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バイク用品インプレバイク関係

夏ジャケ更新。HYODテキスタイルジャケット「STJ304DS」インプレ

あっというまに4月!桜は瞬くまで芽吹き、気が付いたら散っている。
春のナップスの10%セールと桜は一瞬、これに気が付かないようじゃバイク乗りとしてまだまだ三流というところか。

そんなあったかくなってきた4月の2週目・・・
虫も鳥も、不審者も・・・
春の陽気に誘われて、みんながみんな走り出す。
新年始まっても脳内がまだ春休みの少年少女や、予算が降りない限りやることがないサラリーマンも休みの日は日和で行楽に出かけるのだ。

無論、バイク乗りも例外ではない。
むしろ「寒かったけどあったかくなったからでかけたろ!」の精神からするとバイク乗りは人間よりも、熊や蛇や虫に近い生態である。

そんな春の休日は一体どうなるか、みんなわかるかな?

そうだね、渋滞だね

きれそう


・・・コロナが始まり早3年目に突入しているわけだが、東京都23区在住のバイク乗りは中央道東名京葉道常磐道クラスの気になるあの子も、かの国真っ赤っかというというわけで、都内からむしろ出られずにいた。
渋滞と共に地方に赴き渋滞と共に帰宅するとかとても耐えられない。

だったら都内近辺で用事すませたろ!というわけで東京のHYODに行ってみたぞ!

HYOD 東京店

てなわけでHYODへ。
聞くところによるとどうやら、かの西の大地ではクシタニが大流行しているらしい。
が、いいや、僕はHYODにするね!!(反骨精神)


▲ちなみに元々はレザーがメインのお店だ

というのも、実はここに来るのは初めてではない。
過去にEYO*君がパンチングメッシュジャケットなるイケイケ装備をここで約7万円で購入した際一緒についていってたのだ。

今まで来ていたKOMINEのJK-135も過去のブログの記事によると2020年の5月に購入していたらしく間もなく2年。
そろそろ次の装備に行くべきだろうということで来たみたのだった。

ちなみに「KOMINEじゃだめなんですか?」という質問に対しては「別にKOMINEでもいい」というのが回答だったりする。
ただ・・・

・10万円で買ったクッソ安いスパーダ
・に対してキャリア&トップケースを付けた旅仕様
・に乗ってるのがKOMINEのジャケット一式

というのはなんとなく、あまりにも若々しすぎるかな(配慮)ということで少し価格帯の高めのブランドにしてみようと思ったわけだ。
あとは、最近であったニコニコ動画車載勢の皆さんが結構アバター課金していてモバゲー無課金アバターのszkは少し恥ずかしいと思ってしまったというのもある。

まぁ、周りの服見て我が襟直せというわけだな!
えっ、誤用?

というわけで今回勝ったのはこの上の写真の右のマネキンが来ているパーカーもとい「STJ304DS」だ。
HYODではいくつかのブランドラインナップがあり、正統派のレザージャケットを始め、ハードライト双方で使えるテキスタイルジャケット
普段使いに特化したデザインの365等を展開している。

かくゆう僕、今回は今夏の最新ジャケットである「UCHIMIZU」(STJ317D)シリーズと365の新作である「Ulas」(H3J002)を見に来たはずだったのだが・・・
結局マネキンが来ていたこのテキスタイルジェットのSTJ304DSを購入してしまった。どうして・・・

このHYOD東京は店員さんの対応が非常に良い。
色々悩んだものの結局店員さんのアドバイスも加味してこれにしたから間違いは無いのだろう。
以下のその情報を記載しておく。

◆szkが見た情報

・STJ317Dは結構重い(KOMINEの冬ジャケくらい)。防御力はかなりありそう。
・STJ304は服にプロテクターを付けれる感じ。さらにメッシュで涼しそう。軽さも〇。
・H3J002は完全に服。STJと比較するとメッシュって感じじゃないので少し暑いかも。

つまるところ、上の並びで言えば「上に行くほどバイクジャケット感が増し、下に行くほど普段着感が増す」という感じだ。
機能的にはSTJ317は胸部プロテクターを常設できる(ベルクロではない)のに対してした二つはベルクロでの固定となる。
つまり、「着るたびに胸プロテクターをつける必要がある」ということだ。
さらに一番下に記載した365は服感が強く、125㏄で普段使いするようなスタイルでは最強だと思ったが遠征時は機能不足だと感じた。

なので、元々デザインは365が気になっていたものの、バイクのジャケットの機能を鑑みた時に「STJ317」と「STJ304」で悩むこととなる。
後述するので「店員さんからの情報」だ

