ウィリアム王子は、日本の魅力を発信する戦略拠点「ジャパン・ハウス・ロンドン」の開館記念式典であいさつし、日本の象牙取引規制強化を歓迎した。王子は野生動物の保護に熱心に取り組んでいることで知られる。

 王子は「私は英国が象牙取引を禁止しようとしていることをうれしく思うと同時に、日本が国内市場の規制を強化する法改正を行ったことを歓迎する」と表明。その上で、「英日両国が手を取り合って、この国際的な犯罪と戦うことができると確信している」と語った。

 日本では象牙の国内取引規制を強化する内容の改正「種の保存法」が昨年6月に成立し、今年6月に施行された。象牙製品を扱う事業者を届出制から登録制に変更して管理を強化するとともに、違法行為に対する罰則を強化した。