夫婦問題に限らず、問題解決の前に ぜひ一度考えてみて欲しい。
あなたは、「現状」を変えたいのですか?
それとも、「感情」を吐き出すだけ吐き出してイライラを改善したいのですか?
今回は、「現状をどうにか変えたい」「改善したい」と思う人だけ読み進めていただければと思います。
「問題解決」ポイント 1「現状と感情を わけて整理する」
「現状を変えたい」と思うのであれば、「状況」と「感情」を ”わけて” 考える必要があります!
いつまでも何も変わらない夫婦は「状況」と「感情」をゴチャ混ぜにしており、わけて考えられない人がほとんどです。
たとえば、このような場合...
「私も夫と同じようにフルタイムで仕事をしているのに、仕事帰りに買い物をして帰り、その後 夕飯の支度をしながら子どもの宿題を見たり、洗濯物を畳んだりしています。 その他、歯磨き粉や洗剤が少なくなると買い足しておかなきゃ...と1人で家庭のことを気に揉んでいることが納得できないので、夫には常に「もっと家のこと手伝ってよ」と言っているのですが適当な返事しか返ってこず毎日イライラが止まりません。
何度も言うと喧嘩になってしまうので最終的には私が折れていますが、このまま私だけが我慢する人生だとしたら耐えられません」
このケースのように、同じような経験をされた人も少なくないのではないでしょうか?
この場合の「現状」は...
・妻も夫もフルタイムで仕事
・夕飯の買い物、夕飯の支度、洗濯物、子どもの宿題を見ることを妻が行っている
・見えづらい家事(名もなき家事)に夫が神経を使ってくれない
・夫の返事が適当で何も行動してくれない
・最終的に自分が折れている
この場合の「感情」は...
・私だけが家庭のことを気にしていることに納得できない
・「もっと家のこと手伝ってよ」と夫に言っても適当な返事だけでイライラする
・いつも私ばかり折れて我慢している(理不尽、悔しい、悲しい)
このように、まずは「状況」と「感情」を ”わけて” 考えることで、頭の整理ができ、問題解決に取り組みやすくなります。
「問題解決」ポイント 2「何をどうしてほしいのか」具体的に書き出す
「状況」と「感情」を わけて書き出してみましたか?
「今のとろ、別居や離婚は考えていない」という人であれば、まずは「状況」と「感情」を それぞれ書き出してみてください。
そして、とりあえず「感情」は、横に置いておいてください。
あなたの ”目的” は、「現状(状況)を変えること」ですよね?
たとえば、あなたの現状が こうだとします。
↓
・妻も夫もフルタイムで仕事
・夕飯の買い物、夕飯の支度、洗濯物、子どもの宿題を見ることを妻が行っている
・見えづらい家事(名もなき家事)に夫が神経を使ってくれない
・夫の返事が適当で何も行動してくれない
・最終的に自分が折れている
では、この問題に対し、あなたは 具体的に「何を どうしてほしい」のですか?
たとえば「妻も夫もフルタイムで仕事」に関しては、すぐに変えることは現実的に難しいですよね...
では「夕飯の買い物、夕飯の支度、洗濯、子どもの宿題」などに関してはどうでしょうか?
1つずつ具体的に、夫と分担することや、身内の協力や家事代行などを利用することが可能かどうかを考えてみてください。
「見えづらい家事(名もなき家事)」「夫に神経を使ってほしい家事」とは、具体的に「どんな家事」ですか?
「どんな家事をしてほしいのか」ということを具体的にして、それを夫に伝えない限り 夫は気付きもしないし動いてもくれません。
残念ですが、それが男性...というか「夫」なのです。
「問題解決」ポイント 3「具体的な方法を書き出す」
「ポイント 2」で挙げた「何をどうしてほしいか」が明確になったら、それに対しての「方法案」を書き出してください。
ただ「言いっ放し」ではなくて、「こうすればどうか?(こうしたい) なぜなら、〜すればお互いに こんなメリットがあるから」というように、論理的かつ具体的、現実的に考えてみてください。
本気で現状を変えて、夫婦お互いに笑顔になるためには、「めんどくさい 」と思う作業も必要なのです!
ここまでの作業や自分なりの「方法案」を考え、書き出してみる”意味”は、決して自分の意見を一方的に通そうということでは ありません。
自分の頭の中を「整理」するためです。
次は、やっと まとまった自分の「こうしたい」「こうしてほしい」を相手に伝える方法です。
「問題解決」ポイント 4「自分の思いを”アイメッセージ”で相手に伝える」
「現状を変えたい」「夫(妻)に わかってほしい」と思うのであれば、これまでの「問題解決のポイント1」〜「3」までの工程を必ず行ってくださいね。
さて、「問題解決のポイント 4」は、いよいよ「夫(妻)に伝える」ということです。
これまで感情的な言葉でしか対応できず、結果的に建設的な話し合いができずに終わっていた人は 必見です!
まずは、話を切り出す「タイミング」が大事です。
・相手の機嫌がいいとき
・相手がリラックスしているとき
・場合によっては、友達や家族など第三者がいるとき
相手が、大好きなテレビ番組などに釘付けになっている場合などは、切り出すのはやめた方がいいです。
また、相手の「性格」や「タイプ」「これまでの関係性」などによって、切り出し方も違ってきます。
「伝え方」「話し方」の方法としては、基本的にどんな人でも ”同じ” です。
↓
「私は、こうしてほしいと思っている。だから〜してくれると助かる」
「私は〜なので、あなたが〜してくれたら嬉しい」
このように、「私」を主語とした「アイ・メッセージ」の技法で伝えることで、相手側は「責められている」という感情になりにくいので素直に聞き入れてもらいやすくなりますよ!
【例文 1】
私は、このままの状況だと あなたに対してキツく当たってしまうことが増えてしまうと思っています。せめて食後片付けと洗濯物を畳むことくらいは習慣にして私を助けてほしい。
一緒に解決案を考えてくれませんか?
【例文 2】
私が食事を作るので、洗い物はあなたが担当してくれたら助かります。
もし難しければ、せめて〜をしてくれませんか?
今後のことを、もっと本気で話し合っていく必要があると私は思っています。
このような”ニュアンス”の言葉を投げかけながら、相手に対して「自分は本気だ」という「覚悟」を見せなければ何も変わりません。
何をしても相手が聞く耳を持たないときは?
上記のことを試してみても相手が聞く耳を持ってくれなかったり、攻撃的になったりした時は、お互いの共通の友人や知人に相談し、話し合いの席に立ち会ってもらうこともを検討してみましょう。
第三者が目の前にいることで、冷静に話し合いができる可能性も高まりますし、その場で決めたことに対して第三者が”証人”となるので、今後お互い無責任な言動をしにくくなるということも大いに考えられます。
このような形で「本気度」を示しても何も変わらない人の場合、あなたたや子どものことを何も考えられない自己中心的な人なので、「いない人」と思って諦めて生活を続けるか、別居なり離婚なり相手と離れることも選択肢に入れた方が、あなたや子どもにとっては長い目で見ると幸せなのかもしれません。
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健康食品会社「やずや」さんが運営するWebサイト、『ココカラ大学』のなかで「ココカラ夫婦物語」という連載を担当させていただいています!
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