1月21日(土)くもり時々小雨
14:34 Camping calafate
7時半起床。風の音で目が覚めた。テントが押し潰されそうなほど吹いていた。
今日の予報はにわか雨。昨夜から雲行きも怪しかったからな。雨の中撤収は最悪なので、眠たいが大急ぎで撤収し8時過ぎには出発した。
再びオフロードを延々と走る。目的地はコックラン。昨夜1時間かけて迷ったが、120km先のコックランで早めに野営し確実に雨をやり過ごし、翌日快晴の間にプエルトユンガイからフェリーに乗って一気に200km走ってオヒギンズに辿り着く計画だ。
今は13時ごろに着いたコックランのキャンプ場でゆっくりしているところだ。久々ビールも飲んだ。お父に手紙書くつもりだったが、まあ、覚めてから書こう…。
狭い敷地内に8張りほどのテントがあって、小さな集落の様相だ。ここにも鶏達が闊歩しているが、卵を産ませるためだろうか?わからん。
ここまでの道は久々に驚嘆するほどのものだった。谷に流れるターコイズブルーの川を眼下に見下ろしながら、険しい山の断崖を走っていく。谷間の空間が自分が標高の高いとこにいることを教えてくれるため、高所恐怖症の俺にはかなりエキサイティングだった。
道中釣りもやったが、目の前でバイト仕掛けたのを逃して以降はアタリも無し。デカいのが表層を泳いでいたが、海と同じでああ言うのは釣れんだろう。
今夜もミニマーケットで美味そうなソーセージを買ったので、パンに挟んでアボカド乗っけておまけにチーズも挟んで豪華な晩飯にしよう。自炊した方が美味いし安いんだわ。
さて、作業を済ませるとする。
一体何リットル入れてるんだってくらいこのおっちゃんに待たされた。
美しい色の湖で釣り。桟橋は壊れ掛けていてヒヤヒヤした。
これは人間が食った跡?
川を左手に走り続ける。
この辺りから牛が自由に歩いているのを見るようになった。衝突しないように気を付ける。
21:46 キャンプ場
結局手紙は書ききれず…。まあ、書くような気分でもなかった。一人に静かにできる時に書きたい。ここは賑やかすぎる。
キャンプ場の旅人何人かと話した。イスラエルの彼は歴史の勉強のためにブエノスアイレスに4ヶ月居たらしい。それが済んでから、ヒッチハイクしながら山登っているって。さっき話した彼はチリの方で、個人的な旅行で来ているようだ。俺がパッキングする姿を眺めながらメチャクチャ褒めてくれた。
ここには本当に多種多様な人種が集まっている。中東系の顔も見た。そういやアジア人は相変わらず俺一人か…。たまに街やヒッチハイカーで見掛けるんだけどな。俺に手を振ってくれたアジア人顔の彼女は何処に向かっていたのだろうか。
チャリ旅に山屋にヒッチハイカーにバイク乗り。全員が旅用のテントを狭いキャンプサイトに設営している様は中々見応えがある。数えてみたら、全部で30のテント。登山でテント泊でもしないと1箇所にこれだけ集まるのは見れないだろう。
面白いよなあ、日本にもこういう世界の旅人がこぞって集まるような拠点の街があったら。
それとも、島国の人間だからこの状況に感動しているのだろうか。大陸の人達からしたら普通だったりするのか?面白いな…。
イスラエルの彼が飲みに誘ってくれたが、明日は早いから断った。参加したかったぜ…。つってももう一人で1L飲んでるから程々だな。
みんなも明日早いのか、若い人が集まっているのにキャンプ場は音楽も掛からずにとても静かだ。いいな…この雰囲気…。Honorrpilenのフェリー乗り場を思い出す。
明日は一日中オフロードになるだろう。250kmくらい走破しなければならない。頼むから無事に着いてくれよな…。
ねる。いい日だった。
街まであとちょっとの看板を見ると本当に安心する。
柔道場?
こんな辺境の街で日清!
そして日本のフィギュア!なんでも売ってるなぁ。
嗜好品とはわかりつつも、自分を労わなければならない。
死ぬほどシャンプーが気持ちいいの記録。顔やばすぎやろ。
こんな感じ。屋根充電Wi-Fiと、至れり尽くせり。
遠くまできたなぁと実感する。
旅人達の集落。アウストラルならではの景色で好きだな。
何となく安心する景色。人の営みの一つだからだろうか。
こんなんでも死ぬほど美味い。
走行距離 137km
金 食糧1,623 ガソリン798