ARTIZON MUSEUM
2020 ・ 7月
Ⅱ
ミュージアムタワー京橋 1F
高さ18メートルの吹き抜け
「泡」をイメージしたと言うオブジェが素敵だ。
***
アーティゾン美術館は完全予約制
広々としたスペース、密になることはないので
ゆったり自分のペースで作品を見ることができる
美術観賞はやはりこうじゃなくては!
と思う。
「セクメト神立像」 エジプト テーベ (ルクソール)
花崗岩
椅子のように見えるけど …
館内の内装、インテリアは
「トネリコ」というデザイン事務所が手掛けているそう
1Fの 泡をイメージしたオブジェも。
シンプルモダンな楕円形の椅子
安定感があって、これはとてもいいな~♡
第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展
Cosmo-Eggs | 宇宙の卵
キュレーターの服部浩之を中心に
美術家、作曲家、人類学者、建築家という
4つの異なる専門分野のアーティストが協働し
人間同士や人間と非人間の「共存」「共生」をテーマに構成されました。
* ヴェネチア・ビエンナーレの日本館は
石橋財団の創設者である石橋正二郎が建設寄贈
1956年に開館しました。
ガッシリしたダンボール階段の奥に
「宇宙の卵」の入り口
建築途中の家屋みたいな壁
禁止ゾーンに入り込んでしまったかと思った。
山本豊市 「若い女」 1956年
乾漆
古美術のコーナーは、まだ規模が小さい感じ
展示室はかなり暗く
雪舟の 「四季山水図」 目を凝らして見た。
新収蔵作品特別展示:パウル・クレー
新たに収蔵したコレクションは
著名な日本人コレクターが所蔵していたものだそう
新収蔵の24点に
既収蔵のクレー作品《島》(1932年)を加えた計25点を一堂に展示
(美術館が休館中に収蔵した作品は31点)
「小さな抽象的―建築的油彩」 (黄色と青色の球形のある)
1915年 油彩・厚紙
月、チュニジアの市街風景
先ずはクレーらしい
明確な造形と鮮やかな色彩の作品
「チューリップ」 1919年
油彩・厚紙に貼られた紙
「ストロベリーハウスの建築工事」 1921年
油彩・厚紙
「島」 1932年
油彩・砂を混ぜた石膏・板
興味津々な素材使い、気になるテクスチャー
顔を近づけ、じっくり覗き込む。
「踏切警手の庭」 1934年
パステル・神に貼られたダマスク織の布
「重さと軽さ」 1937年
テンペラ・紙
「谷間の花」 1938年
水彩・板に貼られた綿布
「教師」 1939年
水彩・油彩・綿布
… どうにも金属のように見えたけど
この額縁のデザインが可愛かった♡
1879年スイスにて音楽一家に生まれ
子供の頃はヴァイオリニストを目指していたというパウル・クレー
クレーの芸術エッセンスには音楽を感じる
どの絵からも何某かの音、リズミカルさ
画面から音符が飛び出してくるようだ
多様な素材使いも面白い。
…
1921年には、ドイツ・バウハウスの教授に就任
造形理論の研究、講義、著述などを行った。
「勝利の女神」 1777-1857 大理石