第335話 『花館の不思議』

 
幻想怪獣 サルマンディカール

     

もし、ウルトラセブンの最終回のあと、
TVでゾフィが始まっていたら?の妄想ストーリーの第335話。

 

とある小村で起きた、材木消失事件と、怪獣の目撃報告。

それを追っていた、USTと文原警部は…

 
【UST=防衛チーム】
 
ユルガ(隊長)
ゴウリ
ナワテ
ユリコ
ヒデコ
クロス
 
【IDM=地球防衛機構】
 

(Bチーム=情報技術班)
シズカ(班長)
ユウキ
ドノバ
アカイ
リオ
ユウ
 

カジ(UST参謀)
 
マキノハラ(科学センター・所長)
  
【その他・ゲスト】
 
【浅津高原村(あさづこうげんむら) 住民】

 
宮峨久次郎 (みやが ひさじろう 花館担当・村役場職員)

 

【神間市(かみまし) 住民 元・浅津高原村住民】

 

城川善み (しろかわよしみ 小3)
城川洋子 (母)
城川英一 (父)

 

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【東北 浅津高原村(あさづこうげんむら)】
 
緑の多い山間の小村で、地元警官に付き添われて、
文原警部が、歩いています。
 
警察官
「タバコを吸うのは、良いんですが、
 その辺に、火ィを落とさないで下さいよ。
 
 見ての通り、ここは木だらけだ。
 火事でも起きたら、丸焼けです。」
 
文原
「大丈夫、大丈夫。」
 
やがて、大きな倉庫の前に来ます。
鍵を開けて、中へ招き入れる警察官。
中は何も無く、広々としています。
 
警察官
「見ての通り、何もありません。
 でもここには、切り出した木が、
 いっぱい、保管してあったんですよ。」
 
文原
「事実なら、確かに不思議だが…
 
 今はただの、空き倉庫だからなあ。
 それを見せられて、泥棒だと言われても。」
 
警察官
「本官が、嘘をついていると言われるか?」
 
文原
「い、いや、そう言うわけじゃ、ないけどさ。
 物証が、何も無いってのが…」
 
警察官
「確かに、廃村の手前みたいな、小さな村です。
 監視カメラなんて、しゃれた物はありませんから、
 無くなった証拠ってのは、難しい。
 
 でも、木を入れたのは確かですし、
 それは作業者、全員で見ています。」
 
文原
「なるほどねえ…
 
 ん?」
 
と、警察官の背後の木陰に、
少女の姿を、見とがめます。
 
文原
「おい、君!」
 
と駆け寄ると、木の陰に隠れる少女。
が、そばに来た時には、誰もいませんでした。
 
警察官
「どうしたんです?」
  
文原
「いや。
 
 確かここに、女の子が…」
 
警察官
「女の子?
 そう言えば、作業者の中でも、
 何人か見かけたって、言ってた者がいたな。」
 
しゃがんで地面を見、立っていた場所が土なのに、
足跡らしき物が、無い事を確認する文原警部。
 
文原
「少し…
 
 ここに、厄介になって、
 材木消失事件、探ろうか?」
 
警察官
「あ、はい。
 
 お願いします!」
 
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【UST作戦室】
 
ヒデコ
「隊長、浅津高原村から、
 怪獣を、見たらしいとの連絡が…」
 
カジ
「なんだ、その、不明瞭な連絡は?」
 
ヒデコ
「いえ、その通りなんですけど…
 多分、見たと。
 
 自信が無いけれど、3人で見たので、
 多分、見ただろうと言う事で。」
 
ゴウリ
「どうします、隊長?
 
