こんにちは、らくだです。

 

多様性心理学でお伝えしている

子育てのイライラについて

シリーズでお届けしております。

 

 

今回は3回目。

 

※前回はこちら↓

 

 

イライラの原因、その1

肉体的な体力・苦痛について

お伝えしました。

 

 

 

 

今回は、

 

精神力

すなわち

メンタルの方の体力・苦痛

 

 

メンタルの体力って書くと

ちょっと混乱する人もいますが

 

要は、

 

肉体的な体力が、

身体を動かすエネルギーなのに対して

 

 

精神力(メンタル的な体力)とは、

感情をコントロールする力のほうです。

 

 

自分の気持ちを

コントロールする力がなくなっていくと

 

なにかと

嫌になります。

 

 

・気をつかう

・我慢する(押し殺す)

・要求に応えなきゃいけない

・不安

・混乱(わからない)

   etc...

 

 

こんな感じのことで

精神力は消耗していきます。

 

 

 

 

この

精神力のエネルギーも

肉体的な体力と同じように

 

その日に使える容量に

限りがあるんです。

 

それが、

 

【4、その日の精神力の限界】

 

 

 

 

その日の精神力は

 

有限で、限りがあって。

 

 

生活していると

その日に消費されていきます。

 

たとえば、

 

初めての環境で過ごす一日とか

勤務初日が

やたら疲れるのは、

めちゃめちゃ気をつかったり

 

慣れない環境で

何かとわからないことが多いからで。

 

 

 

子育てでも、

 

まったく同じ遊びをして

子どもと過ごすのも

 

自由が割ときく環境(自宅)と

気を遣う環境(他人宅)では

疲労感も変わります。

 

 

こんな感じで

 

消耗が激しくなると、

 

 

夜には

 

もう無理。

勘弁してくれ・・・。

 

になります。

 

 

ただ

 

そんななかでも、

日々の生活では

 

寝てるとき以外は

子どもはどうしても

何かと親に頼らざるを得ません。

 

 

そうすると

 

容赦なく要求をされる・・・

理不尽に心を削られていく・・・

こっちの気持ちは無視なのか・・・

 

 

そんな感覚に

みんな陥って

 

 

子どもにイライラしてしまうんです。

 

 

 

 

そして、次に、

 

【5、周期的な精神力の限界】

 

 

前回記事にもある

体力と同じで、

 

精神力(メンタルの体力)も

 

その日の容量は、

その日によって変わります。

 

容量が割と多い日もあれば、

 

 

なぜか

すぐに余裕がなくなる

自分の精神力の容量が

そもそも少ない日もあったり。

 

 

なんでかわからないけど

すごく無敵な感じがする日も

稀にあったりする。

 

 

これも

日頃の疲労感の積み重ねなどもありますが、

 

精神力の容量も

 

周期的な変動があるんです。

 

なので、

 

あのときの自分どこいった・・・。

 

なんて自分はダメなんだ・・・。

 

って自分がわからなくなっている人は

たいがい、この周期的な変動を

わかっていない場合が多く、

 

「今は低い時期なのかも」

「今は調子が上のほうの時期かも」

 

的な感覚で自分を理解できるだけでも

少し冷静になれます。

 

 

 

もう定期的に来る

生理みたいな

どうしようもない感じ。

 

 

周期的な変動の存在。

 

時間ではなく、

日数で見ていくと、

少し自分が見えてきます。

 

 

 

 

そして最後に、

 

【6、瞬間的な精神的苦痛への反応】

 

 

これは、

 

・気をつかう

・我慢する(押し殺す)

・要求に応えなきゃいけない

・不安

・混乱(わからない)

   etc...

 

なんかで、

 

よりインパクトが強くて、

 

瞬間的に

嫌だ!!!!!!と感じてしまう感覚。

 

 

自分が犠牲になって

要求されるような感覚とか、

 

 

思い通りにいかない!

ペースを崩された

そんな感覚が多いです。

 

子育てなんて

まさにこんな時間の連続ですし。

 

 

 

 

瞬間的なものほど、

反射的に

怒り嫌悪感が沸き起こって

ネガティブな感情に支配されやすくなります。

 

 

 

顔に表情がなくなって態度にでまくる新人社員

 

言われたことを無視しようとする子ども

 

布団に入って子どものウ〇コに気づくママ

 

(※感覚には個人差があります)

 

 

こんな感じ。

 

 

その日の精神力がギリギリのときほど、

瞬間的な精神力の苦痛は

感じ方も大きくなります

 

「あぁあぁぁぁ!もう!」

なんて言い始めたら、

 

もう、いよいよです。

 

 

クリティカルヒー-ットなわけです。

 

 

 

では、

ここまでをまとめます。

 

体力と同じで精神力にも

 

④その日の容量があって、

⑤その容量も変動があった

⑥瞬間的に苦痛に感じやすいものもある。

 

 

もし、イライラしたり

腹がっ立ったら

 

 

あ、自分要求されたって感じてるんだな 

とか

 

あ、精神力で反応してるんだな って

 

自分の状態をまず知る

 

 

イライラは、

反射的に

つい自分の外側(他人や子ども)にベクトルを向けてしまいますが、

 

そういうときほど、

自分の内側(なにが起こってる!?)にベクトルを向けてみましょう。

 

イライラしないとか

怒らないという目的ではなく


自分を知ろうとしてみる

という目的で。

 

ぜひ自分のペースで無理なく振り返ってみると

けっこうおもしろいですよ。

 

 

 

ちなみに、

 

体力と精神力はお互いに連動しあっていますが、

 

体力で

精神力を補う場合もあれば

 

 

 

 

 

精神力で体力を補うときもあります。

 

 

 

身体と心は、

 

お互いに

影響しあって

助け合っている

 

 

こんなことも頭の片隅に。

 

今回は以上です。