雲に隠れてしまっていた。僕はこのまま一気に駐車場まで降りた。



おわり
2022年1月22日

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