映画『流浪地球 (The Wandering Earth)』の魅力をレビュー!あらすじ・キャストまとめ/中国産SF大作

映画『流浪地球 (the wandering earth)』

中国の映画『流浪地球』(英語タイトル:The Wandering Earth)を観てきました。

2019年2月5日に公開された中国産の大作SF映画です。

2019年の春節初日が2月5日なので、それに合わせて公開されたものです。

4年の歳月をかけて公開に至ったものらしく、クオリティの高いSF映画でした。

映画のあらすじ:中国産のSF超大作

大まかなストーリーは次のような感じです。

近い将来に太陽が消滅し、太陽系で人類が生き延びることができなくなるという近未来の設定。

そこで人類は地球ごと太陽系の外に移動するという「流浪地球」という計画を実行し、人類の生き残りを図ろうとするが・・・というサイエンスフィクションです。

SF作家である劉慈欣(りゅう・じきん)の同名小説を原作としています。

話題性を呼んでいるのは、中国産のSF大作であるということです。

基本情報
  • 中国語名:流浪地球 (ピンイン:liúlàng dìqiú)リウランディーチウ
  • 英語名:The Wandering Earth
  • 監督:郭帆(Frant Gwo)
  • 出演:吴京(ウー・ジン/ジャッキー・ウー),屈楚萧(Qu Chuxiao),李光洁,吴孟达(ン・マンタ),赵今麦
  • 上映時間:125分
  • 公開日:2019年2月5日(中国)
  • 日本公開未定(2019年2月現在)

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『流浪地球 (the wandering earth)』のキャラクター/キャスト

刘培强(Liu Peiqiang)/吴京(ウー・ジン/ジャッキー・ウー)

宇宙飛行士。刘启の父親。

刘启(Liu Qi)/屈楚萧(Qu Chuxiao)

地球の地下都市に住む若者。刘培强の息子。

王磊(Wang Lei)/李光洁

冒険小部隊の隊長。

韩子昴(Han Zimao)/吴孟达(ン・マンタ)

刘启の祖父。

韩朵朵(Han Duoduo)/赵今麦

地球の地下都市に住む中学生。刘启の妹。

予告編の映像:上映版も中国語・英語の字幕付き

予告編の映像は下記のような感じです。

ちなみに映画館で上映されていたものも中国語と英語の両方のサブタイトル付きでした。

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CG・映像のクオリティが高い

かなり迫力のある映像がたくさんあって、圧倒させられました。

素人目に見ても、相当な予算と時間をかけて作ったのだろうなということを容易に想像させる映像がたくさんありました。

kammy
簡単にいえば「どうやって撮ったの?」という映像がたくさんあったということです(笑)

おそらくプロが見れば細かいディテールについてはハリウッド作品には及ばないのかもしれません。

ただ全体の印象としてはハリウッドの一流大型SF作品と大差ない印象で、ぜひ映画館か大きなテレビで見たい作品です。

中国人からの評価が高い

親戚のいとこが公開初日に観に行って面白かったと聞いたので、春節2日目、つまり公開日翌日に観に行ってきました

中国人の映画評価をみると、10点満点で9.3とかなり高評価を得ているようです(美団アプリ)

感覚的には8.5あたりを超えればかなりいい映画と考えてよいと思うので、国内からは相当な高評価と言えます

ちなみに妻(中国人)もかなりよい映画だという感想でした。

中国産としてこれだけ高いクオリティの映像・映画を作れるようになったということが、観客である中国人の心をくすぐってもいるのだろうと想像します。

また、国産映画としての期待を大きく上回っていたというのも高評価につながっていると思います。

kammy
中国産の映画といったら、まだ質が低いという印象がありますからね・・・

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ストーリーは普通、音楽は印象なし

個人的には正直、ストーリーは見慣れた普通のものだなという印象でした。

よくあるハリウッドの地球壊滅系(?)の映画と似た流れ。

まず何かしら地球の危機があって、それに関連した迫力のある画像が、現実世界のもの(上海の誰もが知る景色など)とからめて紹介される。

その主軸のストーリーに、少し悲しさや切なさを伴うある家族のドラマが重なる、という大きな流れです。

kammy
観ていて安心するストーリー展開ではありますね(笑)

音楽はなぜか印象に残っていないので、それほど力を入れていないのかもしれません。

余談:中国の映画館での映画鑑賞について

中国の映画館のエンドクレジット

エンドクレジットはまったく見ずに立ち去るのが普通。

昨今では咳払いさえもはばかられるようなギスギスした雰囲気の日本の映画館。

それと比べて中国の映画館は、まるで大阪漫才の舞台を観ているような大らかな雰囲気があります。

スマホで大声で話す、といったレベルはあまり見かけなくなりましたが、少しおしゃべりしたりしながら鑑賞するのは普通です。

だから子供連れでも安心です。実際、私は2歳児を連れていきました。

さらに特徴的なのは、エンドロールまで見る人はまったくいないこと

映画本編が終わりクレジットが流れ出した途端に、みな席を立って出ていきます。

上海などの大都市の映画館だと違うのかもしれませんが、最後の最後まで真面目に見ている日本人のほうが世界的には珍しいのかもなと思ったりします。

映画の見方にまで、国民性が現れているような気がします。

それでは今回はこの辺で。

再见!

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