◆店員さんから聞いた情報

・STJ317D(UCHIMIZU)の方が(STJ304と比較して)圧倒的に涼しい。
ただしUCHIMIZUの涼しさの原理はインナーにあるので基本的に夏しかきない1シーズンだと思って欲しい。
”重ね着”をする場合はUCHIMIZUの上から着ることになる。
・プロテクターの運用もSTJ317Dの方が優秀。ただしそのぶん重く、取り回しはしづらいはず。
・汎用性を考えるならSTJ304のほうが使いやすい、見た目もヨシでそのまま活動してもいいしバイクから降りたら脱いでもいい。
柔らかいのでたためるし収納性も高い。
・STJ304はストレッチ素材なので下に重ね着もしやすい。ダウンを合わせれば3シーズンジャケットとして十二分に活用できる。

という情報を色々考えた結果。これらを購入したぞ!

◆これ買った

 

ST-S Lite CELTIS D3O® PARKA(STJ317D)


HYOD D3O® AIR CHEST PROTECTOR(HRZ911)

ちなみにバックボーンプロテクターは過去に購入していてKOMINEに入れて使っていた(異教徒)のでそれを流用するぞ。

というわけで実際に使ってみた感想をば

◆STJ304DSインプレ

あくまでKOMINEなどのハードフルメッシュと比較が比較対象。

まずは全身のフォルムから。
上の写真のマネキンを見てもらうとわかる通り「プロテクターを着てる感」はかなり薄くなる。
はたから見た時にKOMINEの場合は「コイツやる気満々やん」というオーラがしていた。
というのも過去に来ていたジャケットはどうしてもプロテクター部分がハード素材の都合上肩や胸にそのラインが乗り、通常よりも体が大きく見えてしまう。
これはKOMINEに限った話では無くておおよそ多くのライダージャケットが持つ特性だろう。
一方でHYODのD3O(オレンジのアレね)は柔らかい素材のため体のラインに併せて変形する。
これにより大分プロテクター感が薄れるのだ。これでCE2通してるからすげーよな!
「むしろプロテクターしてたほうが強そうでいい」という人もいると思うのでここは好みが分かれそうだ。
仕込み刀的にプロテクターを着たい人はHYODの選択肢はかなり上位に上がってくるだろう。

次に着心地。
完全に「服」である。これもフォルムの例に漏れず「プロテクターを着た」という感じがしない。
運転中もおもわず「あれ、プロテクター着てたよな?」と思うほどの存在感の無さだ。
まずストレッチメッシュ素材が完全に布。部屋着で来てても別段不快ではないレベルで、特に体を捻ったとき、後ろを向くときなども制限が全くない。

次はメッシュジャケットとしての性能だ。
これは体感KOMINE以下である。
ストレッチメッシュ素材は風通しもいいし、実際に風が通ったときの快適さは凄まじいのだが問題は「停車時」だ。
風が無く、停車している時はむしろ肌にくっつく感じがして熱く感じる気がした。
よくあるハードフルメッシュのジャケットは固さのおかげか肌から一定の距離離れることになり、「着る木陰」と言われるくらいだが
HYODのこれに関してはそれが全くない。気温が30度、ないしは35度を超えた日の直射日光に対する性能は若干不安が残った。
案外硬めの襟付きYシャツ、つまるところクールビズに対応したビジネスシャツあたりを内側に着ればスタイルも性能も両立できそうな気がするので今度やってみよう。

最期に運用面だ
恐らく多くのジャケットユーザーは「胸部プロテクターはジャケットに仕込んだまま」という使い方になると思う。
しかしこのSTJ304DSは「着るたびにプロテクターを付けなければいけない」特性がある。
といってもベルクロで張るだけなのでそこまで苦痛ではないのだけど、この作業が「面倒」と思う人は別メーカー、ないしは常設可能なモデルを買うべきだろう。
ちなみにこの「逐一取り外す運用」は不便なことだらけではないというのが使ってみた所感だ。
分離ができるということは分けて保管ができるということ。
バイクから降りた後に小分けにしてしまって置けるし、折り畳みもしやすいので嵩張らない。
今までジャケットがトップケースに入らずに若干不便していたのでここは一長一短ポイントかなと思った。
(まぁ、KOMINEならパクられても諦めが付くくらいの値段なのだけども・・・)

ということで2022年、バイクに乗って3年目の夏が始まろうとしているところで装備更新したszkなのでした。
これでバイク乗りに会う服がないって言えなくなったな!

 

それでは最後に一言。

HYODはいいぞぉ(*´ω`*)

元ネタ



▲今まで使ってた奴