わのわのゼロウェイスト暮らし雑記帳

シンプルでゼロ・ウェイストな「わ」の暮らしを目指し、おもにごみ減量のヒントを書き留める雑記帳です。

お豆腐屋さんで考える「資本」

おはようございます。わのわです。

このブログではゼロ・ウェイストに向けた

我が家の取組を紹介しています。

ごみを減らしたいと考えている

どなたかのお役に立てば幸いです。

 

あっという間に、明日から7月です。

「プラスチックフリージュライ」と言って、

世界中の人たちがプラスチック消費削減に

取り組む活動があります。

www.plasticfreejuly.org

 

 昨年は、「プラスチック包装のお菓子を買わない」

というチャレンジをしたのですが、

今年はどうしようか、まだ思案中です。

このチャレンジのいいところは、

とても続けられないようなことも、

ひと月限定なら頑張ってみようか、

という気になれることです。

で、実際やってみると、何が難しいか、

あるいは意外と大丈夫か、いろんなことが

分かってきたりするものです。 

気になる方はぜひリンク先をみて、

何か今までにないチャレンジをしてみませんか?

 

  

 さて、今日はこちらのお話です。

 

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豆腐屋さんでパッケージフリーで

お豆腐を買う、というお話です。

もう長いことスーパーのお豆腐は買っていません。

 パッケージのプラごみが出るためです。

 

その代わりに、自分で豆腐を作ることも覚えました。

 

wanowanowa.hatenablog.com

 

しかし、上記の方法だと、

さいの目に切って使うような

硬いお豆腐はできないんですよね。

あと、大豆から作ればいいんですが、

豆乳からだと結局

豆乳のパッケージのごみが出ます。

まあもちろん、豆腐自体を買うよりは

ごみは少なくて済むのですが

ごみ減量効果はささやかです。

 

そんなわけで最近は、

近所でみつけたお豆腐屋さんに

タッパー持参で買いに行ってます。

 

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お豆腐は、冷蔵庫か、売り場の水槽に

泳がせてあります。

がんもや厚揚げなどは、

ガラス張りのショーケースに並んでいます。

古いお豆腐屋さんなので、

タッパーを持って行っても

意外な顔ひとつせずふつうに詰めてもらえました。

そう、昔はこれが普通だったのですよね。

 

そして、お豆腐屋さんのお豆腐は、

なぜだか味が濃くて、美味しい気がします。

 

いきなり行ってマイ容器をお願いするのが

敷居が高い、という人(やお店)は、

以前お肉屋さんにトライしたときに発動した

「次来るときは・・・」作戦がおすすめです。↓

 

wanowanowa.hatenablog.com

 

豆腐屋さんの探し方

こういう話をすると、

うちの近くにはそういうお豆腐屋さんがなくて、

と言う方が結構います。

そういう地域もあるのかもしれませんね。

ただ、私も以前はそう思っていました。

 

しかし、私の住む東大和あたりだと、

Googleマップで「豆腐店」で検索すると

自転車でいけそうな範囲に10店くらい

ヒットします。意外とあるのです。

ひとつづ、ストリートビューで確認していくと、

もう営業してなさそうなところもあります。

しかし、何店かは、行ってみる価値がありそうです。

 

わたしは、近いところから3店、

実際に行ってみました。

1店はマイ容器NGでした。

1店はOKでしたけど、昨年閉店してしまいました。

1店はOKで、現在も営業されています。

(が、結構高齢者・・・(^_^;)

 

こんな感じで、多くはないのですが、

探してみると結構ありますので、

一度Googleマップなどの地図アプリで

検索してみてください。

 

敷居の高そうに見えるお店もありますが、

行ってみると気さくに暖かく

接客してもらえる場合がほとんどです。

 

 個人商店はすばらしい

さて、お肉屋さんのときにも書いたのですが、

個人商店を利用するようになって

日々、ますます強く感じるのは、

個人商店ってすばらしい!ということです。

その話はお肉屋さんのとき

(上のほうで紹介した記事)でも書いたので、

それも読んでいただけると嬉しいです。

 

個人のお店に総じて言えることは、

皆さんその道のプロで、確かな技術があるし、

お話を聞くとたくさん学びがあります。

それぞれにその地域にお店を

構えた理由がきっとあり、

そのぶん地域や人々に愛着を

持ってらっしゃると思います。

そして、その自負に支えられた

心の通った、物語のある

モノやサービスを提供しています。

 

「資本が大きい」とはどういうことか 

仕事に対する自負とか、

取引してくれるお客さんや生産者を想う気持ち、

こういった点では、ほとんどの場合

大資本のフランチャイズ店は

個人商店にはかなわないと思います。

 

大資本は宿命的に

大量生産、大量廃棄を前提にしています。

沢山の人を雇い続けるには、

沢山作って沢山売るしかないんです。

そのためには多少大げさな広告も打ちますし、

ときにはたたき売りもします。

個々の消費者、労働者を人格をもった個人として

捉えにくい点が人権侵害につながりがちです。

 

 

大資本のお店の方が安いですが、

その安さの裏で貧困に喘いでいる人がいないことを

わざわざ認証を受けて証明しなくてはならないって

恐ろしいことだと思いませんか?

 

そんなこんなで、最近は、

取引する資本は小さい方がいい、

ということを強く思っています。

 

されど、暮らしに浸透する大資本

しかし、白状しますと、

最初に紹介したお豆腐屋さん、

聞いてみたらこちらが使っている大豆は

アメリカ産だそうです。

お店のおばちゃん曰く、

「国産は大手が押さえてしまって

 うちみたいな店では買えない」

のだそうです。

 

しかしこれも不思議な話です。

小さなお豆腐屋さんが使う大豆なんて、

本当にわずかなものです。

生産者から直接買い付けるとしたら、

多少安くたって、外国から買ってこようなんて

思いもしないと思います。

 

それが、輸送コストをみても

利ざやがとれるくらい

大規模に買い付けて大規模に売る、

ということをやって

こんな町の小さなお店と

国内の生産者の間にも、

大資本が介入しているのですね。

 

こんなふうに、気がつけば私たちの暮らしは

大資本なしには成り立たなくなっているのですが

そもそも資本が大きいことが

様々な社会課題を生んでいるようにも

思えてしまうのです。

そんなわけで最近は、何を買うにしても、

「資本が小さい」ということが、

大事な指標のひとつになっています。

 

ごみ減量効果の試算:1,260g(プラごみ)

ごみ減量効果は、

お豆腐を自家製する記事で試算したとおりです。

 

wanowanowa.hatenablog.com

 

自家製だと豆乳のパッケージのごみがでるので、

かなり微妙な効果でしたが、

マイ容器でお豆腐屋さんで購入した場合の方が

家庭で発生するごみは少ないですね。

 

ゼロウェイストを志すと、

なんでもかんでも自作、自家製となりがちですが、

信頼できるお店があれば

アウトソーシングもひとつの手法かなと思います。

もともと人間は、全てひとりでこなすことができないから

社会的な生きものになったと思えば、

その方が自然な有り様なのかもしれません。

 

長くなりましたので、本日は以上です。

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。