 次に確認出来るまで、保留しますか?」
 
ユルガ
「しかし…
 今は抱えている事件も、特にはない。
 
 一応、調査しても、良いでしょうか?」
 
カジ
「わかった。
 何でもないなら、何でもないで、
 きちんと調べて、安心させてやれ。」
 
ユルガ
「よし、
 ゴウリ、ナワテ、ユリコ、クロス、
 行ってくれ。」
 
ゴウリ、ナワテ、ユリコ、クロス
「了解!」
 
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【極東基地 地下格納庫】
 
≪エル・グランザー≫が降ろされ、代わりに、
≪テルマ・グランザー≫が、積み込まれて行きます。
 
ゴウリ
「エル、置いてくのか?」
 
ナワテ
「多分、使わないでしょ。
 
 それより何となく、足場悪そうだから。」
 
入れ替えが終わり、ハッチが閉められると、
アームが外れ、ゲートが開いて行きます。
 
地下格納庫内の通路を、移動していくアーク3号。
 
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【多良岬の岩棚、三迫の入江】
 
岩棚が開いて、発進リフトがセットされ、
灯台に続く防波堤がスライドして、滑走路が現れます。
 
灯台がそのまま下がって、赤い光が青になると、
エンジンを点火して、飛び立ってゆくアーク3号。
 
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【東北 浅津高原村(あさづこうげんむら)】
 
開けた場所を選んで着陸する、≪アーク3号≫ですが、
下で手を振る警察官に混じって、文原警部を見つけます。
 
ゴウリ
「あれ?
 おい、文原のおやじさん、いるぞ?」
 
ユリコ
「何で?
 先回りでもしてたの?」
 
着陸すると、再会する一同。
 
文原
「お前ら、何で来たんだ?
 
 俺、まだ、何も言ってないのに?」
 
ゴウリ
「ぼくらは、怪獣目撃の連絡で来たんですよ。
 
 警部こそなんで?」
 
文原
「俺は、材木消失事件の連絡で…
 
 って事は、別件か?」
 
クロス
「じゃあ、たまたまバッティング?
 
 珍しい事も、あるもんですね。」
 
ゴウリ
「それなら、
 そっちはそっち、こっちはこっちでやりますか?」
 
文原
「いや、それなら伝えるだけ、伝えとくよ。
 
 元々、
 UST案件かどうかを、思案してたところだしな。」
 
この後、警察官も交えて、
両者で簡単な、情報交換をします。
 
文原警部が追っていたのは、材木消失事件。
森から、切り出したはずの材木が、
集積所から、いずことも無く消える…
と言う物です。
 
最初は、置いておいた物が無くなり、
それで用心した業者が、倉庫に保管し、
鍵をかけたが、それでも無くなったと言う物。
 
普通に考えたら、材木泥棒ですが、
大量に盗むとなると、素手や数人ではまず無理です。
それが、鍵をかけた、倉庫内いっぱいの木が、
一晩で、すべて消えてしまったのです。
 
が、車両・重機類を使って、盗むとなると、
大掛かりになる一方、割の良い物ではありません。
 
村人は全員顔見知り程度の、人数ですし、
他所から、人が来た様子もない。
 
誰が何の目的で、大量の木を煙のように盗むのか?
地元の警察官では、完全にお手上げでした。
 
ゴウリ
「我々は、村はずれの山間で、
 怪獣を見たと言う、連絡を受けたんです。
 
 怪獣と材木泥棒では、関係やっぱり無いかなあ。」
 
ナワテ
「怪獣が材木を、食べているとか?」
 
文原
「いや、怪獣が倉庫を壊したのなら、
 一目で、それとわかるだろう。
 
 だが倉庫は、かけられた鍵までがそのまま、
 中の木だけが、無くなっていた。」
 
ユリコ
「まるで怪盗ね。」
 
クロス
「これで、盗まれたのが、
 宝石や現金なら、まさに怪盗だけど、
 木だからなあ。」
 
ナワテ
「やっぱり、関係ないかなあ。」
 
文原
「俺は俺で、調べてみるよ。
 
 ちょっと、気になる事もあってな。」
 
クロス
「じゃあ、ぼくは文原警部に同行します。
 
 証言取りと現地調査なら、3人でも出来るでしょう。
 何かあったら、連絡下さい。」
 
ゴウリ
「かまわんだろ。
 小さな村だからな。」
 
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【浅津高原村(あさづこうげんむら) 村役場】
 
職員
「女の子ですか?」
 
文原
「そうだ。
 小学3、4年に見えたな。
 
 背はこのくらいで、白のワンピースで、
 髪は長くて、左右でお下げにしてて…」
 
職員
「村には… そんな子はいませんよ???」
 
文原
「いないはずない。
 
 他でも聞いたが、人物像は一致するんだ。
 村の人間で無けりゃ、他所でも何でも。」
 
宮峨久次郎(みやが ひさじろう 村役場職員)
「待って下さい。
 
 もしかしたら、その子…。」
 
文原
「あんた、心当たりあるのか?」
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「ええ。
 一緒に、来ていただけますか?」
  
