カメラを片手に

サンゴジュから儒服を着た英雄・熊沢蕃山を

熱帯夜が続き、今朝も26℃迄しか下がらず、八時半頃には30度を越えたよう、
我慢できずにエアコンを。東の春日奥山もぼんやりで暑くなるサイン。
予報でも昨日に続き今日も38℃の酷暑日、この暑さは今週がピークだとか、
水分補給と共に塩分も一緒に摂り、熱中症にご注意を。
      9時半

散歩をしていると、こんなにも暑いのに『キョウチクトウ・夾竹桃』の鮮や
かさが少なく、花も少なめ、長梅雨で気温も低く、日射量が少ないからか?
      

でも遊歩道で街路樹の『サンゴジュ・珊瑚樹』が赤く色づき出し始めている。


カレンダーが秋になるとさらに真っ赤に熟し、この果実が柄まで赤くなること
からサンゴジュと名付けられている。


葉は厚く水分も多いため、火をつけても泡をふくばかりで燃えにくいことで
火災の延焼防止に役立ち、防火樹として庭木や生垣に用いられている。
他には「ヤマモモ」「ユズリハ」「イチョウ」「ヤツデ」が利用される。 

このように備えることは良いことですね。
特に今後想定されている地球温暖化による気候変動や南海トラフなどの
大地震にも防災・減災の考え方が必要ですが、やはり国がしっかりと山・川
・森を治める治山・治水等の土木事業を積極的に進めて頂きたいですね。

江戸時代初期、早くも陽明学者『熊沢蕃山』が1679年の『集義外書』のなか
で、国土経営の基本は山・川・森を治めれば土砂災害が減少し、農業政策も
充実すると述べている。
今日はその熊沢蕃山1691年(元禄4年)享年73歳の忌日、『蕃山忌』です。

蕃山は中江藤樹から陽明学を学び、仕官した岡山藩でその道徳説を政治面に
適用して岡山藩の藩政確立に努力するが、藩内の反対派や幕府の官学である
朱子学とも対立することとなり、ついに岡山を去り京都に。幕政批判により
京都も追放されて奈良の吉野山や鹿背山と点々とし、最後は幕臣・松平信之
の預かりとなり明石そして大和郡山、ついに茨城県古河市で没している。
幕末になるとこの蕃山の思想は藤田東湖、山田方谷、吉田松陰などが傾倒し
再び脚光を浴びて倒幕の原動力にもなったようだ。
勝海舟は蕃山を評して「儒服を着た英雄」と述べている。
奈良に縁のある方だったんですね。

最後に熊沢蕃山の名言を
よく学ぶ者は人の非を咎むるに暇あらず』と

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