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青空ーすべてはバランス

免疫ーpart7 初乳と予防接種

2022年1月21日(金)くもりのち雪。
つがいで庭木の下で雪に耐えているキジバト。

免疫ーpart5 赤ちゃんはどうなってるの?では、IgG、IgM、IgA、IgD、IgEの5タイプの抗体があることが分かった。IgGは胎盤を通過できるため、母親から胎児に移行できること、そして母乳にも含まれていることも分かった。 

赤ちゃんはIgGだけが対応するのかと思っていたら、初乳にはIgAという抗体(免疫グロブリン)が成乳の3倍程度含まれているという。生まれたばかりの赤ちゃんだから、初乳は特に多く含まれるけど、成乳にも含まれているんだね。

体内では2番目に多い免疫グロブリンで、 鼻汁、涙腺、唾液、消化管、膣など、全身の粘膜に存在している。 
なるほど、粘膜に存在して病原体やウイルスに結合して、その毒素を無効化して感染しないようにするのですね。
粘膜の表面での最前線で細菌やウイルスに反応し防御してるんだね。
Part5で、通常、抗体はその種類に応じた特定の働きをすることを理解したけど、このIgAは、特定の細菌やウイルスだけではなく、 多くの種類の細菌やウイルスに反応するという特徴があるそうだ。頼もしい。

他にはどんな成分があるのかな?

〇シアル酸、ガングリオシド、母乳オリゴ糖
消化管への病原体の付着を防ぐ成分。
これらの成分がウイルスや細菌、アレルゲンなどから消化管を保護してくれるから、赤ちゃんの免疫にとっては大切だ。

〇リボ核酸、ポリアミン
消化管の防衛機能を高める成分。
赤ちゃんの消化管の機能を向上させることで、ウイルスやアレルゲンなどの異物の侵入を防止する。

〇ヌクレオチド
病原体への攻撃性を高める成分。
ヌクレオチドは、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させる。
Part1で理解した頼りになるNK細胞だ。これが育てば免疫力向上につながる。

母親からもらう免疫も生後4ヶ月〜半年頃にはほとんどなくなってしまうと言われている。
なるほど。赤ちゃんの免疫力がグッと下がってしまうから、この時期は危険なんだ!
赤ちゃんが生まれてから100日くらいに「食べることに一生困らないように・・・」と、百日祝い(お食い初め)という儀式が残っているけど、なんかタイミングがあってるね。
それはともかく、この時期に赤ちゃんはたくさんの予防接種を受けることになります。

定期接種
・B型肝炎
・BCG・・・結核
・4種混合・・・ジフテリア(D)・百日ぜき(P)・破傷風(T)・ポリオ
・小児用肺炎球菌
・ヒブ:インフルエンザ菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎、肺炎、敗血症
・MR(麻しん風しん) 
・水痘(水ぼうそう) 
・日本脳炎 
・ロタウイルス
任意接種
・インフルエンザ 
・おたふく 
・A型肝炎 

*ロタウイルスは令和2年10月1日から定期接種になっている。

母親の母乳と予防接種のおかげで、赤ちゃんは無事に大きくなっていく。免疫が弱まる時期には感染リスクを避けるために、できるだけ人混みを避けることが大切だと思います。子供は細菌やウイルスとの戦いで高熱を出しながら、少しづつ免疫も強くなっていくのでしょうね。獲得免疫も増えていくのでしょうね。
頑張れ!!!



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