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【浅津高原村(あさづこうげんむら) 花館】
 
こじんまりとした、一戸建ての建物に入っていく、
宮峨職員と、あとに続く文原警部、クロス。
 
クロス
「ここは?」
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「花館(はなやかた)って、呼んでいます。
 
 花と木と緑の、この村の象徴の、
 紹介を兼ねたミニ博物館、記念ホールですな。
 
 以前、この村に住んでいた、一家が、
 引っ越して去る時に、村に寄贈してくれたんです。
 
 それで、最小限の改装だけして、
 あとはなるべく、そのまま残しました。
 
 ほら、
 この子じゃないですか?」
 
2階の一室、南部屋に入り、
本棚の、アルバムの1冊を手に取ると、
こちらに開けて、見せます。
 
文原
「そうだ!
 この子だよ!
 
 何者なんだ!?」
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「何者って… 普通の女の子ですよ。
 城川善み(しろかわよしみ)、小3だったかな。
 
 ただ、ねえ、何だか、
 タチの悪い病気で、体が弱いらしくてね。
 
 お父さん、お母さんと、この村に来たのも、
 療養のためだったそうです。
 
 花や緑が、好きな子なので、
 この村はいっぺんで、好きになってくれてねえ。」
 
クロス
「そんな体の弱い子が、どうして一人でこの村に?」
 
文原
「まさか… 死んじまって幽霊が!?」
 
笑い出す、宮峨職員。
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「まさか。
 そりゃ、ないでしょう。
 
 こっちに来てこの子は、ずいぶん元気になりましたよ。
 
 ただ、ちょっと事件があって、環境が変わっちゃってね、
 それと前後して、お父さんの職場が変わられ、
 大きな病院のある市に、越される事になり、
 それで一家で、村を去られたんです。
 
 もう今頃は、治ってる頃じゃないですかね。
 
 いや… 待てよ。
 もし、元気になっていたら、あのこの性格なら、
 一人ででも、またこの村の様子を見に、
 来ている事は、考えられる…。」
 
ミニテーブルの上、鏡の前に置かれた、
一家3人の、写真を見るクロス。
脇には、一輪挿しの花瓶があり、
きれいな花が、揺れています。
 
が、その時、3人のうち、
女の子の姿だけが、薄くなっていきます。
 
鏡に映った写真では、3人いるのに、
実際の写真では、女の子の姿は薄くなり、
ほとんど、両親だけになります。
 
クロス
「文原警部、これ…」
と、
声をかけようとした時、逆に、
窓の外を見ていた文原警部が、大声を上げます。
 
文原
「あ!
 あの子だ!」
 
外の木陰から、じっとこちらを見上げている女の子。
 
脱兎のように飛び出していく、文原警部と、
あわてて後に続くクロス、宮峨職員。
 
が、3人が外に出た時には、女の子はいませんでした。
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「戻って、来ているのなら、
 なぜ普通に、挨拶してくれないんだろう。」
 
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【村はずれ 山間】
 
探査機器で調査をしているナワテ。
 
ナワテ
「怪獣の痕跡なんて、何も無いですよ。
 くっそー、外れクジ引いたなあ。」
 
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【浅津高原村(あさづこうげんむら) 花館】
 
外のベンチで、話している3人。
 
クロス
「宮峨さん、その…
 この村であった、事件って?」
 
と、ふられると、
しばらくは、切り出しにくそうに、
遠くを見たり、頭をかいていましたが…
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「そうですね。
 
 決して、良いお話じゃあ、ないんですが、
 警察やUSTの方なら、ちょっと調べれば、
 すぐにわかる、事実でしょうし。
 
 元々、この村は、
 森林資源の豊富な山あいに、出来た村です。
 
 何か…
 気候風土とかの条件が、よほどよかったんでしょう。
 木は狭い間隔でも、早く立派に育つ。
 伐採して植樹しても、見る見る育つ。
 
 最初は大喜びで、取っては植えていました。
 森に愛された村だ。 なんて思ってね。
 
 ところがいつの間にか、新しく植樹した木に、
 毒草がわくように、なってしまった。」
 
クロス
「毒草?」
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「そうです。
 
 私も、専門的な事は、わかりませんが、
 何か見た事もない、つるのような植物が、
 新しく植樹した木に、取り付くんですよね。
 すでに成樹している木には、来ないんですが。
 
