ガツガツできますか?

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こんばんは。

オープン戦は見逃し配信で夜、色々なチームの試合を適当に見ています。したらば、すんごい発見がありました。甲子園での阪神vs中日(3/5)。ビハインド9回表に登板した阪神・育成1位ルーキーの工藤泰成くんが!目が覚めるような球でした。言うてもオープン戦ですし~悪天候やねえ寒そう~現地の熱心な両ファンお疲れさーん、とか「ぼえ~」っと気楽に画面を見ていたらば。

初球(バットを折る弾丸ストレート)で撃ち抜かれました。

松山担の心拍数が上がる。「ちょっとだけ背の低い松山やん?」
150キロ超を連発。明らかな高めボール球を振らせる。肩から先が捕手までぶっ飛んでいきそうな圧倒的な出力。そして、間違いなくクローザー向き。独立リーグから、よう見つけてきたなあ。担当スカウトさん優秀。ちなみに、ドラフト後~キャンプあたりの虎情報では「何やら筋肉ムキムキがエグい子が入ってきたらしい」ネタ枠な印象でした。それが、どうよ。
育成指名、東北(秋田県)出身、共通項は偶然か。ここからの支配下→一気に勝ちパまで駆け上がる、、、あるかも?楽しみだ。つーか、めちゃくちゃ見たいから1軍の試合に出してほしいな。鳴尾浜へ…ちゃうちゃう、オオモノと書いてダイモツの球場まで行けってかー。とか言うてたらば!
 

きた。早っ。決定前の時点で阪神の支配下枠は4つ空いていたそうです。あんなに好投手を揃えてるのに、よ。フロント有能。どこぞの甘ったれたカルト宗教球団とは違いますね(もう忖度は止めました)。

工藤くんプロフィール。趣味=筋トレ、登山、サウナ。好きな食べ物=サラダチキン、忍者めし(グミ)。ええやん、ええやん。「野生動物と戦ってみたい」だの「人では物足りなくなって軽トラを引っ張ってみました」だの語録がテンコ盛りでこぼれイクラ丼状態な松山くんと…被るかも(個人の感想です)。投手好き、クローザー(タイプ)偏愛者として滾る。たまらん。いやー、生で見たいなあ。松山くんをちっとも打てなかったカープの強敵になりそうですが(怖)。背番号24の持つ意味、火の玉ストレートだった人が監督になった初年度に指名されたこと、そのへんは、阪神ファンなら拳を握る「たまらん」でしょう。よそものですら、じんわりきたよ。

 

 

 

 

 

前の記事で取り上げた選手名鑑の「2024セリーグWARランキング」に追記。チームの勝利貢献度最優秀選手は誰なのか?数値でビシャッと判定が下るやつ。

カープの1位は矢野。で、この12名で6球団が出揃いました。で、カープ以外はどこも〝主砲・4番タイプの野手〟or〝エース〟がランクインしています。守備が1番の突出した武器である選手〝しか〟リーグトップ12に入れない。打って返す選手たちが〝それ以下〟…このような歪な戦力構成で優勝したチームは過去に存在しないはず。WARが算出される前の時代から、ね。ダイナミック墜落からのBクラスは当然の帰結だったわけだ。

 

もうひとつ。

カープが突出して「唯一無二」な点も見つけました。この名鑑では掲載面積が1/4ページの選手が=ほぼレギュラー、1軍メイン組なのですが。そのメンバーのうち何らかの形でNPB他球団から移籍してきた選手が何名含まれているのか?調べてみました。FAに現ドラにトレードなど形態は様々。セリーグ。

最多は巨人・中日→7名

阪神・横浜・ヤクルト→3名

カープ→1名(秋山)

もちろん、FA選手を獲らない+2019年を最後にトレード無し、の結果。んで、この異様さがあって上述のおかしなWARのチームが出現した。結論。フロントは無茶苦茶だ。とてもプロの集団とは言えない。

 

 

 

えーと、新井さん。ちょっと寂しい、若手にもっとガツガツしてほしいな、っちゅー気持ちは理解できます痛いほど。けどねー、よそのチームは〝毎年・シーズン途中にも・新たなライバルが必ず入ってくる・人の還流がある〟のです。かつ、そういうとこほど、若いのんがニョキニョキぐいぐい伸びてきているのです。セパ全球団を確認すると〝よそから入ってきて活躍して名鑑1/4ページぶん取った選手〟は、日ハムの〝8名〟が最多でした。

令和のプロ野球。令和の「ガツガツいくための動力源」。新井さんや今の首脳陣が若手だった頃とは違う。みんながよその環境を、プロ野球世界の隅々までをお尻にカラをつけたヒヨコちゃんのうちから知ることができるのよ。だから、確信をもって言える。若い選手ほど

ウチとこって変じゃないか?ウチだけが?

これを感じているはずです。頑張るのは頑張るさ、みんな。目標だったプロ野球選手なんだもん。けど、己の力が及ばないところで恵まれないのはどうすりゃいいの?

 

阪神・工藤くんのニュースに戻って。「ドラフト指名された時に最短で支配下にいくって言っていたので、本当にその通りになって良かったです」との発言。

こういうガツガツした気持ちを

熱を冷まさない環境は重要だと思います。

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

ではでは、またね。

 

byユリ