 このままでは、
 取りきったら、その後で植樹した分は、
 全滅してしまって、木がなくなりかねない。
 
 困った我々は、駆除業者に頼んで、
 毒つるにのみ効く、除草剤を散布しました。
 
 とは言え、
 完全に毒つるのみに効き、他の植物には無害。
 と言うわけには、行かないそうで、
 ある程度効き目を抑えて、主に毒つるって、
 感じに、調整してもらいました。
 
 だから、多少残った毒つるは、
 職員が手作業で、全部処理したんです。
 
 ところが、やっと毒つるが無くなった。
 と思った時には、
 新しく植樹した分も、育たなくなってしまった。
 毒つるはないのに、なぜか…です。
 
 除草剤で、土壌が変わってしまったのか、
 何か、他に原因があるのか、
 それはわかりませんが。
 
 やっと、毒つるを一掃した。と思った時には、
 肝心の木も森も、育たなくなってしまった。」
 
文原
「じゃあ、村は… おしまいか?」
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「そうですね。
 この時、一度村は、終了状態でした。
 
 わずかな観光や農作物以外、何も無くなり、
 多くの人は、移転しました。
 
 城川さんのご一家が、引っ越されたのも、
 この頃だったかな。
 
 木も無くなったし、お父さんの移動とか、
 いくつかあったみたいですから。
 
 新しい市には、大きな病院もあるから、
 今度は、静養だけじゃなく、
 ちゃんと、治療も受けて治してもらえる。
 と言ってたのを、覚えています。」
 
文原
「それが、どのくらい前?」
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「二ヶ月… いや、三ヶ月くらい前かな?
 
 ところがです。
 みんなが森を忘れ、半ば村自体忘れた頃、
 徐々に森が、復活して来たんです。」
 
クロス
「除草剤が抜けた… とか?」
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「いやあ、調査したわけじゃないので、
 理由はわかりませんが。
 
 とにかく、森の跡地に行った職員が、
 また森が復活してるって、言ってきてね。
 
 みんなで見に行くと、確かにまた、
 新しい木が勝手に生え、育ちつつありました。」
 
文原
「自然の、回復力かね。
 それにしても、早いな?」
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「村のみんなで、今度こそ計画的に森に関わろう。
 
 いくらでも育つと、人間がおごらずに、
 森と共生出来るように、林業をしようと言って。
 
 城川さん家を記念館にしたのも、この時です。
 森や花や、緑の村が好きだった、
 善みさんの気持ちを、思い出そうと。
 
 そして、また少しずつ、
 木を大事に植えては、育てて取り、
 少しずつ昔のサイクルが、戻ったかと思ったら、
 先の、消失事件ですよ。
 
 一体誰が、こんな酷い嫌がらせをするんだか。」
 
クロス
「なるほど。
 
 事情を聞いていると、村の人間なら、
 気持ちを踏みにじってまで、打算のために、
 木を盗むとは、考えにくいですね。」
 
文原
「それならむしろ、早めに村を見限って、
 ケツ捲くって出た奴が、怪しい。
 
 労せずして、また木が手に入るなら、
 いっちょやるか…
 
 と、考えたいところだが。」
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「やめて下さいよ。
 それじゃ城川さんだって、容疑者じゃないですか?」 
 
クロス
「いや、盗む手際の良さが、人間離れしてます。
 
 それにもし、怪獣の目撃が本当なら、
 人間犯人説よりは、可能性がありそうな気は。」
 
文原
「だけどよぉ。
 それだと怪獣が木を、盗むのかい?
 
 何で?」
 
クロス
「やっぱり怪獣でも、変ですかねえ。

 
 とは言え、

 宇宙人がひそかに来て、木を盗むってのも、

 どうも、イメージわかないなあ…

 
 とりあえず、一度、戻りますか?
 他の情報があるかも?」
 
文原
「んだな。
 
 ああ、ありがとうな。」
 
宮峨久次郎(村役場職員)
「いえ、事件を解決していただくためなら、
 出来る事は、協力しますよ。

 

 出来る事なら…ね。」
 
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【村はずれ 森の中】
 
森の中から、スウッと浮き上がり、
周囲を眺めるかのように、見渡すと、
再びそのまま下がり、消えていく怪獣。

 

そのすぐ後、登山客?らしい人物が、

気がついたのかつかないのか、通り過ぎます。
 

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ペタしてね